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▲HOME MTB山紀行と私的散策記。

9/30:キャノンデール屋さんと銀ブラり

2007/10/01(Mon)17:07


Cannondale屋1
日曜日に映画を見に行くついでに、銀座に出来たキャノンデール屋さんに寄ってみた。08モデルはローグレードが充実し、7万以下でキャノン車が買えるようになった。しかしミドルクラス以下は今期から全て台湾メイドになったという。よく見ると独特のフレームの接合ラグ部分が荒いな。
キャノンさんもニーズの底辺を囲い込みに必死なようです。しかしこのメーカーのブランド力は健在で、アイテムのスタイルオブパワーは群を抜くようです。景気回復基調の日本へは他にもGIANT SPECIALIZEDなども日本法人・アンテナショップを展開し、拡販に向け頑張っているようですな。

Cannondale屋2

Cannondale屋3

Cannondale屋4
そしてまだ映画上映までの時間があったので、暇つぶしついでに気に入りシーンをスナップしましたよ。

Cannondale屋となり1

Cannondale屋となり2

並木通り1

並木通り2

並木通り3

ガス灯通り1

ガス灯通り2

三原通り1

三原通り2

銀座和光

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9/12:自転車熱狂少年時代('70年代)

2007/09/12(Wed)01:50


ナショナル自転車カタログ

1970年代、世の少年達に大人気だったのが、電子フラッシャー&5段変速のセミドロップ自転車。その機能は自動変速/ラジオ/リトラクタブル・ライト/また油圧ディスクブレーキも存在した。そんなモデルカタログにかじりついては、当時少年世代はコロッと参ってしまったのであった。

そして親友が派手なエレクトロボーイを導入したものだから、それに対抗しセキネVX-GTOという機種を買ってもらった。しかし初任給7万円の当時4~5万円は現在価値で15万円位。原付バイクと同額なのに、親御様は相当ガンバッてくれたのだと感謝に思う。

ところが2年位すると、近所の兄ちゃん達はBSロードマンやらユーラシヤなどをビュンビュン乗りだした。それをまね余分な機能は取ってしまっても、どうもカッコ良くならずガックリした憶えがある。
当時私は海も山も近い城下町に居り、近所の奴らを連れいろんなシーンを駆け回った。今MTBでそのままの事をやっている自分は、ガキのまま変わらないと思いながら、おかしく懐かしく資料集めをしたのです。

'70年代に小学生だった方々、一番欲しかった自転車は何でしたか?これを見て、かつての憧れを蘇らせてください。エグい広告キャッチや車種名を見て、ググッとくるはずです。
(★印車種はクリックして拡大PHOTOが見れます)

【NATIONAL】

エレクトロボーイNEWZ

エレクトロボーイNEWZ

★エレクトロボーイZ・ブラックマスク

エレクトロボーイNEWZ

★エレクトロボーイZ・ブラックマスク

【MARUISHI】

ヤングホリデー18

★ヤングホリデー・アイトロン

★ヤングホリデー・アイトロン

ヤングホリデー・アイトロン

【MIYATA】

サリージャンボテクニカ

★サリージャンボテクニカ・オイルディスク

★サリージャンボテクニカ/SL-5JTB-A

【SEKINE】

WOLF VX

★VX-GTO

★ガルーダOIL-DD5

【BRIGISTONE】

★アストロG

★アストロG

★ヤングウェイ26

【FUJI】

ジェットファイアー5

【HIKARI】

★Ohダッシュデラックス

【TSUNODA】

「つんつん、ツノダの♪TU~号♪」TUセレクトフラッシャーDX

当時バイシクルとエコロジーの造語で「バイコロジー」という言葉があった。しかしそれに反し機能てんこ盛り自転車は、やがてスーパーカーブームに引き継がれるバブル突入の兆しだったんですな。だからこんな自転車達はもう二度と作られない、貴重な思い出アイテムになるのでしょう。

見るべしクリック!【ツノダ70年代TV CM】Movie
↑国内業界はハリウッドE.Tより進んでいたと納得。皆さんもメーカーの策略にハマりましょう。
最後の「二重面相も狙ってるよ!」のセリフで、
またググッときた!

そこで▲○サイクルに夢のマシンをオーダー。これで山道でも方向指示を的確に、後者も安心安全。フロア変速はちょっと大変。
【特注:ネオ・ボーイズ・ドリームX】

★NEO BOYS DREAM-X
「仮面ライダーも狙ってるよ!」
▼お気に召したらクリックください。
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No.30|▲○DiaryCommentTrackback()

9/9:ストア・デザイン探訪。

2007/09/09(Sun)03:09


paul smith Bike
知人より依頼があった店舗インテリア・デザインWeb制作の向学のために、ハイセンスな店の意匠を求めて霞ヶ丘から歩き彷徨う。
まず千駄ヶ谷寄り宅地脇にフィアット・トッポリーノが置かれるヘアサロンの牧歌的センスに目を奪われた。脇道なので誰も気付かれず、何気なく存在感を示すものだ。様相が進化するのは表だけではないな。この日は裏道に絞り行く事にした。
そして青山裏手では以前なかった店が、ショーウインドウが、サインが、暫く来ないうちに洗練されて現れる。路面店ブランド化の余波だろう路地裏でも大手資本が幅を利かせている。景気向上でかチープな店も建て替わり、そのうえ宅地買収で商業化が進んでいるようだ。

ヘアサロン?

ヘアサロン全景

ピザ屋

LVショーウインドウ
去年までこの街で仕事をしたのに変わり様に気付かず、浦島太郎カメラマンはハイデザインを追う。とにかくこれは!と感じる店先を周り、実る果実を集めるようにスナップを撮る。
そしてクタビレながら夕食を済ませ元気を補充。まだ取材不足だと、今度はひと気のない北青山側に向かう。するとこちら側も小振りな店の灯りが、夜行虫と化す自分を招く。終盤にはこんな裏側にあるかという場所に、自転車好きにはタマラナイ、ポール・スミスがあり辿り着いた。

ULTRA

セコンドハンズ

THE FILTN & Halley

ケーキ屋

ASO Gallary

win & sons

トライアンフ

Tumi

Spein Bar

Spein Bar
オーナー氏はレーサー志望だったから店で自転車も売る。しかし自身ではデザインはせず優秀デザイナーに任せっきりセレクトショップのオヤジなのだそう。けどここのオシャレ高級ジャージを着て、山走りなんて出来ないなぁ。などとぼやきB1に行きパーティーに紛れた。しかしまぁ皆オシャレだこと。絶大人気を誇るこのブランドは世界での売上で日本が一番という。ほとんど日本製なのだから、英国ではまるで日本のブランドだよね。と言われるようだ。
今日は散策続けて、人の心を打つ意匠とはどんなものか。刺激を受け、見聞広めたデザイン実地研修でありました。

paul smith 1F

paul smith 1F

paul smith 2F

paul smith 2F

paul smith B1パーティー

参照:paul smith Hongkong路面電車

SOHOロフト的ビル

No.29|▲○DiaryComment(0)Trackback()

9/8:絵画館にて。

2007/09/09(Sun)02:34


ユニコーン像
暑さもまだ去りえぬ青き夏の空。懐かしの聖徳記念館に20年ぶり位にやってきた。館内の絵画はほとんど覚えていなかったが、近代ヒストリーの絵巻のように時代順に時々の出来事を綴っている。どれもかなり大判の絵画で日本を動かした歴史を刻む。休日というのに客は少なく、後半は独占状態。広い空間で周りを見回し放心していた。

全景

エントランス1

エントランス2

展示室

展示室セーリング
そして館に隣接する有料公園に初めて入る。児童向けの遊具が沢山あり、子供達が大はしゃぎ。愉快にその脇を進み小高い丘に登ると、なぜかもうドングリが沢山落ちていた。そしてその裏に想像もつかず滝が流れており驚き、ひとときの清涼を得る。レストハウスで風に揺れる木漏れ日をただ見つめ夏を見送る。

隣接の公園

園内滝

レストハウス

並木ベンチ

No.28|▲○DiaryComment(0)Trackback()

9/3:空間を仕切る線

2007/09/03(Mon)14:15


国立新美術館1

国立新美術館2

国立新美術館3
私はこれまでグラフィック・Webデザインを生業としてきたけれど、それらはどうしても2次元どまり。工業・建築の3次元デザインに関しては羨望やまぬところ。それは世に出る作品が永く残るからだ。建築全景もよく撮ってはいたが、たまには視点を変えて、一遍の形をトリミングし撮ってみた。人が関心を示さない仕組みに絞る。

国立新美術館4

ミッドタウンDesign Hub

ミッドタウン・モニュメント

ミッドタウン21_21-1

ミッドタウン21_21-2

ミッドタウン21_21-3
それらを見渡せば全ての線は空間を仕切り成り立つ。多様な方向にまたカーブを描きどこかに結ばれる。立体構成も2次元化することを認識できる。高所の恐怖も、偉大さを仰ぐことも全て立体臨場が導き描くもの。記憶にも次元があり、やがては絵として記録される。事象表現に未だ限界を示した者はいない。だから明日も2次元にへばりつきながら、真正面で見て耐える創作をしようと我が身を励ます。

森美術館ル・コルビジェ展1

森美術館ル・コルビジェ展2

六本木ヒルズEgoist1

六本木ヒルズ展望フロア

六本木ヒルズEgoist2

No.25|▲○DiaryComment(0)Trackback()

9/1隅田川・夜の想い出くぐり

2007/09/03(Mon)00:25


(9/1晩夏・えんこ巡り-2)よりつづく
浅草の街をあとにして吾妻橋越しで開かれる墨田・野外ライブへ出向く。「イッツ・オンリー・ア・ペーパー・ムーン 」「オール・オブ・ミー」 など夏の終わりの風にあうジャズスタンダードを岸辺で聞けた。
そして定期便最終ボートで夜のクルーズに乗り込む。東京河川ではひときわ個性のあるのが隅田川に架かる橋の数々。それらをくぐっては、一つひとつ名前を思い出しながらカメラに収めた。





今ではほとんどの橋にイルミネーションが施され、夜でも識別しやすくなった。かつて車で、自転車通勤で頻繁に往来した橋は今日も整然と構えている。こんにちは。さようなら。行っては帰り、何度墨田の川を横切ったのだろう。







下町に住んだ頃はよく岸辺や埠頭で佇み、街の明かりが揺らぐ水面を見つめた。瞑想にかかるように安らげたのだ。そんな「水が見える景色」を見つけては人に伝え共に来て語らいだ。
住まいが変わり、もうそんなことも無くなってしまった。橋と想い出がスクリューの泡の向こうにかき消えて行く。こんにちは。さようなら。またお会いできますように。

No.24|▲○DiaryComment(0)Trackback()

9/1晩夏・えんこ巡り-2

2007/09/02(Sun)03:58


花やしき・回旋塔
(9/1晩夏・えんこ巡り-1)よりつづく
寺境内の喧噪を抜け、また懐かしき「花やしき」に辿り着く。ここは昔は入場料がなかったのだが、これが残ったこと幸いだと気前よく入る。なぜならば2年位前にここは廃業寸前だったというのだから。
それを聞き付けた周辺有力業者が多く、再建の名乗りを挙げたそうだ。花やしきが無くなったら寂しがる人が沢山居たんだね。

回転木馬

射的・ジイちゃんとボク

世界最小・観覧車

ひといき休憩
そして新しい再建者は隣街・蔵前のオモチャ屋。バンダイ(バンプレスト)なのだ。経営陣がきっと少年期に「花やしき」で幸福な時を過ごしたのに違いない。下町人情の救済というわけだ。だからか昔なかった近代アトラクションも追加され、職員も若返りしていた。
でも古くさい生き残り遊具ばかり興味をもった。自身も学生時代を経てもなお、時折ここに来た。淡き想い出もある。ここは記憶の中の「大きなブリキのオモチャ箱」なのだった。
好意染み変わらぬものほど、安堵感を得るものはない。今日も明日もここで人々の笑みが絶えないように。

笑い声が回る、まわる。

アンチック回転木馬

No.23|▲○DiaryComment(0)Trackback()