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▲HOME MTB山紀行と私的散策記。

9/15:夏らしき終盤の奥多摩DHの巻

2009/09/15(Tue)12:43



9/13(日)前日雨に関わらず道は乾き青空の奥多摩山系。勇んで1400m峰を目指し林道を登るが狭いトンネルを潜れば、そこは大崩落地だった...。仕方なく戻り巨岩壁に挟まれた渓谷にて涼をとる。表からは見えないこの清流は人知れずの美観とあらためて関心。
そして代行案での西側山系の御林山(1100m)方向に登り、走り慣れた長尾根を進む。暫く勾配のある山に行き過ぎ、昼食の頂までの7kmまではXCのように思えた。北側の山並には最初に目指したより高い山がそびえ、我らを見下ろすようだった。



そして終盤は「みんなの大好物」クライマックスDH。前回より日が差し前方良く見えたため、かなり調子良く降下する。始終シングルトラックなのでハンドル捌きに忙しい。3kmあまりの激下りだが、自分以外は皆知らない道で新鮮に思ってくれたろう。もう9月半ばなのに、天が延長してくれたような最後の夏らしい山だった。






▲(+)=Hi Speed Play

⇒mtrweb写真記録Vol.15【9/13:夏らしき終盤の奥多摩遊走 編】

★当山ムービー記録は完成次第公開します。

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9/11:山岳映画と十二年山道探索記録報告

2009/09/11(Fri)00:01




この夏から嬉しい事に[劔岳・点の記][里山・映像詩]など山岳映画が続いて上映されます。当方は昨7月に劔岳を見に行きますが、客席は登山家と思しき壮年紳士でビッチリ埋まっており「山を愛するお父さんが大勢いるっ」と、この団塊Jr.は喜ぶのでした。

公式記録では剱岳初登頂は1907年陸軍参謀陸地測量部であります。ただ地図を作るためだけに前人未到の霊峰を目指し「誰かが行かなければ道は出来ない」と案内人は諭し測量隊は決起します。
山頂に在るべき三角点は緯度・経度・標高を三角測量するよう設置されますが、その点数ほど測量士方の功労が偲ばれるものです。高山へMTB担ぎ上げた方なら、自然の偉大さ厳しさに立ち向かう人々の魂に感銘を受ける映像作品です。




劔岳は標高2999mですが、先月当方も未知の2600m火山から探索しつつDHしました。しかし濃霧のなか行先不明で「この道間違えたら遭難だな...」と戸惑い、劔岳の過酷シーンを彷彿とさせ自然脅威が迫る思いをします。
映画にて地図作成の意義を理解しすっかり感化されたので、これまで作成したトレイルMapを精緻化→体系化できるよう1ヶ月半でまとめあげ完成に至ります。

かつて街乗り族だった当方は1997年に初入山します。当時のMTB仙人御仁[山岳サイクリング研究会]著書の【秘蔵版 MTBツーリングブック】を熟読しますが、その地図は大まかな手書きでリアリティに欠けます。この未熟者は解らず度々山中で困り果て、あげく山域ごとに国土地理院1/2万5千地図を買い略図と照会していくのでした。



当時Netインフラも黎明期で地図サイトも無く、やがて⇒カシミール3Dという山岳地図作成ソフトが登場。それを駆使してトレイル仮想探査が出来て飛躍的にルートコレクションが増大します。それ無くば活動継続はなかった程なのです。
初入山から干支回り12年。弊山ゲリラ隊は尾根通過分含めると約50座の山を走破します。中でもまともに走れるルートは5割ですが、それは同志協力が有っての成果だと感慨深く思えます。
▲参照:mtrwebトレイル探索心得⇒TRAIL SEARCHに掲載



そして去年からは探索活動は控え、出会う逞しい有志にマニアック快走山を伝えている次第。よく同族方のBlog等で示す山名をWR山・SGN尾根などと略しますが、MTB走可能トレイルはモラル上公開できず、登山者報告ではあり得ない悲しさがあります。MTBを活かす場を知らぬまま期待の結果を得れず行動頓挫する人も多いのではと思われます。

だからこそ同族の衰退危機を脱するには、ヤル気同志に遊び場を伝承していく他ありません。12年分奥多摩・奥武蔵ルートデータ一式で1GBに成りますが、いずれ熱血勇士に引き渡します。そして果敢な者達がやがて自らリスク承知で山道探索を目指すなら、その時こそMTBの嗜みの道を極めるステージでありましょう。



この度、山行記録をまとめた節目報告でしたが、本格山岳自転車族=(絶滅危機種)の皆様も地図・写真・Blogなり、ご自身が活きた証を建てて頂きたく思う次第です。
これまで山遊びを通じ類は友を呼び「バカはバカと遊ぶしかない」と心に記しておりましたが、「山上で少年の如く過ごす事いわく、心清めることなり」が本望だと結論づけるのであります。同族方々未だにワンパクを止めることなく...[21世紀少年]でありますように。


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9/7:フリースタイル・ライド&アドベンチャー始動

2009/09/07(Mon)12:49




当方のかねてからの山同志・Hirai氏がこの度[フリースタイル・ライド&アドベンチャー]というバイクツーリストガイドを始動させました。主宰Hirai氏との遭遇は5年前の2004.12.12武蔵五日市山中でした。当時から活きの良い真正な山バカゲリラで、その人の良さに乗じて伴走したわけですがその激躍動には弊隊も驚いたものです。
彼自身トレイルツアーのホストを務めることは非常に気を使う生業でしょう。しかし面倒見の良い彼なら素晴らしいツアー体験を演出しファンライドに導くはずです。



MTBの嗜みを継続させるには遊び場を増やしていくこと。それ以前に実際に走れるトレイルを知らない街乗り諸兄がいかに多いことか。だからこそトレイルについて未知な時点で良き山を駆けるきっかけ作りが大切なのです。

頼まれたら断れない主宰ならではの初級~上級レベルに応じた、わがままツアーもきっと叶うはずです。そんな新星[フリースタイル・ライド&アドベンチャー]へどうぞご参加をお勧めします。

⇒マウンテンバイクツアー開催中! Freestyle,Ride&Adventure.
www.mtb-tour.com/



▲中央右に立つブラックな奴が主宰Hirai氏


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8/31:★惑星探査的★DH苦行の巻

2009/08/31(Mon)00:25






8/29(土)[よい子はまねをしてはいけない級・火山]2600m標高より降下とたくらむ。無茶な山行本望の本隊4名で早朝出動。麓の郷はどんよりと曇っていたが、上昇につれ標高1400mでは紫外線が刺すように晴れ渡る。今回は未知の南方ルートを探索へ向かう。下界から見上げた雲は眼下に雲海として拡がり孫悟空気分。登り終盤の導入は分かり易いが進むにつれ踏み跡探し頂を目指す。意外にも低木・岩盤など障害物が多く時間がかかり急登経てようやく登頂する。

頂部は濃霧に包まれ行く手が見えず気温は17度しかない。森林限界上のため距離感掴む対象物が無く、次の分岐をそばに見るのに500m離れていたり、水平に駆けるつもりが意表突く下りだったり。偉大な景観に圧倒されるが、冒険心が無ければ引き返すところだ。下り始めから大ガレに騒ぎながら降りても先が雲中なのだから脅威を感じていく。





進むにつれ不安な霧雲は現れては消え、まるで変わる景観への幕を開かれ導かれるようだ。やがて大きな岩壁沢を2つも越えて、酸素が薄いせいか息が上がりやすい。そして行程後半からようやく視界の広い斜景が現れる。

見晴らしに安堵しそこからは皆解放され野を駆ける早馬の如く進む。後方から追い撮りする者を気にもせず、砂煙を派手に巻き上げるから自分の顔は砂埃まみれ。まあ皆そこまで元気を貯めていた事がわかり快活な気になった。遅れた昼食後は別登山道へ移動するが、豪雨に襲われ敢え無く第1幕で終了。それでもピークから18km駆け下り、夏山の締めとして充分で過酷痛快な惑星探査的DHであった。





▲(+)=Hi Speed Play




⇒mtrweb写真記録Vol.14【8/29:惑星探査的火山DH苦行 編】

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8/17:第二次ニイタカヤマクダレ総玉砕セリ

2009/08/17(Mon)22:20




8/15奥武蔵岩山縦走に7人集う。有馬山から東側尾根麓まではバラ尾根と呼ばれる。その上部途中1033mピークより駆け下るのだ。前回6/7にクリアできなかった超難関を制覇するリベンジである。真夏に関わらず頂部は霧に覆われたお陰で23度位しかなくこれ幸いだった。
岩上より急降下発進になるが嫌な準備運動だ。しかしここは難なく皆行けた。その200m先にはすぐ「岩壁の如く」の最大難関が現れるのだ。歩いて降りても辛いこの難所を制覇した者はまだいない。どのラインが無難であるか?無理を承知で充分下見し問答をする。




そして自分含め5名が恐る恐る特攻する。が、自分ともう一人は無理目ラインで足止めとなり、また2名が一本背負い状に岩下に放り投げられ玉砕となる。たった1名KUNI氏のみ下方まで到達する。が着地で果てる始末。奇しくも彼は歴戦クリアの第一人者となる。しかし発進から30分経たないうちに勇敢貴兄は山に散った。その勇気は栄誉ものなり。
そこまでに充分過ぎるほど気合いを入れたからだろう。以降は精神の鍛錬なされ、どんなアタックも全く問題無しだった。そして前半皆張り切り過ぎで13:30に林間が開けた北側テラス状の笹野原に漸く着く。ハイテンションで進んだので皆グッタリ食休息...。



そして後半最終分岐で未知の北降りへ進む。しかし超狭コーナーのトラバースが延々続きヤケになる頃、白雲山・鳥居観音に着く。そこからは迷路みたいな参道を辿り、妙なお堂や観音巡りで遠足気分。そして石段続きで腕が痺れる頃漸く下山となる。久しぶりに探索もかねたのだった。
この度リベンジ戦でリピーターは次元高いスキルアップが果たせたようだ。当方も立木に膝アタック転倒したが、歴戦で最も豪快な大転倒大会だった。凸凹DHを5時間近く駆けたので、今頃皆患部が痛むはずだ。打撲しても己にムチ打ち頑張った勇敢貴兄に栄光あれ。

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★⇒mtrweb写真記録【Vol.13 8/15:ニイタカヤマクダレ総玉砕 編】
★⇒伴走同志【ジュンイチロウ・チャリ日記】同山リポート
※今回激山Movie記録は完成次第公開いたします。

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8/6:雨露の熊笹丘陵 編

2009/08/06(Thu)00:18



8/2小雨が降るなか奥多摩桧原村へ向かう。しかし9:00am集結地では本降りとなる。しかたなく集まった7名で昼食を和やかにヤケ食いの後に解散。はてや現地まで来て中止にしたのは山活動12年来初の事。なので自分だけ諦めていなかったのだ。そして近隣在住Atsu君とで性懲りもなく居住地辺境の丘陵に出向く。



当地まで来ればなんとか雨も止んできた。めざす熊笹丘陵の導入から外周を巡りピークまで登る。その斜面には笹が群生し背丈が1mにも育ち雨露が光る。そんななか丘頂上からプチDHを濡れ覚悟で降りるのだ。その後は隣接の西堀トラック(飛び場)で跳躍しては無邪気に遊ぶよう。そして米第5空軍通信基地の丘陵までXCランしてようやく気晴らしになる。
2人伴に思いのほか泥だらけになるが、MTBとも汚した成果にようやく気が済んだ休日だった。当方のエゴに付き合ってもらったAtsu君に感謝。



⇒mtrweb写真記録【8/2:雨露の熊笹丘陵 編】


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7/27:奥多摩・大塚山ドタバタ修験道の巻

2009/07/27(Mon)00:18



7/25天候危ぶまれたが、当日現地に着くや山麓快晴の出迎えとなる。今回行程は大塚山・鉄五郎新道。3週前に賛同されたB型自転車乗り氏がお弟子さんHuru氏を連れてやってきた。920m頂上では爽やかで上空快晴なれど、寝不足での自走登りが身に堪えた。いざ駆ければ冬に来た時より緑が深く覆い径路は明るくない。乾いた道ならば傾斜もあり高速ルートのはずだがやや慎重になる。



そして林間では相当の湿った道に滑る根っこに鍛えられる。皆面白いようにズルズルずっ転け、また地に果てるのである。このルートは湿気れば上級コースに変滅してしまう。しかし初の奥多摩経験のHuru氏も果敢に駆け下りること感心。深い根っこ落ちがかなり続く中盤では、ハンドルバーを押さえつけてはバランス整え、まるで道路工事のランマー(衝撃で地盤固める機械)を操るよう。



全行程は6km位しかないのに腕がかなり鍛えられる。忙しい道程で騒ぎ降り気がつけば夕刻4時を過ぎてしまう。到着地の名店で地場産・野菜を求めれば、人から行程を聞かれ伝えると、雨後のあの道は大荒れでしょう。と呆れ笑われる。最後には起点の涼やかな渓谷に降り立ち和み洗車し善戦を讃え合うのであった。あぁワンパクな夏到来と思えた山巡りだった。

▲(+)=Hi Speed Play

⇒mtrweb記録【7/25:奥多摩・大塚山ドタバタ修験道編】
※今回ムービー記録は完成次第公開いたします。


▼今回の帰り飯=瑞穂[南京亭]

当店では長らく麺類食したものの久しぶりに丼物注文すれば、そのマグマ的大盛りに絶句。しかし素材も味も絶品。快活な走りに比例した豪快飯だった。
◆南京亭:東京都西多摩郡瑞穂町二本木向長田935(24時間営業・年中無休)
Tel.042-556-3570 麻婆豆腐丼・中華丼800円 他献立多し



MTB族皆様も暑さに負けず、夏山での良き想い出をつづられますよう。

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