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▲HOME MTB山紀行と私的散策記。

4/26:魔境ハードロックDHの巻

2010/04/26(Mon)15:37









4/24渋滞にまみれ予定大遅延。ゴール地に正午前に着けば、⇒【盟友・八連隊】4名と偶然遭遇。彼らは俊足で早や激尾根縦走してしまったという。我らは焦り当初予定だった鉄五郎新道の西側である奥ノ院・裏参道を目指す。
標高920mピークから同域では一番長い5km続く魔境の岩盤巻道を往く。2年ぶりにここを駆けるが延々右端切れ落ちる。その分眺望絶景だが転落なれば一気に30mは落ちる。実際に過去落ちた者のトラウマ恐怖うかべ、SPD装着野郎に注意促す。途中沢崩・大岩盤の脅威はスリル満点。この朽ちた旧道往来した民の苦行を彷彿とするもの。













後半峠以降は尾根上稜線に切り替る。暗い林間トラバース連続を一喜一憂にひた駆ける。その通常山道に乗った途端、緊張解けたせいで油断し各位ズッコケ三昧。果てながら笑いが止まらぬスリルに酔う。日が長くなり幸いだったが里に着くまで4時間も掛かった。
この山径では剣岳・槍岳など高山をほいほい制覇する登山家⇒【nodasyu氏・WHITE OUT】から登山知識を多く授かる。なるほどの知恵には頼もしさを感じたもの。魔境山であっても強靭勇士とならば心強しと感謝に思えた。











⇒mtrweb写真記録Vol.6【4/24:魔境ハードロックDH編】


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4/22:修練是非【MTB受身の術】考察映像

2010/04/22(Thu)00:00



前回山往きではルート状況に比例し各人転倒も強烈であった。スキル・度胸向上も保身に寄与しただろうが、怪我なきに運良しである。しかし+幸運だけをあてにしてはいないか。その不穏な要因として先般の半身不随ビアンキ事件を知り、別隊の怪我報告を聞く度あらためて同族リスクは多大なりと思えたから。



そんな状況を憂う内、武道受身習得は事故防止に成り得ると考え浮かぶ。そこで動画サイトにて[柔道・合気道・空手の受身型]と[MTB転倒型]の類似点を探ってみた。各受身型を解析すると衝撃を一点で受けることは無く、手・肩・背・腰と順次ロールし応力分散している。あくまでも手腕は体を支えず、払い手として使い回転のきっかけとするのだ。一点衝突や体が平たく落下することが故障元凶である。
我々にとって有事必要な動作は、落下地点が[岩・根・藪]等どんな状態か反射的確認し衝撃リスク回避すること。山下りは武道に通ずるか。受身の形はまずイメージ上認識するがよしと、大胆で分かり易い動きを4分類し動画にまとめてみた。

◆Case1:低姿勢・Lunding ◆Case2:横転・Rollover
◆Case3:空転・Skidding ◆Case4:滑落・Slipping Down




「運は尽きるもの。技は活きるもの...」この自戒に我れ目覚めたり。
MTB同志方々の安全のため参考頂ければと願いたし。


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4/19:静かなる脅威【廃墟潜入・錆展2010】

2010/04/19(Mon)16:54













4/18東京・最北東部の或る工場廃墟へ向かい自宅より40分ペダルを漕ぐ。2年ぶりに潜入し建物一帯を這うツタは増え風化が進む。各部位強度も落ちたことか構造体崩壊への緊張が走る。奥に潜入するも物音や水滴に驚いては肝試しの如く好奇心に導びかれる。辿りつく構内の陰湿箇所では鉄骨錆の荒廃著しい。その朽ちた部材造形や鈍い色どりに興味を注ぐ。まるで悲哀の塊のようなここまでの酸化の様はそう見られるものではない。それらはガン細胞のように増殖し、やがて全てを滅ぼすのだろうか。
今回廃墟潜入し初めて動画撮影もした。ムービー記録で全容が垣間見れるよう試してみたい。世の進化の陰にただ人知れず劣化するもの在り。「無価値な物のはかなさを記録する」いや見送るとでも言うべきか。1時間半潜むうち緊張が安堵に変わる不思議な感覚を味わったのだった。




















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4/12:大発見【ヘルメット・デザイン最前線】

2010/04/12(Mon)12:50




これら上のヘルメットは何用だと思われるか?それは当方が昨土曜に宅至近の巨大ホームセンターに行きますれば、工事用品売場にあった物なり。この既成概念を覆すフォルムで、カラーリングも多彩なバリエーションが揃い、通称・ドカヘルの進化に驚いた次第。最上ブルー型(780円)など軽量フィットで街乗りで欲しいと思ったくらいの逸品だった。



こんな物に捕われたのも昨今仲間内のドカヘル・ムーブメント?を意識した上の事。(上記写真は流行先駆者:白仕様=金物屋にて1680円で強制購入指示/黄仕様=駅員さんへ悲願し借用)それらは着用感も上々。忘れ物代用にしてはこれで過激な活動に対応できるのだから大したものと感心したのだった。ホームセンターより帰宅のち同類ネット検索すれば、国産製品はあくまで利用上機能に絞った質的進化を果たしていた。




そして下記USA製品などは既存ベースでもデザイン・ビジュアル的に洒落たラインナップ(NFL/MLB/NHL Line他)豊富でまた25ドル位で買えるようで驚いた。これらは下手をすれば自転車用よりカッコ良くその多彩さに目を奪われるなり。自己顕示の意識差をまじまじと見たのだ。他にも先進製品も有り、これまで未知分野なので新鮮に思えた。そしてどんな製品分野でも機能向上・洗練化せねば生き残れないのだろう。と納得し学んだのであった。当発見は[仲間の忘れ物事件]なくば知ることは無かった。自身の好奇心を充分喚起してくれたのだ。だがトボけたヘルメット忘れ事件、二度あることは...三度目は誰あろう?






⇒【ABC Head Protection】

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4/8:自転車事故考察【安全は当然にあらず】

2010/04/08(Thu)17:41



先日TVニュース報道特集でクロスバイク・ユーザーの自損事故問題を扱っていた。被害者は走行中突然フロントサス・インナーが折れ路面に叩き落とされたのだ。それは外傷だけで済まず頸椎損傷で半身マヒ状態に陥った。後日の車両検査機関の調査では内部構造欠陥が原因であったという。サス・スプリングが錆びて欠損し、また構造上の保安機能に欠けていたらしい。しかし被害者は一年間整備を一度もしていないというのだから、果たしてこれをメーカーと販売側の責任だけにしていいものかと疑問にも思った。



私事で思い出されるのは、3週前に同志部品を交換した時のこと。そのペダルやハブなど主要回転部がユルユルであったのだ。これはオーナーの怠慢事例だが下手をすると惨事になると呆れた。転倒してもトレイルは軟らかいものだが故障でクラッシュでは情けなかろう。舗装路転倒は思いのほか重症になると思えたが、使うシーンが異なれどスポーツバイクへの愛着ともに安全保守の心構えが必要なのに変わりないであろう。下記報道映像は長いが愛好者として人事ではないので、出来るかぎり2話まとめて見て頂きたし。

【報道特集1:事故の経過と結果】


【報道特集2:製造・委託の責任所在とは】






動画を見るにOEM製造に関わる責任所在は複雑だと思えた。懐疑的トヨタ・リコールが先頃問題になったが、クルマは定期的に法定整備義務がありディーラー業務に依存し救われる余地がある。だが我々自転車乗りは車検もなく保険も気にかけず利用活動するという事実を忘れてはいけない。
構造上の経年変化にも気付かずにいると、次は我が身の災いとなる。事件ニュースは世のスポーツサイクルブームに警告を促すべきものであった。自分達が安全に遊ぶには単にライドテク向上だけではいけない。「道具手入れを仕損じれば己に返る...」と痛感した戒める報道だと思えたのだった。


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【関連記事:業界通ご意見紹介】さっそく有り難い事に当内容を
⇒【ちろの山岳自転車 隠れ家】&⇒【ちろの山岳自転車哲学】さんにピックアップして頂いた。ちろさんは業界通経験値から究明してくれている。
【ちろさん考察1】→この事故の原因はRSTの設計に問題があった様な気がする。多分フォークの軽量化を重視しすぎてあんなデザインに......more
【ちろさん考察2】→で、番組の方ですが、何だか「大ショック!ドロドロの自転車産業の内情、責任の擦り付け合い」みたいな内容になってますが......more

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4/4:激登り激下り奥多摩・山バカグランプリ

2010/04/04(Sun)03:38





4/3(土)快晴。春うららかな久しくの奥多摩山系1000m越えに出向く。しかし慌てん坊同志P君がヘルメット忘れし、街まで戻り工事用品ドカヘルを強制購入要請。それも愛車と同色ホワイト。華々しい芸人デビューとなり、あらためて目指す山麓へ向かった。
3年振りに当山に来たが急斜の登坂岩越えに2時間も掛かってしまう。体なまりの自分には鍛えられた思いなり。けれども1400mからの降下が格別なこと熟知するゆえ黙々と担ぎに励む。散々登り体温上げピークまで着くもののまだ積雪が残り気温は4度しかない。昼食後だんだん冷える事に体固くならぬよう休む暇も惜しみ降下に向かう。





奥多摩有数の豪快DHルートに差し掛かるが、上部は溶雪ぬかるみで滑走。昨週の風害で枝落ち+倒木もかなり現れる。障害物競走の如く避けては行くが、隠れたギャップに果てる者、勝手に滑って笑う者あり。
やがてそれに慣れスピードの虜になる中盤では気温12度にもなる。震えたり暑さに悶えまるで冬から春に飛び込む様。みんな狂喜にかられ、束縛から自由を得た脱兎の如く。降下行程8kmただただ笑い駆けるのだった。あぁ壮快の中で山バカ達の頭に桜咲くなり。激動の一日至福に昇華せり。









⇒mtrweb写真記録Vol.5【4/3:奥多摩・山バカグランプリ編】


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3/26:【山岳需要最適・高機能デジカメ】導入の巻

2010/03/26(Fri)00:24



先般デビュー前SONY Syber shot-HX5V紹介をして以降、自身も予約したが3/18に遅れ納品された。どの店頭も販売実機が品薄で市場好評価が伺えるもの。ここ2年での動画撮影傾向に従い、ビデオカム・シェアNo.1技術を注ぐ当モデルに注目していた。導入後一週間で感じた山岳需要主体の感想をまとめてみた。

【デザイン】
◆競合機PanasonicTZ7/10と似ているが質感・重厚感はHX5Vのほうが良い。レンズリング周りの精度高い仕上げに好感持て、コンデジ上位機としての風格を備える。総重量は200gならトレイル活動でも問題はない。
◆ボディの割に機能ダイヤルとシャッターは小さく扱い易くないが、枝ぶり・藪抜けなどで妙な引っかかりはないだろう。
◆ズーム時の重量バランス偏りともにグリップ性は良くないので、滑り止めがあったほうが良い。なので懲りずにラバー&カーボンシート装着。


▲左:HX5V 右:IXY210ISレンズ比較=HX5Vは一眼レフレベルの大レンズである。

【画 質】
◆コンデジでは稀な一眼レフレンズとハンディカム譲りの裏面照射型CMOSセンサー採用で暗部でも被写体が鮮明に映る。手持ちの IXY210ISより格段に明るい。
(Casio/Ricoh/FUJI/Victor製品のCMOSはSONY製)
◆現状コンデジでSONYだけのFull HD撮影データはTVで見ると精彩さが際立つ。
◆夜景に向けてもシーン認識し光源不足でも隧道や木陰で明快に撮れる有効補正。
◆10倍ズーム使用時でもフォーカス動作も速くシャープな遠景が撮れる。
◆CCD採用機は逆光時に白トビ・白帯スミアが発生するが、HX5Vは逆光でも補正し適正明度で描写する。室内撮影時には液晶上ではハイコントラストに見える。
◆静止画重視ならリコーCX3/FUJI F70EXRが廉価優秀だが動画主体なら問題なし。プリントニーズでなければHD動画キャプチャーでも画質充分だと思える。

【2002 Mt' Fuji Jump】弊隊最古の動画(Finepix1300撮)




山活動で8年前初めて↑Finepix1300(130万画素/49,800円)を使い動画撮を試していた。まだフィルムカメラ出荷台数の方が多い頃のこと。こんな粗雑動画で仲間は喜んでいたのだ。それ以降のデジカメ進化は凄まじい。桁違いの画質・機能を持ちあわせたHX5Vの方が安いことに驚くばかりなり。

【HX5V HD1280*720 Test1】夜景+移動同時ズームテスト+ステレオ録音

⇒【HD 1280×720size】

【HX5V HD1280*720 Test2】室内低照明での動体撮テスト

⇒【HD 1280×720size】

【機能性】
◆撮影時ズームでガタつきやピント合わせタイムラグがなくフォーカス動作をしているのかと思う位スピーディーで低ノイズ。また動画処理でも高速読み出しである。10倍ズーム機能もさながらマクロ機能もかなり優れる。
◆撮影地の位置記録ができるGPS・コンパス機能搭載しトレイル記録には最適。事後にて難解分岐・アタック箇所も一目瞭然。
◆ステレオ・マイクであるので快走撮での臨場感が増すだろう。
◆多様モード切替えがあり露出・絞りなどもマニュアルで細かく操作できる。
◆充電残量確認は便利だがフル充電まで330分と時間がかかる。静止画ならバッテリーひとつで充分だが動画では予備必携。底部フタの作りは薄く貧弱である。
◆シャッター押し270度回すだけで撮れるスイングパノラマは一切継ぎ目がなく雄大な自然景観などが一気に撮れる。




▲一切継目のない270度パノラマ画像を簡単撮影

【総 評】
◆位置記録GPS機能はトレイルにおいて頼もしい機能で事後再検証が不要になる。
◆従来SONY機種は割高なメモリースティック専用だったが、本機からようやくSDカード使用可になり手持ち資産が有効に使える。
◆動画撮ではSDHCメモリーのクラス10使用で高速伝送を発揮させたいもの。
(※クラス10=データ転送速度が1秒間に10MB)
◆これまでSONYはバッテリー社外品製造を禁止したため流通・コスト利便が非常に悪かった。純正価格は5880円と高額だが最近規制を解き互換バッテリーも1500円以内で買えるようになった。
◆ハンディカムからの技術フィードバックも確実で手振れ補正は完璧。徒歩・MTBラン時でのアクティブ手ぶれ補正ではガタつかずスムーズに映る優れた機能である。
◆通常は春発売なら3ヵ月で夏モデルが出るが、SONYが相当に力を注いだため本機には夏モデルがないのだとか。この廉価での高機能実現は中国製とした英断結果であろうが、そこは本気攻勢に従う競争力をつけるべく戦略に違いない。当社だけのFull HD撮影機能が一番のイニシアチブだが、従来機に比べて久々のヒットになるだろう。
◆トレイルランでの画質性能は充分で携行性の高さからビデオカムは不要だと思える。この進化機能で「我らのお山の運動会」をリアル鮮明に記録したいものである。


▲左:IXY210IS 右:HX5Vズーム比較=HX5Vボディ表面積は小さいが厚みがある。

◆【SONY Syber-Shot DSC-HX5V】
◇DSC-HX5V標準価格44,800円
◆【3/10時点首都圏最安:荻窪カメラのさくらや】
◇当方・最安購入価格35,800円 ー (2年落ちCasio EX-S10機8,800円で売却) =
差引27,000円で入手。
◆【中古機迅速買取検索:ソフマップ】
◆【廉価・互換バッテリー消耗品:iiShop】
◆【裏面照射型CMOSセンサーが注目される理由とは?】


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