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4/26:【奥武蔵奥之院】表裏参道の巻

2011/04/26(Tue)03:08













奥武蔵奥之院よりの参道は2/26より開拓していた。その一次開拓団に貫通ルートを披露したく召集し4/24(日)現地へ出向く。半年以上も前に伴走約束をしておりすれ違い気味だったFUKU氏&KUMA氏にもようやく賛同頂く。東往きルートでは前日までの降雨を憂慮したがやはり林間暗部は良く滑った。谷落ちトラバース道はぬかるみ沢状態を予測したので、またエスケープルートを探索し回避出来た。

以降深い森を過ぎてからはいたってスムーズに往く。と思いきや終盤で後進隊が遅れるので憂慮し待つが、一人はシートポストを破損し、もう一人はフルサスのスイングアーム・カーボン部をへし折る惨状に見舞われる。そんなの見たことなく驚いたが、もう修理不能なのでとどめに蹴り壊してみた。











そしてまた再度登頂するが朝より快晴になり、大眺望を仰ぎ山桜や山ツツジが咲きみだれ優雅な昼休みであった。ごちそうを食し午後の高速DHを楽しみにするのだ。前回は遅めの3時発進で林間は暗かったがこの日の2時発進だと道はかなり明るい。激下りが大好きなFUKU氏&KUMA氏の山バカ性能も理解出来たので、ぐいぐい煽りまた引かれて進む。しかし後方ではパンクなどあり休憩となったが、アドレナリン噴出の過剰さも抑えられた。

後半もまた勢い良く進み難関の岩盤地帯に差し掛かるが、果敢に挑むIS氏が大転倒で顔面を強打してしまう。あわやゴール以降KO状態になったので病院送りである。検査では異常なく幸い顔傷だけで済んだ。この日の選択ルートは人身・マシンともにハードな破損が待ち受ける超山バカ向きのトレイルであった。そしていくら快走を目論んでも、身を引き締めるべきと教訓を得た山行きであった。












→mtrwed【4/24:奥武蔵奥之院・表裏参道 編】写真記録


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4/3:【巡礼三路の荒修行】障害物競走の巻

2011/04/03(Sun)22:27











震災後山行きを自粛し一ヶ月あまり新プランを温めていた。本年活動傾向は探索道を復習しながら未知ルートを求めるという成長型行程になっている。今回は高貴山奥之院から三方向下る道を巡るのだが、午前の部は東ルートを往き以前と違う麓に向かうようにした。前回暗い林間では障害に恐怖を感じたものだが、この日は林間に明るく陽光差し往く先が明瞭に見え安心して走れた。

本日メンバーはJシリーズDH選手2名+ガイドツーリストなどクセ者揃いで全5名。スキル的に何の心配憂慮も無かった。なので予想より早く行程消化し追加トレイル探しをした。しかしその作業道は谷まぢかで尽き行き止まりとなる。そしたら尾根鞍部で初めてクマ捕獲の大型ワナを見た。せっかく快速で来たのに道間違え引き戻りで40分ロスをしたのだった。













午後の部は同山系の南東隠道に挑む。それは8年前位か林道植樹の間に大規模トラバースが僅かに見えていた。いつか往くべきと思いつつ忘れていたが、それが昨今の大伐採で道筋が明瞭に見えてきた。過激な道のりを暗示しフルサス必須と指示したが、各位面白そうだと言いスリルを求め騒ぎ駆ける。それは遠目よりも実際はワイルド過ぎ、これで転倒したら大怪我をすると思えた。その豪快なアトラクション道を無事乗りこなしたので皆壮快な心持ちに成った。

そして第三の道へ。仕上げテーマは南下道完遂である。調子に乗るうちもう3時半。先を急ぎつつ前回峠分岐を西に進み未知ルートを探る。南下だからまだ明るかったが林間深くは暗所有り待ち撮りもせず先を急いだ。前半は非常に踏み慣らされた参道だが、後半は頑強な岩盤走りだった。小気味よいコーナーも幾つも重ね路面状態のバリエーションを感じた。気を抜けば難度高いアトラクション箇所も有り油断禁物。その駆け方は吠えながら往く山猿の群れの如し。当山域最高クラスの三道を巡れたと確信できた。







→mtrwed【4/2:巡礼三路の荒修行 編】写真記録

◆今回参戦クセ者君Blog
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3/28:【巨岩巡礼の行】活きる証しを授かりて

2011/03/28(Mon)20:48


△三庫理

△男鹿岩

△女鹿岩

△空木岳

△御岳山系・越沢バットレス

△越沢上を駆ける岩盤尾根道

本年山行きは探索にて奥武蔵北部では巨岩地帯を多く仰ぎ見た。それらはいずれも脅威に感じつつ畏敬の念を持ったもの。
日本には元来、八百万(やおろず)の神=「自然物や自然現象を神格化した神」のなかに山岳・大滝・巨岩信仰などが在る。「自然は人々に恩恵をもたらし、時に危害を及ぼす。これを神々しく崇め、恵みを与えてくれるよう崇敬するようになった」我らは同様に偉大巨岩に敬服したのである。足がすくむほど高かい岩登りもあったが、下界を眺め高揚し有難味を感じたものだ。


△奥秩父・ヨセミテ的二子山岩鼻

△二子山蝋燭岩

△那谷寺

△秩父札所31番・観音院

熊野信仰の原点・熊野速玉大社創建は巨岩崇拝に起源を有している。全国的にも巨岩をご神体とする神社拝殿は多い。あまり意識しなかったがよく行くはずの御岳山系・秩父方面は大岩石をよく見る。奥秩父の札所神社はことのほか驚異的巨岩があり奉っている。
どうしていきなりここに在るかと不思議発見に思う事で、己の小ささに気付き気を引き締める事も有る。これまでも大岩石に触れ無意識に嬉しくなるのは、その頑強さに触れ先の苦心も晴れたのやもしれぬ。トレイルをただ駆けるだけでなく、出逢う現象が意味するものを想いながら心にとどめたいものである。


△榛名神社

△秩父札所32番・般若山法性寺

△瑞牆山

△地蔵岩

△岩谷観音


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△豆腐岩

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3/21:新ヘッドカム【Drift HD170ステルス導入】

2011/03/21(Mon)01:37



当方使用コンデジ改ヘッドカムが先月末に砂埃かぶり調子が悪くなる。2年使ったがいよいよ退役となる。しかしこれまでのウェラブル・ヘッドカムはイメージセンサーなど国産コンデジより画質劣性だったのでその進化を待っていた。そして先月2月にdrift Innovation社よりいよいよCMOSセンサー搭載の720p/60fps+ナイトモード付き機種がリリースされた。その→【Drift HD170 Stealth】を交代機会良く購入してみた。
納品まで2週間も待たされたが、Drift上位機種だけありマウントセットも数々用意され買い足す物はないようだ。機種のガードを兼ねまた懲りずにカーボンコートをしてしまう。通常コンデジよりシンプルなので楽にコーティング出来た。









【Drift/Contour/GoPro画質比較】



この比較ビデオ機種は前モデルHD170であり購入機種は画質向上したとされている。以前はContour HDスタイルが好みだったが、HD170には独自機能が備わっている事に惹かれた。新モデルの性能向上点は以下のようになる。性能・機能UPしてもサイズ・重量は従来のままだそうだ。
●720pと1080pでの画質向上 ●液晶画面の視認性向上
●ナイトモードの強化:ノイズ減少で画質向上し夜間撮影が可能に。
●60fpsのハイスピードシャッター:スローモーション撮影が可能に。



HD170セットは各種アダプターでマシン各所・ヘルメットにマウントできる。防水性もあり山間での急な降雨時には助かるだろう。競合機種中で後発だけ有り機能の充実さは群を抜き液晶画面もあり、不要カット削除も容易でメモリー+電力セーブが出来る。
自身の利用途で一番助かるのがシャッター操作が手元で出来るリモートだということ。マシンのどこにカメラマウントしても、また5mまでなら遠隔操作できる。だからアイデア次第で枝吊るしや一脚固定でクレーンカメラ的撮影も可能になる。







多様なポジション・アングルで撮れるならライディングの躍動バリエーションがより増すという事。タイムラグ無く対象を捕えられるので、待受け撮影カメラも不要になるかも知れない。なにより撮影毎の機材アングル確認時の煩わしさが無くなる事はスマートな行動に繋がるだろう。



Drift社モデルの中では最上位機種になり通常国内販売店で買うと43,900円位して高価なものだ。よって自身は無線技術会社の→【FPT-JAPAN社】へ発注し3/4のレート:349.95ドル=28,667円で購入できた。この社は国内に有りながらドル立て円換算で販売する。通関手続も代行してくれ国内発送料も無料になる。質問応答・配送伝達含めいたって親切丁寧な販売会社である。

以降はヘッドカム操作でのストレスから解放されより自由に走れることだろう。またトレイルにて同志と集えた時に皆の勇姿を収めていきたいものである。3/20夕刻に画質性能向上を確認するべきテストランに出向いた。トレイルでのセッティングやリモート操作の扱い含め利便性は良かった。多様なマウントバリエーションともに動画にまとめてみた。



【Drift HD170 Stealth:testrun110320】





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3/16:【大震災サバイバルの知恵】選択と集中

2011/03/16(Wed)16:15

この度の東北地方太平洋沖地震において被災された現地の皆様にお見舞い申し上げます。行方不明方々が一刻も早く救出されることを願っています。
今自分に出来ることは現地への募金だけだとし実行しましたが、被災地において人命救出および復旧すべき最前線で活動される組織方々に深甚なる敬意を表します。



当方の神戸親戚も16年前の阪神淡路大震災にて被災し、家屋半壊の被害を受けました。当時の破壊記憶は震災メモリアルパークで崩壊岸壁が保存されています。震災直後に必要物資を得るにも公共交通機関は止まり道路は建物倒壊・落下物などが多くクルマ移動も制限を受けたといいます。当地の市民が知人連絡・配給物資受取りに自転車を移動手段を大いに役立てたようです。

この度の3/11震災にて職場より遠隔徒歩帰宅された方は実感されたでしょうが、この際も有用な乗物は自転車でした。自分達が使うマウンテンバイクはことのほか荒地走行に威力を発揮します。これに荷台が着けば最強仕様と思いますが、複数台持つ方々も多いでしょうから、もしも被災など遭う事が有れば近所方々にこれを貸与するべきだと思います。昨夜3/15東北から遠隔のはずの東海・静岡までも地震が起きたので、自分達の首都圏に起きても不思議では有りません。

かつて神戸市消防署が作成した「震災時のサバイバルパッケージ」という冊子が有り、震災時への備えをした人は20%もいなかったと統計が載ります。また備えるべきは【防災グッズ :ラジオ・懐中電灯・乾パン・水など】だけではないことも説いています。窓や家具の扱い・簡易寝袋の作り方など多岐にわたります。
自転車利用注意点ではパンク修理キット常備はもちろん、倒壊電柱トランスの絶縁オイルが沢山漏れスリップ転倒するなど。「なるほど知識」が33ページにわたり解説されてます。すべて実体験に基づいた資料なので必ず役立ちます。ダウンロードにて活用ください。
→【震災時のサバイバルパッケージ】右クリックにてDL




東北地方太平洋沖地震で被災した原発事故に関する悪いニュースが聞かれますが、まだ大丈夫な放射線レベルなどと報じられても、ただ鵜呑みにするべきでない情報も見受けられます。爆発後の1・3号炉の様子はTVにも僅かしか見せませんが、上記最新写真だと3号炉損傷は深刻なものと映るものでした。

そこで原子力分野に精通する中部大学教授・武田邦彦先生の緊急提言がWEBサイトと動画投稿にアップされました。武田工学博士は内閣府原子力委員会専門委員であり、その論説は日本の原発行政の矛盾や報道に関しての問題までも掘り下げます。また専門知識による公に伝えない危惧点まで分かりすく解説され大変ためになります。

原発・緊急情報(7)東京を逃げ出すべきか?
福島原発の近くの人はもとより、東京に住んでおられる人も「本当にここにいて大丈夫だろうか?」と心配されているだろう。本来なら政府が国民の側に立って次々と情報を出し、みんなが「どうしたら良いか」が分かるのが一番良い。
でもそれは望めないので、今度はドイツの方が急いで計算してくれたと思われるものを掲げる。この計算は福島原発の風を参考にして放射線物質がどのように風にのって行くかを計算したものである。本来は気象庁が2日前に出すものだが日本より外国が早かった。(抜粋ここまで)

【福島原発からの放射能遷移予測計算】


上記1番図のように通常は東北太平洋側は西風が基本のようです。しかしそのために洋上待機していた米空母ロナルド・レーガン乗組員が3/14に被爆し、1週間分の放射能を1時間であびたといわれます。それが北風になる場合は東京を越え静岡辺りまで汚染されていく計算状況を2番図で現しています。日本国内においてもとうに放射線遷移を計算していると思われるものの、市民パニックを防ぐために何に付け「大丈夫...」と情報統制もされているかも知れません。



首都圏設置のガイガーカウンタ線量がわかるリンクをまとめました。
【放射線ガイガーカウンタ数値】リアルタイムライブ配信
→■茨城県北部 →■千葉県北西部 →■千葉県柏市
→■東京都江東区 →■東京都大田区 →■東京都日野市
→■東京都狛江市 →■神奈川県川崎・横須賀 

こんな首都圏状況では我々が郊外山系に出向くのも宜しくないことで、うかつにトレイルで遊ぶべからずかも知れません。震災を機に自転車通勤されている方々もくれぐれも風向き・降雨の予報に注意され気をつけて頂き、ドライバーも省エネ運転を心がけ燃料を被災地に廻せるように出来たらと願う次第です。


下記原発緊急提言を視聴頂ければ必ず先の安心材料になります。
【武田邦彦先生ニコニコ動画投稿:聞く 緊急提言】
提言01視聴で全編オート再生可(全約25分)
→原発緊急提言01「水素爆発」
→原発緊急提言02「核爆発」
→原発緊急提言03「被曝を避けるには」←今ココ大事な情報
→原発緊急提言04「地震で倒れる!?」
→原発緊急提言05「逃げるなら」

【武田邦彦先生WEBサイト:読む 緊急情報】
→原発・緊急情報(1) →原発・緊急情報(2)
→原発・緊急情報(3) →原発・緊急情報(4)
→原発・緊急情報(5) →原発・緊急情報 原子力保安院という化け物
→原発・緊急情報(6) →原発・緊急情報(7)東京を逃げ出すべきか?
→原発・緊急情報(8)放射線はどこまで行くか?

【捕捉:グループ分布が視覚的判別容易サイト】
→【計画停電MAP】→【計画停電カレンダー】


大震災に追い原発事故など重なる国難に際し「日本の不屈の魂」において必ず復興すると誰もが信じてやまぬ事だと思います。自分達に出来ることは何が起きてもけして乱れず安全に生活を守る事。どこから発信された情報を信じ規範とするか。昨今の企業経営方針について良く問われる課題と同様で、情報に対する個人の「選択と集中」判断能力が問われる事態なのでありましょう。


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2/27:高貴山より修験道迷走享楽の巻

2011/02/27(Sun)20:41









奥武蔵2/26探索第四弾は地図に名が無い高貴山。一日三道プランを立てたがこれも全て地図に載らぬ道。そんな未知で無謀な走破を目指し7名集う。午前の部は南側尾根の古道を巡る。鞍部700mから降下するがこのルートはいにしえの巡礼道だったがゆえ踏み固められ妙にタイヤが素直に吸い付く感じがする。しかし要所に岩盤下りも現れバランス感覚が問われるもの。
全く登り返しなく縦方向の波に乗るコースター感覚に陥り皆ハイテンションになる。事前に散々下調べをしたので不安もなく暫くは巡航出来たのだが、調子に乗り注意散漫になり中盤分岐を見失ってしまう。あげく長い尾根の半分過ぎで沢伝いに降りてしまう。はるかに過ぎた分岐戻りすると予定超過になるのであえなく第1ルート終了。











午後の第2弾のために再度頂きを目指す。頂部へは押し担ぎで登るが予報に反して暑い気候なのに登山者はまばらだった。富士や日光側まで見渡せるその大眺望に我らは多いに寛ぐ。複雑に入り組んだ山波が山水画のように見事だった。
次点東降下は最初から激降下。また岩石立ち並んでおり転けたら大変な道が続く。次いで岩石トラバースで皆面白いように飛び弾ける。くたびれ気味で明るい道に到達する頃、ようやく通常トレイルを駆け出した。









午前南下とは違い東降りは後半からが真骨頂。荒れた部分も多いが乗車率がすこぶる高い分、まるで暴れ馬に乗るよう駆けるのだ。こちらは2時間有れば走破できるほどだがルート表情・バリエーションも豊か。思いのほかのロデオ大会になり、前方・後方で交互に叫びが上がりまた笑う繰り返し。無邪気に駆け時間もかさみ4時になりようやくゴール。本日はこの第1・2ルートで体力も尽き終了。
始終忙しく操り予測よりも充実度が高かった。やはり未知ルート探索成功は格別の達成感がある。この二つの山径はハードでも我らには至極愉快な修験道であった。特上トレイル遺産に登録なり。

→mtrwed【2/26:高貴山より修験道迷走享楽 編】写真記録


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2/21:【三大尾根・七山DH縦走】探索行の巻

2011/02/21(Mon)13:42











2/20奥武蔵探索第三弾。昨二大尾根行きに次ぎもう一つ北隣接の尾根を目指しスタート峠900mから降下する。今回はとびきりの山バカ揃い。なので雪道・霜溶け道も何のその。後進に気を使う事無くドンドン進む。岩盤降下では残雪にて滑り皆笑いながら果てる。たいしたハプニングも無く果敢に駆けた結果、午前中2時間で第一尾根の四山10kmを走破出来た。これは来歴最速快挙なり。







以降は皆が知らぬスパルタンな山塊。頂上北面にそびえる巨岩にみな驚いたろうが、いや応なく強制的にフリークライミングしてもらいピークへ押しやる。
日本には元来、八百万(やおろず)の神=「自然物や自然現象を神格化した神」を崇める山岳・大滝・巨岩信仰などが在る。「自然は人々に恩恵をもたらし、時に危害を及ぼす。古代人はこれを神々しく崇め、怒りを鎮め、恵みを与えてくれるよう願い、それを崇敬するようになった」
岩上は高所恐怖症だと足がすくむほど高かったが、皆を岩盤に召しまつり山行安全をまとめて祈祷したというわけである。以降アタック箇所での恐怖心を克服するには効果であったろう。おかげで後の難解激坂アトラクションを楽しめた。連続降下では落葉が増し路面ギャップに慌てたものだが順調に進み五山目も無事降下達成。







最終目的山へ登頂する頃はもう15時を過ぎ、夕暮れ進行を覚悟。昇りに激傾斜の担ぎ上げをする。皆に体力消耗させたが先急ぐゆえ登頂後まもなく降下開始する。始めて巡るこの道は思いのほか林間開け美しい径路だった。緩やかなカーブを幾つも経てMTBのラウンドリズムに合う素晴らしいトレイルだと感心した。
要所にアタック箇所や大展望もあり、疲れ気味だとその情景がまるで幻のように映った。時間が押し充分なカットが撮れなかったが、またぜひその優美な尾根情景を撮り収めに再来したいと思った。登り労苦に見合う以上の尾根下りを皆は浮遊感覚で巡った。総計6.5時間18kmの三大尾根・七山DH縦走無事完結。8名ボロクソで軟着陸なり。





→mtrwed【2/20:三大尾根・七山DH縦走探索行 編】写真記録


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No.376|▲○Report & PlanComment(3)Trackback()