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12/4:晩秋【四寺院・紅葉巡礼】川口編

2013/12/04(Wed)00:00



かつて当方が抱いていた埼玉県川口市のイメージとは、キューポラのある鋳物工場や新興住宅地が広がる街との印象があったもの。しかしそれは中心地である鳩ヶ谷以南の低地エリアにかけての様相である。
この市に自身が移転して来て半年経ち把握するに、今居る北部台地の安行・戸塚地区は造園業が盛んで近郊型農地として発展した地域なのだった。だからこそ公共の場にある「街路樹は盆栽の如く…公園生垣はピシッと角刈りに…」地域業者の剪定手入れがいつも行き届いて見事なのである。





時折ここらの標高15m程の台地だけ霧に包まれても、1km至近の低地駅前は晴れていたり。その気候の差には驚くこともあった。界隈には寺社も多くまた造園業の樹木畑が囲み閑静な雰囲気が漂う。今回12/1には紅葉名刹と知られる[1.西福寺/2.金剛寺/3.興禅院/4.密蔵院]を彷徨ってみた。
最初の訪問は西福寺で台地上とはいえ三角点まである。クライム登頂しては下界景観もよろしい山頂なのだ。ここの三重塔は高さが23mあり県下では一番高い木造建物である。そこから結ばれる未開発の谷間にはクルマが通れぬ竹林トレイルが在り、住宅造成地脇を疾走出来る様は痛快である。





そして寺院敷地以外にも紅葉取扱専門の造園業者もありその樹木畑が一般公開で見られる。それらに触れてはどんな方々も溜め息をつくもの。当地域の周りには[北に大宮新都心/西に浦和県庁/東に日本一のモール・レイクタウン/南に北区・足立区]とその喧騒までいずれも7kmも離れていない。
それに関わらずまるで取り残された「辺境で憩いの景観」に浸る気持ちになれるのだ。選んだ四寺院はどこも静寂で品格漂う佇まいだった。「樹々の枝先を辿れば、紅に染まる葉は風に吹かれ、そして手を振るかのように我れを励ますのだ」一番好きな季節を憂いまた見送る想いであった。







































▼紅葉巡礼四寺院Web Photo Album
1.補陀落山・西福寺:川口市西立野420
2.富雙山・金剛寺:川口市安行吉岡1361
3.瑞龍山・興禅院:川口市安行領家401
4.海壽山・密蔵院:川口市安行原2008






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11/29:【悪質盗難犯行】から立ち直るカスタムの巻

2013/11/29(Fri)03:26


▲盗難前仕様Giant NRS1最後の図

昨11月15日未明、常時利用の駅駐輪場にて弊NSR1お散歩号の[ステム+サドル+ポスト]が盗難に遭う。交番至近なのに工具を用いよく分解したものだ。その初めての悪質犯行に愕然とした。他にスリック仕様通勤号も有るのだが、お散歩号の需要も増している。なのでその夜には新パーツを通販にて求めていくのだった。


▲TIOGA CNC-X Bone MTBステム
◆2014-T6アルミ鍛造切削◆アングル:105度◆スタックハイト:38mm
◆25.4mm-100mm ◆180g ◆25.4mm-100mm ◆¥8,190


▲Shimano PRO PLT A シートポスト
◆AL-2014 3D鍛造 ◆1ボルトウェッジクランプ ◆20mmオフセット◆225g◆¥7,950


▲DEFACTO SDL2060 スポーツサドル
◆ブラック&ゴールド◆¥6,500



以前はカーボンフレーム・ハンドルに対し同素材のポスト+ステムを用いたが、カーボン同士だと接触面が滑る傾向が有り締め過ぎる事があった。なので今回はアルミ鍛造製品を採用する。そしてステムはブラックベースに凝りもせずゴールドパターン仕様にカスタマイズした。眼前に在るコクピット周りを良いものに換えカラーコーディネートするといい気分になれるものだ。





このNSR1号も早10年来の相棒。当世代カーボン素材は30t中弾性位しかない代わりに新モデルより肉厚ではある。しかしフルサスのせいで全然ヤレる様子がない。さすがLA五輪XC優勝モデルならでの軽量+丈夫さであると思える。
時を経た昨今新技術では形状設計の自由度に増し、比剛性・振動吸収性も格段に向上し超高弾性50tまで登場している。カスタムアップしたこの機会を境にさらに大事にしようと思えたこの頃。以降はサドルレールにもワイヤー錠を掛け大切に乗り継がなくては、と反省する也。皆様もご愛車の保管での過信・油断は大敵です。どうかご愛車をいたわりお守り下さいますよう。




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No.504|▲○Report & PlanComment(2)Trackback

2/11:ケミカルチューン【イノテック105】レビュー

2013/02/11(Mon)00:43



2月初め清瀬市にあるサイクルショップ[ROUTE610]に久しくに2度目の立ち寄りをした。人当たりの善いオーナー店長に「ベアリング打替作業可能か?」尋ねた。的確な応答を頂きつつ乗り着けたMTBを見られるなり「マウンテンリングスさんですね」と言われたことに驚く。日頃弊Blogを閲覧頂き知って下さったことの有り難さである。この日はケミカル類を頼み後日伺うことに。


▲【イノテック105】200ml:1,995円/1000ml:4,200円

後日再訪で巷で評価の高い【イノテック105】を購入したが、これまで使用していたFINISH LINEクライテックとは違う従来に無い画期的機能・用法を伺う。
[特徴要約]
1.チェーンを脱脂し添加オイルが乾燥すれば薄被膜が潤滑役目を果たす。
2.チェーン表面が乾状態で、泥・ホコリを寄せ付けず触れても油が付かない。
3.チェーンとギア摩擦抵抗も少なく漕ぎが軽い。泥が付いたら水洗で大丈夫。
4.一旦ベース脱脂すれば後は必要なく走行300km毎に上塗りするだけ。

▶【イノテック105輸入代理店Trisports】



金属パーツ中でチェーン汚れが一番しつこいので、マニュアルには書かれない我流脱脂術で徹底的にオイルカットする。
1.クリームクレンザー+中性洗剤で上下側4面をタワシ擦りで念入りに洗浄。
2.パーツクリーナー液とチェーンをペットボトルに入れふりふりシェイク洗浄。ボトル底に黒ずみが沈殿。(×2回)
3.ペットボトル内を熱湯+中性洗剤に替えまたシェイク洗浄。強く振ると暴発するので気を逃がすようフタを緩めに締める。そしてゆっくり振ること。
4.ここまでやれば廃油汚れは抹消できる。念のためコンロで炙りチリチリ燃えがなければ脱脂完璧。(チリチリ燃えは油カス)



5.通常方法ではチェーンをトレイに拡げ置きイノテック105を充填。蓋トレイを被せ振りながら浸透させる。
★自身が実験的成功した手間が掛かる方法は、物質を高温にして蒸発させ処理物に吸着させその表面上に物質の固体被膜を形成する[物理蒸着]方法。
始めにチェーンを2つ折にしコンロで20秒炙り高温にする。それをトレイに拡げイノテック105を充填。蓋トレイを被せ振りながらくまなく浸透させる。やや煙るがそれは不要な添加溶剤の蒸発気化で表面乾燥も早くなる。ここまでして下記動画のように実証できた。(炙り火傷に要注意)
6.なるべく日干しで吊るし乾燥で24時間放置。



この添加オイルは主用途をチェーンにと書かれており、それは多くのロードユーズでのブロガー方がレビューされている。よりハードな使い方のMTBへの採用はまだあまり見られず、これもチェーンまわりに留まっている。
自分的には水・泥にまみれるMTBへは[チェーンに接する全パーツ+サスユニット可動部]までイノテック105添加してこそ最大効果が得られると判断。そして分解施行に至りもう半分オーバーホール的で面倒だがコツコツとやる集中力+時間が必要であった。



ボトルから直接注油すると無駄に出過ぎるので、小皿に注ぎ筆塗りすることがムラ無くできる。塗りたては灯油系の匂いがするが、サンルームに日干しし乾燥後は気にならない。メタルパーツ全点×2台分をギンギラギンにコーティング完了。
そして乾燥後はチェーンに手で触れてもベトつく事は無い。汚れにくいので後のメンテにもそして山での担ぎ+輪行には最適であろう。



そして組立て後の効果だがそれはスムーズそのものだったが、乗り味を表現するよりも「マシン自体の回転性能を見る方が易し」とレビュー映像を撮った。想像以上の効果が出たので動画まで作れた。チェーンデバイスのテンショナー抵抗を掛けてさえも快適に廻るものだと思えた。

はじめにクランク高回転させるが、手放しから空転後にシフティングだけするとリア・カセットはゆうに変速出来た。そしてより負荷が掛かるチェーンリングの加減速をも[インナー→ミドル→アウター]まで変速出来てしまった。以前に施したBB+ハブベアリング交換効果もあるのだろうが、それだけでは起きなかった現象なのだ。この一層のスムーズさには驚いた。



変速+張力があっても40秒空転するのだから、ノーテンションで回せば1分以上空転できることは当然と思った。そんな高性能を目の当りにし残り2台MTB含め4台添加してしまう。それでも使用量100ml=1000円以下なので耐用が長いなら廉価だと思える。サスインナーにもコートしスルスル気持ちよい動作感が得られた。

元々この製品は産業機械用だそうでエネルギーロス軽減や摩耗減少で部品寿命が延び、メンテナンス回数削減を実現できるという。各部動作がスムーズになれば操作上安全にも繋がると思われる。今回コート作業で「どんな道具でも大事にすれば、やがてそれらに助けられる」ことを実感出来るよう期待している。



この度店にうかがった際に有効知識を伝えて頂けた【ROUTE610:武藤店長】に大感謝です。どうか店長イノテック105をチェーンだけでなく接触メタル全部に勧め世に広めて下さい。効果測定は本稿「mtrblog動画を見ろやぁ」でどうぞ。

▶【サイクルショップ ROUTE610】
店舗所在:東京都清瀬市竹丘2-14-39 Tel:042-493-5949
営業時間:月~金=11:00am~8:00pm/土・日=12:00pm~8:00pm
定休日:水曜/第3火曜




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2/4:【蘇る懐かしき道を往く】の巻

2013/02/04(Mon)04:05













2/3(日)奥多摩山系中核あたりのピーク900m級からなだらかな尾根を往く。たった一週間前の奥多摩湖側は残雪激しかったが、こちらはすっかり無くなっていた。日射が強く気温も高まり拍子抜けに快調に進むが、メインの稜線は小春日和を求めてのハイカーさん方が多かった。快晴での挨拶はやけに明るく感じた。我らの目指す核心部は後半の寂しいはずの尾根なのだが、そちらまでにも人々は押し寄せるのだった。まとまった方々に先に行ってもらえるよう自分達は尾根上小ピークに幾つもせり上がりアタック降下でやり過ごす。距離の割には登り降りを繰り返し、同行AI君の新ドロッパーポストも大活躍。その効果に大納得の様子だった。









本来後半もこのメインの稜線末端まで進むかとも考えたが、5年ぶりくらいにかつてエスケープ道として用いた支尾根を覗きたくなった。快調に下る事は記憶に有ったが、路面はキレイに払われ水捌け工夫までされ、タイトだったトラバースもやけに広がり林業道のごとく整備されていた。東京山道は道標設置しかり多く改善されていると思っていたが、こんな末端ルートまで登山ブームの恩恵が浸透していると感じた。おかげで調子に乗った二人は狂ったように転がり出す。大スリップしてもズッコケても再度のアタックに興じる。それは少人数での良い面だろう。昇り降りで3時間山中で過ごすが達成感充実のゲリラ活動だった。













▶mtrwed◆Vol.3【2/3:蘇る懐かしき道を往く 編】


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1/27:【雪上探索・ラッセル隊滑落狂走】の巻

2013/01/27(Sun)19:51















1/26(土)奥多摩1300m級未知の山を開拓するために1000m位登ったはいいが、這い上がる登山口以外のMTBを押上げ可能ルートは氷結し先も凍えるようだった。やむなく導入確認だけにし近隣山に向かう。よもや山上の状況確認は現地まで判断出来ぬものと学習。せっかく遠方より参上YZ氏のためにも当山系で挽回と馴染みの尾根を目指す。往けそうなトレイルなはずが積雪多く峠口を塞いでいた。代案で別の導入巻道で担ぐも吹雪くオフキャンバーで煽られながら1150mピークまで着けた。降下していく九十九折の未踏の新雪は思いのほか厚い。勢いつけないと埋まる程だった。まあどうにか漕げる程度で久しぶりの雪上滑走となる。









進むうち雪に埋まり前輪揺らす我が姿見て皆がおかしいと言うのだが、そんな後者はつけた轍に沿えず慌て駆ける。当惑し寒さも忘れバームに突進したりコーナー外に落ちたり。何度も弾け積雪クッションに委ねるように飛ぶのだった。また起きては賢明にペダルを漕ぎ回すが普段豪速で往けるトレイルなのに散々回転させないと進まず呆れた。あと5cm積雪厚ければ降参だったろう。思いのほか残雪が多いのでこのエリアは当分走れ無いかもしれない。通常の3倍位パワーを使い駆け巡る雪道では修行のように無心になる。かくもこの状況を選んで来れないので貴重な体験か。麓に着けば周囲の雪景色に励まされるような快活な心持ちになれた。
















▶mtrwed◆Vol.2【1/26:雪上探索・ラッセル隊滑落狂走 編】


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1/15:【mtr2013グランプリ開幕】第1戦の巻

2013/01/15(Tue)05:49















昨秋より久しく1/13奥多摩山系サーキットに下り系山バカばかり5名集結。ようやく本年GPシリーズ開幕である。稜線の広葉樹は落葉し空開け道は明瞭。しかしこのテクニカルルートを高速で往かれるとクラッシュ必至だなぁと危惧する。とスタート5分でFK君が急傾斜トラバースでコーナー外前転技を披露。立ち直りまたその直後RDハンガーをぶち折る。丹念に修理完了してまだ燃えていく気満々。そして本トレイルスタイルを覚えた頃に、先行く連続ブラインドコーナーでは木立激突+岩除けクラッシュなどMG君が果てていく。もう中盤までで5回は大転倒メイクしこれだけで[2013クラッシャーズ選手権]上位確定になった。









今回久々登場の三兄弟は失敗に懲りない野獣なり。残るは長男ST君の跳躍を期待するが、なぜか彼だけはスイスイ追いついてくる。新鋭フルサスを駆り大体格比重活かし調子良く攻めていた。後半は従来接続していた尾根でなくさらに激しい新規の尾根にトライしていく。落葉が深くホイルハブまで埋もれるほどだがそれを蹴散らす程に傾斜は強い。要所バームの霜をバリバリ蹴散らし、不意に落葉に後輪がスライドし運ばれたりする。本来各位の見栄張りシーンを沢山撮影しようと目論んだが、午前の故障修理やクラッシュで時間が押しノンストップでフィニッシュしていく。冬の寒さも吹き飛ばすほどの[熱いヘボ1グランプリ]であった。
















▶mtrwed◆Vol.1【1/13:mtr2013グランプリ開幕編】


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12/26:【奥武蔵2012山〆疾走】の巻

2012/12/26(Wed)03:34













本年最終山行きが更新され12/24に正規で〆ることに。賛同は5名で内2名はHina氏が前日某丘陵で出会ったymmr32氏・ODR氏。よく昨日の今日で参加してくれたものと感心する。そんな招待試合でもあるので奥武蔵好評価ルートへいざなう。900m級ピークは0度位しかなかったが、スタートでの大担ぎからそして先は長いのに無理目な激降下で皆ヒートしていく。林間を巡ればもう寒さも凌げ巡行していく。長大尾根後半は植樹整備+間伐がしっかりされて里側景観がよく望めるようになる。気温もかなり上がったせいで乾き澄んだ風が心地よい程になって爽快に感じた。やがて差し掛かるジャングル状降下からが当尾根の真骨頂。低木囲いで先が見えない事がスリルを与えるもの。













各位の慌て声が増えハイテンションで進むのだ。この第一尾根は昨年現れた資材搬送用ゲレンデ状スロープを激降下し無事ゴールと成った。続いて第二尾根は隣接した430m標高まで登頂。こちらの方が初走者ならエキサイトするだろう。なにしろトラバースや湾曲コーナーが皆無な直行スタイルであるからしきりに降下するのである。初めて実走に触れた29erフルサスマシン(オーナー▶ymmr32氏:中華カーボンBlog)の走破性は相当な性能だと評価できた。また▶ODR氏共に道中たいして語らずとも疾走リズムが同調し享楽の様を感じることができた。やはり山バカは同士で往く事が肝心である。この最適気候トレイルではエキサイトでき誠に山走り〆に相応しいフィニッシュであった。













▶mtrwed◆Vol.21【12/24:奥武蔵2012山〆疾走編】


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