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▲HOME MTB山紀行と私的散策記。

11/1:紅葉は落ち、我らも落ちる秩父の山の巻

2011/11/01(Tue)00:56









半月前の奥秩父行きでは10月初めでもで寒く紅葉進行中だった。そして10/30はさらに40km都心寄りの秩父山系にも秋の装いが迫ってきた。この山ではかつて散々駆けたはずだが、今期は方々探索に励んだので1年振り参上になる。

今回は以前山行約束したが体故障より改善した【icofit氏:ICOの秘密】もようやく登場。そして相変わらず自己主張強い【ARA氏:週末はMOUNTAIN】/【までぃ氏:MTBあっぷでーと】/【さいくろん氏:にわかサイクリスト登場】/ET氏/TAK氏も元気過ぎ。その8名は彩りに染まる尾根で踊るように駆けるのである。









道程ではここも風害のあとでかなりの落枝・落石が散かっており、障害物走になり始終忙しい操りになる。参加者中6名は初山だったので、当山の特異なチューブライド連続ではかなり刺激を受けたようだ。
動画記録には緊張から安堵に変わる歓びの様が映る。考えてみればこれほど大勢で駆けても他者を意識せず、集中に勤しむ嗜みもそうはないだろう。それには行程にて予測と結果確認の連続をしいられるからである。









午前DHですっかり新陳代謝活性になり、昼食の定食屋でのバカ盛りメニュー(ラーメン1リットル・唐揚500g定食)も皆あっさり平らげる。あぁ実にシンプルな幸福感たるや。そして午後はノンストップのコースターラインに挑む。
行く手では傾く巻道で滑落したり、薮に突っ込んだり。トラブルが相次ぎ隊列が伸び後方で雄叫び響く。落葉が敷かれた道を山バカ達は喜び踏みしめる。七転八倒にも懲りず笑い山並みを巡るのだった。いくら自分は素晴らしいトレイルを知っていても、ここが初めての6名の感動は大きく印象深いものになるであろう。



→mtrwed【10/30:紅葉は落ち我らも落ちる秩父の山編】写真記録



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10/10:奥秩父・断崖絶壁大探索の巻

2011/10/10(Mon)13:38


▲本物のヨセミテ国立公園

10/9奥秩父・県境の岩峰に3名で向かう。その麓から見上げる双峰は荒々しく畏敬の念にうたれる山容である。今春この[関東のヨセミテ国立公園]のような岩峰行きを目論み適期を模索し、そして半年すぎようやく目指せることになる。
登山口から目的の絶景だと言われる峠に至るには大担ぎ押上げも辛抱せねばならぬ。また狭道崩落などがあったのだがガイドロープもつけられどうにか難所もクリア出来た。頑張って絶壁巻道の森林をぬければ、素晴らしく開けた大伐採谷へ辿り着く。それまでの苦登も忘れるくらいの絶景が開け心ほだされる。対向には霊峰・両神山も聳えその偉容さにも敬服する。











さて待望の大伐採谷への突進は尾根下の巻道を進むが、それは谷側に傾き狭く縁側はもろく非常にスリルがある。コーナーでは遠心力で壁側に振られその反動で谷側に押し出される。そしてコントロール不能ならそのまま滑落するきわどさ。
伐採で余計に高度感があるので、高所恐怖症ならばまるで進めないかも知れない。絶景を眺めながらの走行はとうてい無理だろう。その集中緊張の連続の谷降りは今回一番の超絶エリアだった。











そして尾根上延長ルートを企み登り降りを繰り返す。道を違え迷走しては異方向に降りたりした。結局は思いもよらぬ尾根逆の群馬側に進むのだが、長いダート林道をDHで降りられたのは幸い。置きクルマにも近く運が良かった。
ひさしぶりの遠隔地山系の探索行だったが、道標は朽ち登山道整備もままならずルートファインデングは至難であった。しかし岩峰であっても道を選び間違えなければ豪快なDHが出来ることを確信できた。気力念力を存分に使った探索で充実をオーバーした思いであった。













→mtrwed【10/9:奥秩父・断崖絶壁探索編】写真記録


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9/26:嵐のあとの障害物走DH大会の巻

2011/09/26(Mon)05:42















9/25久しくの二ヶ月振りで奥武蔵山域に向かう。当日はここ一年のお付き合いで懇意交流頂く、あさまさ王までぃ閣下サイクロン殿下・TAK王子が登場。以前より気に掛けておられた二大縦走山行をようやく紹介できるのだった。
しかし昨台風が過ぎ残した爪痕は予想を越え激しく。細い掘割り道はやたら溝が掘れ土砂が流されたようだ。やや走れるようになれどホイールに落枝刺され、斜面に積もる杉の葉枝は驚くほど滑った。また倒木くぐるリンボウ大会も始終開催。















この期に及ぶ風害跡はいずれの山系でも同じだろう。各位初山なので実地実際のワイルドさにそれはそれは歓喜か驚喜か騒ぎ立てた。至難においても行ける箇所は思い切り楽しもうと皆は曲芸走行に励むのであった。
様々な自然驚異に晒され呆れながらも、こんな障害走に我は試されていると言い聞かす。最終ゴールでは今までに無い障害を越えこの身活かされしと達成感ひとしお。「あぁ、仰ぎ見る初秋山並みは、悟空が彷徨う仏の掌の間の如し也...」


→mtrwed【9/25:嵐のあとの障害物走DH大会編】写真記録


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9/20:甲斐の國山系開拓+滑走の巻

2011/09/20(Tue)02:02









一ヶ月前山梨王岳・鬼が岳方面へ出向いたがそれはフルDHだった。今回9/18は前半は同様に快適なDHなので、初参加貴兄はこのシーンの雄大さに感心歓喜し蛇行して行く。しかし後半には違うワイルドな大上り覚悟のルート探索である。
自分も初めてなのだが地質学記録を読んでまで挑んだ複雑な道だ。その径路は頻繁な上下移動でまるでスーパーマリオのように進み可笑しくなる。また方向もくねくね変えて行き、時計のコンパス機能が無ければ確実に迷うところだった。なにせ深い原始林なので動揺もした。しかし地図を信じて行けば40分位彷徨いようやく見覚えのある大樹の森ゴールに到達した。皆で頑張っただけ昼食も旨しであった。









午後はまた南方向の富士山麓ふじてんゲレンデへ移動する。午前に山中迷い時間超過のおかげで14時着になったが、初の者3名にルート概要も説明せず引き回す。前日の雨後であり暗部は前回よりかなり滑る。
慣れた者も指導にあたる余裕も無く、皆慌てては大転倒し放題。自身のジャンプクリアの後方で着地滑りで大破者発生。指示したプロテクターを着けず甘く見た結果、A氏右腕が擦過傷スリオロシリンゴに。自分もあとで一本橋転落クラッシュした。皆も散々な目に遭い、それでもピンチを乗り越え駆け狂っていた。あぁ今回はドタバタながら、なかなか濃縮メニューでの集中修行だった。










→mtrwed【9/18:甲斐の國山系開拓+滑走編】写真記録


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No.411|▲○Report & PlanComment(2)Trackback()

9/10:【ダメージテスト】我流フレームガード

2011/09/10(Sat)01:33



昨8月初めの当方ロッキーマウンテンAltitude完成後に→山走同志J1Low君よりフレームガードの薦めを賜る。昨今新鋭フルサスモデルは低重心化でBB位置が下がったり、ダウンチューブ下方のハト胸仕様が増えたという。その煽りでかロックセクションでBB前チューブが凹んだ本人愛車写真を送ってくれた。

タイミングよくMountain Bike ReviewサイトでDamage Afterなる課題のフォーラムを見ていた。そこでは参加者ダメージ自慢大会を開催していたが、中にはきちんと対処する人もみえた。ダメージを喰らうフレーム箇所は[ダウンチューブ/トップチューブサイド/チェーンステイレフト]が多いようだ。またこの頃ハイグレードモデルには最初から専用チェーンステイやダウンチューブガードが備わるモデルも有りその仕上がりは優れたものと感心する。


▲INTENSE Carbon Carbine

▲TREK Remedy 9.9 Carbon

フレーム自体の材質的特性では、弾性範囲で変形のしにくさを表す物性値であり、弾性変化内での応力とひずみの間の比例定数の総称を[弾性率]という。アルミ合金の値は69でカーボン樹脂は120-150と2倍の弾性があるようだ。
それぞれの応力とひずみの関係は線形ではなくなり、応力を取り除いてももとに戻らなくなる現象を[降伏]と呼ばれる。また外部よりの衝撃を受け止めるせん断荷重に対する弾性率として[せん断弾性率]もしくは[剛性率]といわれる。

実際のトレイルでは岩石打ち付けによるダメージが多く、アルミは凹み戻らず亀裂が入る。このような特性だからバネ材料に出来ないのだが、軽いかわりに疲労限度は低いという事。カーボンは衝撃後ある程度は形が戻るがひび割れする。炭素繊維劣化はほとんど無いのだが、形成する上での樹脂がキズや紫外線等で劣化していく。割れるというより千切れるという状態で破断する。


▲Quoted from the Mountain Bike Review Forum

▲Mr.J1Low : Foes XCT5

世の乗物の中でも[フレーム構造=全車体]という仕組みは自転車の宿命。常に押され引かれる応力に晒されている。様々なダメージを受けまた部位と衝撃度によっては、人体が膝カックンを受けたようにフレーム強度がたちまち削がれ耐性バランスを失うのである。
様々な材質の耐衝撃強度を計測をするTREK社・試験映像があった。しかしそれは材質個別だったので[アルミ→カーボン→カーボン+プロテクト]と分かりやすいよう比較ムービーをまとめ組んでみた。









▲Quoted from the Mountain Bike Review Forum

▲Quoted from the facebook Rocky Mountain Bicycles Mr.Frederic


▲My Bike Altitude70 RSL Custom

9/14ご投稿:▲なたじごジャパン様 Bike Giant Trance=自動車ロッカーパネル保護用

実際の岩場・砂利道など疾走し「カコーン」と響く音は聞くに耐えず、確実にダメージを与えている。いくら丁寧に駆けても跳ね返り石を防ぐのは容易ではない。それを防ぐガードがエントリーモデルに装着されない理由は?それはもう悪路で壊してもらって新たに買わせるメーカー側の販売戦略であろう。

MTBダメージにまつわるフォーラムやコミュニティ参加の方々にも上記の様に既製フェンダーを改造し、またカーブ形状を合わせ涙ぐましい苦労をしている。当方は偽カーボンシートとラバーフォームを合わせしばらく運用してみることに。我らは過酷シーンで愛車を扱うのが当然なのだが、少しでも工夫してダメージを恐れずトレイルランを楽しみたいものである。



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9/3:天に向けた花束【HEAVENS FLOWER】

2011/09/03(Sat)00:00



昨週末に住処界隈で開催された花火大会に出向いた。今年は大震災余波で大会中止も多くあったようだが、それら未使用花火を全て被災地に持ち運び復興激励大会をすればよいと思えたもの。「復興」で思い出すは小説家・森村誠一氏の少年期の話。空襲で丸焼けになった廃墟から誠一少年は満天の星を仰いでは励まされ、己の生命を認識し懸命に生きようと決心したという。
そのことを想い絢爛花火の下で我も感動することが今世に生かされる証と意識する。辛い事も嬉しい事も感じられるのは生きるがこそ。何事も感化されたことは行動への機会になる。この夏ももう終わり。映像テーマは【HEAVENS FLOWER:幻想と現実そして希望へ】天に向けた花束を記録しよう。










▲BGM=Astor Piazzolla:Oblivion[忘却]/フルスクリーンでご覧ください▲






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8/18:富士山麓ドタバタW-DHの巻

2011/08/18(Thu)01:32







8/16(火)快晴の富士山麓に元気野郎4名が集結なり。まず9:30amからは富士向かいの山系原生林DHランである。1000mを超える気温は20度とかなり涼しかったが、各位初ルートなので好奇心ともに意気込みアツし。今回は本格山系を駆け新車おろし性能テストをすべきモデルが2台。→windsurf氏のSpecialized Stump Jumper FSR Eliteと当方Rocky Mountain Altitude 70RSLである。みな性格の違うフルサスなので全機種乗り回しては乗り味の違いを確かめたのだ。







この廃道同様の旧登山道では岩崩れの箇所もかなりあり荒れている。総距離は14kmで傾斜はゆるくDH→XC→DHを繰り返す。なので前後サス性能テストには最適なハードポイントが多くあった。やがて後半おおらかな原生ブナ林・大きく横たわる苔むした根の偉容にふれる。これまで自分は何度もここを駆けたが、首都圏山系では見れないワイルドな情景は我々を癒し励ましてくれるようだった。

本来全ルートは3時間以上かけて悠々と巡ったものだが、今回は午後から富士山側ふじてんに移動するので、2時間で走りきることが目標になる。なのでのんびりもできず休憩も減らしハイペースで駆け歴走最速のタイムでゴールできたのだった。







さて午後の部はふじてんDHへ。富士宮側イエティもMTBルートを作る噂を聞いたが実現されてないようだ。今季のふじてんは新コースも増えたようで期待を持てるもの。ここの常連クマ君の案内で新ルート・ポイントなど教わりながら、何度もリフトに揺られ立て続けに駆けまくる。各道程距離は1kmくらいで短いながら工夫を凝らしたルート設定である。

乗り馴れたつもりで調子に乗りつつ自分が芝上滑りで薮に突っ込んだり。また岩石につまずきコースアウトする者有り。そして新ジャンプでのキッカーに突進し跳躍挑戦したり。と休む事も忘れたようにはしゃぎ駆けるのだった。全5ルートを巡るうち3時間位遊ぶには充分なアトラクション的コース作りだと思えた。







新車テストランにしては二山累計6時間以上25kmDH駆け巡り頑張り過ぎたが、Stump Jumper FSRとAltitude 70RSLともにパフォーマンス良好だと確信できた。あらためて機材の進化は我らのヤル気をサポートしてくれるものだと深く関心したのである。快適気候に恵まれ[雄大トレイル+壮快ゲレンデ]特盛セットは無事集結。始終ハイテンションに過ごせた。それは久しく筋肉痛のオマケまで頂戴するほど今期最もハードな一日だった。


→mtrwed【8/16:富士山麓W-DH 編】写真記録


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No.405|▲○Report & PlanComment(5)Trackback()