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▲HOME MTB山紀行と私的散策記。

6/14:梅雨入前の御林山・七転八倒の巻

2010/06/14(Mon)00:31









6/12先遣隊7名で奥多摩緩やかな尾根へ。危うい予報はずれ当日は快晴。しかし遅れる寝坊ズ2名との合流時間つぶしのため予定外の主稜逸れた御林山(1087m)へ登り寄る。踏跡少ないその道程は腐葉土厚く、そんなフカフカなオプションの超急降下を騒ぎ楽しむ。先の尾根道では薮が覆いつつ明るさで鮮やかに映る。
この日賛同の9名のうち【ナタジゴ 山自転車:Nadajigo氏】 はじめ6名は半月前に知り合ったばかり。急な召集にかかわらずもう再会でき光栄に思う。各位馴染みも早く昼休憩ピークまで快調に飛ばした。











遅延で急ぎ辿り着いたPe氏夫妻は旦那のみ大転落したらしく泥だらけで合流登場。その直後に強者Mo氏+Do氏はピーク直下茂みに転落し心中。下方で虫ケラのようにモガき笑っていた。幸い無事だったが、直後にいた自分も伴に落下しうる危惧に呆然。2名同時転落を初めて見て感嘆する。また後方から迫るMu氏が大前転で果てた。数分の短い間に達人クラス4名が玉砕ドラマを演ずる。
以降南下する支尾根DHでは倒木が多かったが、先行く難所でJシリーズ参戦DHマン&トライアルマン各位の凄技も披露頂き、梅雨入前のおそらく最後の快晴のもと快活に走り納めが出来たのだった。

⇒mtrweb写真記録Vol.12【6/12:梅雨入前の御林山・七転八倒 編】








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6/10:天空のキュビズム【2010大鉄塔展】

2010/06/10(Thu)14:24









遠いむかし少年の頃、空を伝う電線の行方を追うサイクリングをしたことがある。「何がどのように使われ、どのような事を行うか」そんなサイエンスを基に想像を巡らせることが好きだった。その無謀な好奇心が今もなおトレイル探索に反映しているのだが、自身の行動の根本はまるで進化していないと気付く。

様々な山系巡るうち送電線を導く大鉄塔に出くわすが、それは延大な尾根探索する際に最も充てになる位置座標になるもの。それには個々に「新所沢線25番鉄塔」等名前があり同時に構造体住所であるから無線マニア同志の交信指標にもなっている。
それら立地は大概ひらけ道程休息地にもなり、思わぬ恩恵をその存在から得ているのだ。登山道行程では眺望・自然をよく撮り収めるが特異造形の鉄塔も記録していた。










▲鉄塔立地を見上げた伐採帯

昨5月半ばには山行き道程で初めて鉄塔造成工事を見かけた。資材運搬のために立地を結ぶ斜面は直行伐採しロープウェイまで架設する。近年では脚部基礎接合ボルトは人為的抜取り防止の丸型特殊形状になり専用工具がないと脱着できなくしている。今や電力線は高周波数データ通信インフラとしても進化しているというが、実地にて高地建造物の成りたち見れば膨大労力・資金が掛かるものと驚いたものだった。


▲抜取り防止構造ボルト

▲立地から資材運搬装置に下る



自宅北方面辺りには超高圧変電所や大鉄塔群地帯も有る。そこに鎮座する[巨大蓄電器・碍子形遮断器]のサイバーパンクなSF的造形は好奇の対象に映る。その形に見入れば未来兵器かのような脅威を感ずるもの。
また鉄塔を仰ぎげば天空キャンバスを縦横に仕切る鋼材ラインに【キュビズム的構成】を発見できる。「天に張る幾何学なクモの巣は、自身に迫り捕えるが如く...」そんな抽象と具体を交錯させる空想遊びをしてしまうのであった。






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6/7:怒涛のビッグサンダーマウンテンの巻

2010/06/07(Mon)14:52




6/6(日)SNS+BLOG繋がりの面々含め青梅界隈丘陵に集う。初対面方々含め7名でエリアを縦横に駆けるが、もはや夏の入りの如く暑い。ここを1時間位駆け、午前の部XC爽やかに終了。草原で皆でなごみ昼食休憩。そしてその後は4名分隊で西方奥多摩・前衛の峰を目指す。ここは7年前に探索し意図を外れた支尾根を下りきった経験ありだが径路の記憶はあいまいだった。





標高稼いだ林道峠からは1時間以内で登頂出来るのだが、その間ずっと担ぎ急傾斜登り。上を見ては目眩がするほどの圧巻の壁。頂きよりまた進み登り返しが多々あるが、頑張った以上の下り巡行に胸踊る。そして攻略ボーナスのように林間を割り見える眺望に感動する。かつてはただ深い林間であまり望めなかった。

一番の脅威区間は折り返す稜線片側をスパッと切り落とす伐採地。遠景ではなだらかだが、駆けると延々に落ちスリル満点。岩・根障害も張りつめ皆騒ぎビビり落ちるのだ。まさにレール無きジェットコースター。これが表題【ビッグサンダー・マウンテン】たるゆえん。苦登後の激降インパクトは強烈だった。

難所は険しいのだが皆プロテクターを忘れる馬鹿さ加減。5年ぶり再会の女帝「み」嬢はすっかり肝っ玉姉さんにバージョンアップし、また当日拉致のguttsuan氏も初対面とは思えないチギれっぷりで狂走していた。7年目リベンジは主稜9kmを辿り大笑いで完結。ドラマチックなこの秘境を私的激山遺産に登録なり。





⇒mtrweb写真記録Vol.11【6/6:怒涛のビッグサンダーマウンテン 編】

6/6は体験の質が濃い山往きだった。賛同者は全て自立心大勢のBLOG主なり。勇士交流と山開拓が活動継続の源。以降も親派として交歓なりますよう願います。
1.【ARMADA自転車部:やました氏】 2.【こうたのブログ:コウタ氏】
3.【syg雑記R2:シゲピン氏】 4.【Oh!my!yama!の山遊び:guttsuan氏】
5.【食べ過ぎたので走ってきます:み嬢】 6.【WHITE OUT:nodasyu氏】


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5/30:霧雨にまみれジャングル進軍の巻

2010/05/30(Sun)21:29





5/29(土)予報に反して奥多摩山系は霧雨状態。初参加DKMEN氏&白マグ氏ももちろん遠方よりの参加有志をただで帰せるものかと代案問答。そして結果渓谷向かい南方峰縦走に相成る。登るにつれ雲に入り込み眺望ゼロ。
ピークではたまたま同族お二人と遭遇し悪天で下り先思案していた。彼らは当方存在を弊Blogにて認知しておられ話は早い。目的尾根は滑り放題ですぞよ。と進言し我らが往く尾根に勧誘すれば即同意頂く。行程は傾斜緩く林間なので濡れることも無いと予測。





900m標高にしては雲中にいるので高山を進むよう。往くにつれ霧にまみれる幻想的トレイルの木立は黒く見え、緑の発色が際立って感じた。前半優々と駆けたに関わらず以降は予想外に薮が伸び過ぎ。露蓄えたジャングルをやけくそで抜け一同ずぶ濡れになる。
やがて延々続く終盤DHルートに差し掛かる。濡れネズミ達はまるで洗濯物を脱水するが如くはじけ進む。ガムシャラでいたせいか気付けば行程12kmを3時間半もかかりゴールした。もう梅雨が来ようと何のその。逆境でも楽しむ精神が集えば良いのである。





悪天に関わらず急遽賛同含め4名貴兄には初対面と思えぬほど親しくして頂いた。うちピークで遭遇の【ナタジゴ山自転車:Natajigo氏&Muk氏】はお仲間共に青梅界隈の丘陵整備をライフワークとしているという。当方仲間にとってはかつてのホーム的トレイルで大変有り難く頼もしく感じた。情報交換共々そんなヤル気ある勇士貴兄とさらに交流するべきだと思えたものである。

⇒mtrweb写真記録Vol.10【5/29:霧雨にまみれジャングル進軍 編】




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5/16:笑い踊る快走タケノコDHの巻

2010/05/16(Sun)03:44







5/15快晴に恵まれ奥武蔵・長大尾根へ挑む。920mピークまではとっとと快適に登り、ここが初めての同行2名に長い尾根の解説をする。二人ともブランク明けのリハビリランなのである。彼らは未知のジープ道/深い林間/岩下りを経て、難所をウヒャウヒャ言い七転び八起きで突き進む。そのド根性を信じ放任し、またドンドコ始終煽るのだった。
里に降り立っては竹薮に突き進む。そこで最盛期タケノコ群を見つけニンマリ。ココ掘れワンワンで6本の採取に励む。また煮付添えもの山椒も抜き出す。これも少人数ならではの嗜み。晴天のもと収穫に恵まれ山バカは笑い踊るのだった。







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⇒mtrweb写真記録Vol.9【5/15:笑い踊る快走タケノコDH 編】


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No.311|▲○Report & PlanCommentTrackback

5/10:奥武蔵・ドタバタDH修験道の巻

2010/05/10(Mon)10:21









昨週5/4は奥武蔵1044m峰へ向かう。好天続きで路面はザラザラ。登りからスリップはなはだしい。半年ぶりの当山登頂では初夏の如く猛暑で悶える。ピークからの岩下りでは大勢ハイカーの見世物になり、3匹のサーカス猿は照れながら特攻。
その後も岩+トレイルをズリ駆けるが、路面乾燥で愉快なのは大根張りエリアだった。従来根上の湿気を読みながら行くが、当日は全く気にしない。ここが初めての二人も容赦なく突っ込む。ガンバルマンズに始終感心である。好天にて多勢ハイカーとのすれ違い道案内もよくした。素晴らしき山容は人々の心を掴みまた宿る。至福を分かつ山並みは燦然と蒼く萌ゆるなり。

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⇒mtrweb写真記録Vol.8【5/4:奥武蔵・ドタバタDH修験道 編】


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5/5:万有引力に従い夢中より帰還の巻

2010/05/05(Wed)15:07







5/2(日)GW山第一弾は奥多摩1750m峰を目指す。東京では稀な広葉樹林は未だ葉も生えず。初夏を思わせる陽光眩しく押し担いでは3時間登る。コルの山小屋ではハイカー方より質問攻めに会う。そして連山三番目標高から5名は降下していく。そこからは苦行登りが報われ、他に無い防火帯トレイルに戸惑う者や調子に乗り連続パンク者も現れる。
やがて唐松からブナの森を抜け、落葉の厚みにはしゃぐ。どんなに騒いでも雄大な自然は我らを許容する。皆は喜びの瞬間を噛み締め夢の中である。変化に富む径路の美観は身に染むもの。岩走り・樹海走り・延々つづら折の3つの尾根を繋ぎ降りた。我らの長い長い、速い速い遠足は蒼き空と湖に迎えられ無事完結。







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⇒mtrweb写真記録Vol.7【5/2:万有引力に従い夢中より帰還 編】



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No.308|▲○Report & PlanComment(3)Trackback()