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▲HOME MTB山紀行と私的散策記。

6/25:洋館無頼放浪記・川越編

2011/06/25(Sat)02:22







6/19川越旧市街へ10年振りに出向く。この街で一番先に思い浮かべるのは「蔵造り通り」であり、和風豪勢な商家が軒を並べるもの。かつては和風の観光向け土産屋・菓子店ばかりのメインストリートだった。
近年観光客が膨大に増えこの蔵造り通りも一方通行化の動きもあるようだ。かつてあった画廊がカフェになったり、洋風雑貨やレストラン等も増え若年層に向けカジュアル化したように思える。











メイン通りの蔵造り建物は良く知るので、今回は裏筋や奥にある洋館撮影しようとふらついた。駅寄りの大正浪漫夢通りなどは近代建築での日本仕様の看板建築が結構ある。登録有形文化財クラスの飲食店もあるのだ。
この市街は3駅あることでも分かるが歩き回るにはなかなか広域である。だから自転車で巡るのがいい。しかし好奇心でか上向きで駆けると思わず危険な目に遭う。古い建築はどれも規格化しない個性を持ち堂々と構える。半世紀以上前の戦災を免れ、時代に取り残されたように新旧の軒を並べる。











見事な列柱構えも梅雨の合間の曇り空に映え、家主の自尊心も垣間見えるもの。旧家をリフォームしシャレた喫茶店なども現れその工夫を感心したり、昔よりも栄えた街路に成ってきたようだ。
本来の予定では北方面の市立美術館で浮世絵を見ようとしていたが、ネオモダンな旧市街だけで3時間以上巡っていた。この界隈一帯は「変わらぬ善きもの」とそれを利用し見事に街を活性化させたものと捉えられた。上品な街をいつまでも遺してほしいと思った。












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6/17:パーツセレクト【超真円精度セラミックBB】

2011/06/17(Fri)00:58



chainreactioncyclesからのセールスメールがありその中で
Token Bling KitというCNC削り出し+アルマイトパーツセットがあった。
◆→【Token Bling Kit 2011 ¥7204】
8種入るキットのうちに驚くべきは、セラミック・プーリーホイルだけで7019円する物以外に、あとの7種はオマケというわけだ。セットの8種個別に買えば11,498円になるこれぞ「男のオモチャの缶詰」だと思えた。現状必要カラーが在庫なしで予約だけしておいた。



1.Chainring bolts=689円
2.Alloy CNC Top Cap & Bolt: TK290=689円
3.Alloy CNC Spacer, 5/10/15mm: TKA1231=689円
4.Alloy Bolts for Bottle Cage: TK-B516=689円
5.Alloy CNC Valve Caps: TK3292=345円
6.Alloy Down Tube Cable Adjuster: TK690=689円
7.Cassette Lock Ring: Shimano/Campy, 11T/12T for options=689円
8.CNC Pulley with Tiramic Bearings=7019円



窒化珪素から成るセラミックボールベアリングを組み込むBBやヘッドセットは従来はロードバイク向けしか無かった。MTBマニアはベアリングのみを打ち換えるしかなかったのだ。激しいトレイルユーズではセラミックスボールは壊れやすいのかと思えば、いやその硬度はむしろ強力過ぎ周りを包む金属レースが耐えられないほどだという。昨年辺りからようやくMTB用セラミックBBがEnduro/FSA/KCNC/HOPE/TOKEN等から登場し興味が増して来るものだった。



▼セラミックプーリー=止まってるのでなく高速回転持続中


▼上=ノーマル/下=セラミックベアリング


セラミックパーツのパフォーマンスを発揮する為には、ロードバイクのマニアック方々も技術・知識・経験も蓄積され奮闘しているのだと聞かれる。この点マウンテンバイク乗りはうといかもしれない。
コストをかけるべき機能が違っているのだろうが、セラミックスボールの真円精度による回転効率の凄さをあらためて動画で確認すると驚くもの。フリクションロス軽減による精度向上はコンポー・グレードアップでなら経験するが回転効率がさらに上がるこの素材は現機構の極みともいえる。

▼ロードバイク・セラミックBB装着前後


▼マウンテンバイク・セラミックBB装着前後


ケイリン選手などはBB研磨や抵抗になるシールドベアリングのシールを剥いだり、粘度の高いグリスは使わないなど回転抵抗のロス軽減に励んでいるという。セラミックベアリングに関しては元々NASAスペースシャトルや工作機械スピンドルモーター等のハイエンド用途のパーツであった。
そんなハイテク素材はカーボン・チタンしかり同様にそれらのマテリアルを採用するクルマ・オートバイパーツは超高価に違いない。いちはやく民生品として市場投入されるのはスポーツバイク向けなのだ。だから少し予算付加すれば高性能パーツの恩恵に授かれるのだから導入しない手は無い。



鉄よりもはるかに大量に埋蔵されるシリコンと大気中窒素を原料に、燃焼合成で窒化珪素がで来てしまう訳だが、そのパフォーマンスが認知され需要向上とともに自転車用セラミックベアリング製品もさらに安価になることが期待できそうだ。この機会が利用するいいタイミングだと勝手に思い交換し試したくなった。数々のインプレッションを参考に自身もToken TK877TBT-Tiramic BBを購入してみた。Token製品はセラミックボール+チタンコートした「テラミック」という名称の製品群を展開している。
セラミック素材自体は医療・建築・他産業など既に多様な使われ方をしているので、自転車フレーム本体だって開発されるかも知れない。スチールの50%重量でそれを凌ぐ上質な乗り心地が期待できるものだ。新素材で心豊かになれる未来を楽しみにしたいものだ。


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6/11:パーツセレクト【OEMメーカーの逆襲】

2011/06/11(Sat)03:12


◆→【ECHO Bike】
◆→【ECHO Pedal:GLITTER TUNE Shop】▲下段この品質で6800円。当品販売は日本に僅かの目利きの平社長よろしく。京都へ移転し新会社大構築中。


当方の次期山岳活躍モデルを選んでいくと共にパーツ類も市場調査に入った梅雨入りの頃。ここ数年は薄型・CNC削り出し・カラーバリエ豊富なペダルに人気があるな。しかしその大半は発注元企業ブランドで販売される製品を作るOEMメーカーの生産で成り立っている。製造委託を受けたこのメーカーは幾つもの相手先ブランドのバリューによる販売力を活かして生産量を向上させることができる。

Wellgo/VP Components/EXUSTARなどの台湾系有力メーカーが独自ブランドで市場展開する製品はビギナー向けであったり、ごく地味なラインナップとなっている。しかしかつてのGiant等車体製造のようにOEM先本位で製造にあたり力を着け自社ブランドを打ち立てて行った経緯を追うように、高精度ハイクラス製品を市場投入してきている。


◆→【VP Components】
◆→【VP Pedal:CB-ASAHI 】

しかし物作りをやめ商社と化すブランド+代理店に遠慮しているのか、未だに表立って展開できていないようだ。最近ようやく欧州・シンガポール・中国等アジア圏で通販扱いを始めている。ここでもカラーリングは地味である。セレクトした製品は全て3000円~7000円で購入できるクラスで、コストパフォーマンス抜群である。それにブランドネームを着け上乗せした料金がいかに高いか分かるものだ。
ハイエンド自転車パーツは従来から多品種・少生産で利益率もまちまちであるが、ペダルやステムは質量が小さいのになぜか高価で取引される不思議な部品だ。自転車の顔のクランクより高いものは幾らでもある。


◆→【EXUSTAR】
◆→【EXUSTAR Pedal Shop:CONTI Components】※S$=シンガポールドル

商売として美味しくないはずの代理店・既存業者はいたって保守的業務を続け生き残って来たのだが、しかしここ数年海外通販にかなり市場を奪われており、市場競争にまるで対応できていない。自転車ブームでも来なければやりくりも大変だったろう。また業者の中には円高続きでも輸入品を値下げ還元しない怠慢さも見受けられる。流行オンロードに関しては店舗に豊富だが、MTBに関しては高価品実物を見れなくなっている。
それでは選択の自由を奪われているかのようで、初心者には皆目見当がつかないジャンルを生む結果となっている。また良いものを長く使うというスポーツバイク文化が根付きにくかった要因は、この国で独自進化を遂げてきた使い捨てママチャリの存在のせいもあるだろう。コンスタントに売れるものだけ展開して行くことのビジネスの難しさ危うさがあると思える。




◆→【Wellgo】
◆→【Wellgo Pedal :Chain Reaction Cycles】


◆→【MGM Bike:Pedal PARTS】

↑このモデルでも5300円位なのにグリス注入口まである。従来手持ちのペダルでも1200円位でリプレイスのカラーペダルピンに着け換えて一層個性を演出できたりする。ペダルに限らず身体に直接触れるものは[質+デザイン]が良いものを使えば、うきうき元気で駆けられるものだ。
海外販売勢のプロモーション+マーケティング戦略ははなはだ強力なものがあるが、ユーザーニーズにマッチした小回りの利いた商品戦略+価格競争力をどうにか工夫して頂きたいものと国内業種にも期待するところである。まあ国内外を問わずユーザー本位の賢明な業種を応援し利用して行きたいものだ。新車決定と共にまたひとつづつパーツを決めて行こう。



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5/27:エアフォースワンで輪行してた米大統領

2011/05/27(Fri)01:39





2009年に退役されたアメリカのブッシュ前大統領はかつて2003年に膝を負傷したそうだ。以降そのリハビリにとマウンテンバイクに乗り始めたそうである。それですっかり完治した閣下はテキサス州クロフォード自宅牧場やキャンプデービッドでそのライディングに励んだという。
その趣向は現役中は保安上の関係であまり公になっていなかったが、56歳からはじめ御歳64歳の今ではさらにはまりスキルアップし乗りこなしていったという。





そんな経緯で昨4/25から2日間に主宰団体ブッシュ・センターが社会活動の一環としてビッグベンド州立公園内で[W100kmライド大会]を主催した。これはイラクやアフガニスタンで従軍活躍した元軍人を招待し、アメリカの英雄として栄誉を称えサポートし続けることを主旨とした組織活動である。TREKグループとアームストロング氏を率いて勇ましいアピールと映る行動である。


Bush, Armstrong Join Wounded Vets for Bike Ride[W100]

△後方ブルーグラスマンは完全SPだろぅ。


ブッシュ前大統領は現役時代にも公務において、外交の場でも時折愛機MTBを運ばせたという。2005年にスコットランドのグレンイーグルズG8開催時には、ライド中障害に衝突し擦り傷を負ったこともあった。そんな以前犯した失敗は繰り返さないと本人は宣言し、懲りずに 2008年開催の北海道洞爺湖サミットにも愛機TREK FUELを持参した。
美しい湖を見下ろす静かな丘陵滞在においてTVインタビューでブッシュ前大統領は 「洞爺湖でのライドを楽しみにしている。美景コースがいくつかあるに違いない」と期待し「転倒しないように気をつける」とまた念を押し語った。


△オラも人の子。転けりゃ擦りむくで。


そんな余計な要求のサポートは全て大統領警護シークレットサービスの仕事。前大統領が遠距離移動に搭乗するエアフォースワンへも出し入れる。そして滞在先のレクリエーション時間に特別仕様TREK FUELをスタンバイすることをこなしていた。下記写真から機材を梱包してないという事は、貨物室でなく客室持ち込み扱いだったのかも知れない。空港や空軍基地でも警護エージェントに愛車を担がせるブッシュ閣下のことを羨ましいを通り越し、微笑ましく呆れるのだった。


△なんでオラがこんなん担ぐのかって?

△もちろんボスの愛車はピッカピカ。

△押しが基本。乗っちゃダメなんだなぁ。スペアホイルもあるでぇ。

ニュースにならぬ外交事例の中にもその趣向に関わる逸話もあるようだ。同趣味で訪米したデンマーク王子とは伴にトレイルランしたり。またスロベニア訪問の際はヤネス総理より同国製カーボンバイクを進呈されたり。イスラエルのオルメルト首相ともジャージ交換や特製モデルを贈られて有頂天だったような報道有り。

そんな逸話を知るたびにまるでやんちゃな少年みたいだと驚くばかり。それならサミット来日の際に元首相がSHIMANO工場に招待すれば閣下は目がギンギラリンだったろう。難儀な国家間交渉も円滑に進んだかも知れない。上機嫌でなんか要求を叶えてくれそうな気がするのだ。きっとコンポのRDが10速化したとか、FOXサスはカシマコート化したとか知っているのだろうな。


△イスラエルからもそしてスロベニアではカーボンモデルもろたでぇウッヒヒ。

そして今となり退役されたG.Wブッシュ閣下は現役時代の我がままも忘れ、きっとペダルをコギコギ優雅なリタイヤ生活を送られているに違いない。これらの話はただ彼への羨望を伝えるものではなく、たとえ社会的肩書き立場がどうであれ「好きな事に夢中になることは我らと同様なのだ」と関心し励まされる思いになれた。

周りからの評価もためらわず、無軌道な行動で「歳を重ねてハマり込む事」に同意理解される方々も多いに違いない。そのような私生活で「利害無く己を活かす志向」を持つということは「自身を知る事」にほかならない。限りある貴重な自由な時に気付き自身を解放させていくのであろう。



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[参照文献:Reference & Related Story]
◆→【THE WHITE HOUSE:News & Policies > May 2007】
◆→【THE WHITE HOUSE:News & Policies > November 2005】
◆→【W100K Mountain Bike Ride with President George W. Bush】
◆→【REUTERS U.S. :Welcome aboard Air Force One】
◆→【USA TODAY:Bush to honor wounded warriors with bike ride】
◆→【Why George rides a bicycle】

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5/21:カテゴリーキラーHDカム戦国記

2011/05/21(Sat)05:18

我ら山活動仲間の中でも正規HDヘッドカム使用者が8名と増えてきた。通常コンデジ使用者も含めほぼ100%ハイビジョン化してきたのだ。
当方が購入した【Drift HD170 Stealth】もはや利用2ヶ月になる。利点は[リモート機能+液晶付+ナイトモード]であるのだが、やはり[レンズ+CMOSセンサー+画像処理]を合わせた画質性能はコンデジ上位機には適わないと思われる。しかし映像データは以前よりも格段に膨大になり、撮影対象のリアリティある動作は鮮明で編集し甲斐を得られるものになってきた。

▼Contour Plus

仲間内で一番利用されるContourも最新PLUS機が登場し機能が向上してきている。前モデルContour HDからの新機能は[GPSレシーバー/広角170度/Bluetooth v2.1/HDMIポート]と充実した性能になってきた。
→【Contour Plus】



こういったヘッドカム専用カメラ(ウェラブルカメラ)やコンデジの類のモデルチェンジはよく目にするものだが、これら以外のカテゴリーでも着々と高性能化して高付加価値を発揮するような以下のような機種も出てきている。

▼Camileo S20


東芝はCamileoというビデオラインを海外展開しているが、その中でSDビデオカムS20はかなり小型に関わらずフルHD(1920×1080p)/静止画16MP(4608x3456)と高性能。マウントを手製すれば充分ヘッドカム利用可能だ。Test HD映像が下記にあるがなかなか画質鮮明である。
→【Toshiba Camileo S20】$159.99

▼Camileo S20 HD Test


▼Camileo BW10

こういった分野で実績のあるSANYO Xactiシリーズでもここまでコンパクトなラインはない。東芝はなぜか海外販売モデルとして充実させている。国内販売でもBW10というさらに小型なのはある。これもフルHDサイズで撮れるのだがレンズの描写角不変ならヘッドマウントはしにくいが完璧な防水性能を持つ。
→【Toshiba Camileo BW10】$149.99


▼Thanko Micro HD Camera


国内メーカーThankoからはMicro HD Cameraが登場している。14gの超小型45×29×10(mm)ながらHDムービー/800万画素スチールが撮れる。その小型さから高画質は望めないだろうがトイカメラ的スナップ撮りに用いればいいオモチャになるだろう。→【Thanko Micro HD Camera】5980円


▼OLYMPUS LS-20M


超カテゴリーキラーとしてはOLYMPUSのリニアPCMレコーダにフルHD動画も撮影できるLS-20Mという機種が6月に発売される。ステレオ・リニアPCMで録音出来るベース機能を持つというが、それも96kHz録音可能というオーディオマニアも唸らせる性能である。しかしあくまでレコーダなのにフルHD撮影機能がオマケなところがなんか凄い。ムービー画質も下記のようにかなり鮮明で、それが$299で買えるとなると興味がわいてくる。

▼LS-20M HD Test


音声レベル表示は当然あるが動画確認に2int液晶画面も備える。ウェブカメラとしてUstreamストリーミングなどに使える。サイズは135x63x18.2(mm)の154gで背面にカメラネジ(1/4インチネジ)があり雲台にマウントできてリモートコントロールもある。作りの精度も高かく信頼できるもの。カテゴリー外であるが代用ヘッドカムでは超ルーキーな機種になるべく性能をもつのだ。
→【OLYMPUS LS-20M】$299



我々を振り回すデジタル機種の早いモデルサイクルを垣間みると、それらの技術はまだまだ開発途上ということなのだろうが、一般的使用での不満はほぼ解消されつつある。今回調べたように専用品でない部外カテゴリーからも高性能機種が出て来るところが見逃せず、情報範囲を拡げる視野も持つべきなのだろう。
いくら最新高性能モデルを得てもそれらを使いこなすアイデア工夫が必要で、トレイルシーンでその価値を見い出し活すことが我々の課題=能力である。



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5/6:【祝賀山走】常楽院古道の巻

2011/05/06(Fri)03:44




△約10年前の▲○隊

5/4奥武蔵常楽院よりの東西参道を往く。久しく集うメンバーはTAKE氏とU1氏。我ら▲○(山輪)隊の11年前のオリジネイター創設メンバーなのである。かつて伴に散々山道開拓で慣らした輩だが、2名とも山ブランクがある。昨月末TAKE氏婚礼での再会を期に祝賀山走となった。











山桜吹雪に吹かれ優雅に登頂するが、走行しすぐに激降下が始まる。諸兄はひるまず乗りこなす、ふりをしてパニクり三昧。コントを見るような危うさで愉快になる。しかしやがて慣れてくると山猿の勘を取り戻しはしゃぎ往く。飾らぬその無邪気さは全く昔のままで壮快である。









午前中道程の中盤以降は道も明るく照らされ勢いに乗る。煽り追う彼らが溝にハマって前転しようが、立木に激突しようがすぐ生き返る。これも昔からの気丈さで何の心配も無く駆ける。彼らには初めてのトレイルなのだが、変化に富む道程を存分に楽しんでいる。山並みにてたいして語らなくともクセのある乗り方に触れれば、各位が元気で変わらずにいた事を理解する。









午後は西向きの道を巡るがもう何のトラブルも無く進む。全く登り返しのない高速ルートなのだが、感覚リセットした皆はスムーズに往く。パノラマ景勝地にも気付かずほいほい進む。全く単機能な猪突猛進の様にこれだ、この走り方。と懐かしむものだ。かつてこの嗜みを覚えた頃、バカはバカと遊ぶしかないと理解させてくれた彼ら。その山バカ魂の復活を祝うような一喜一憂の一日であった。


→mtrwed【5/4:祝賀山走・常楽院古道 編】写真記録



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5/1:【再生と錬磨】ひまつぶしプロジェクト

2011/05/01(Sun)17:20



5/1は山行予定だったのが雨天予報にて順延になったので、昨晩よりシート周り修理+加工をここぞと行う。従来より愛用サドルのエンドが破れたので同品オーダーしようとすれば、WTB ROCKET Vはデザインが変わりチタンレール仕様(17,850円)しかないのだという。
馴染んだサドルが絶版になるのは非常に残念な事だ。なので気に入るタイプが現れるまでと不要チューブを型取りしてパッチ貼りしてみた。パンク修理と同じ要領で初めてにしては様になった。



同様の処理でくたびれ破れたチェーンステーガードもリペアしてみた。ここにはわざとTIOGA~~~とチューブ表記の文字部分を用いた。使える物は大事にするべし。



そして傷つき使い辛くなったシートポストはリペアもできずTHOMSONエリートを購入していた。適正カットし計量したが、しかしこれまで使用したEASTONハボックの方が1万円以上で高価なのに重かった。
これは捻りながら抜き差しをしていたので差込むチューブ内ともかなり傷ついてしまった。それにはカット面のヤスリがけを丁寧にせずバリ残りが元凶だったと思えた。今度はテーパー削りともに内リーミング合わせ鏡面仕上げにしていく。金ヤスリでの荒削りは楽だが、以降は紙ヤスリの目を細かくしひたすら磨くのだ。



HOZANツールにはバリ取りナイフラバー砥石など便利なものもあるがそれは素人には過ぎた物だ。紙ヤスリ番を350→600→1000→1500→2000→2500番と水ペーパーまでと微細にやったが、テーパー角を整えムラ無く研磨仕上げに40分位かかった。プロショップでもヘッドやBBシェルのフェイシングは請け負うが、昨今フレーム側は製造精度が上がりこの加工をするとその部分の支障ではメーカー保証が受けられなくなったという。
ましてやどこも鏡面仕上げまでやってくれない。輝いたポストをグリスアップしチューブへ落とせば油圧ピストンのようにスムーズに入って行く。全く引っかかりのないストレスフリーである。この作業はただ意地の部分だが手をかけた分だけ良い効果を得れる。自己満足でプチ・プロジェクトX気分になれたのだった。



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