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▲HOME MTB山紀行と私的散策記。

7/24:【桃源郷で舌つづみ】へのいざない

2009/07/24(Fri)00:05



7/18奥多摩山系に出向き帰り飯で寄りたかった食事処がありました。しかし当日は人数多く下山見込みも分からず断念。
実際に駆けた山の東側・武蔵五日市界隈は東京山系でMTB族が多く集う山麓の街。駅周辺はそこそこ名店もありますが、車・雑踏も多くどうも自然に親しんだ気持が覚めてしまいます。そこで駅周辺を少し離れた丘陵麓に人知れず粋な食事処が2つあります。しかし双方とも前日予約が必要であり、ふらっと立ち寄ることは出来ません。





一つ目は駅の北、私達が散々通った通矢尾根の麓にある蕎麦屋【雙柿庵:そうしあん】丘陵辺りにこじんまり在る店は一見古民家と見まごうほど。中は静寂で主人の器道具などの拘りを感じさせ、まるで文壇が足しげく通うような粋な趣があります。
蕎麦は荒い手挽き極細で品格を感じさせ通には堪えられません。以前立ち寄った時はおまかせコースで椀物・蕎麦・焼味噌・鴨ロースの献立でした。その他単品で煮穴子・出汁巻き玉子等が絶品。店内は撮影禁止なので頂き物を載せます。





雙柿庵(そうしあん):東京都西多摩郡日の出町大久野1487 TEL042-597-3802
◆予約制=通常蕎麦セット2000円/おまかせコース献立(3500円〜7000円)
◆営 業=11:30〜15:00/17:00〜21:00(水・木 休)





二つ目は武蔵五日市駅の南。歩いて15分位か道脇の黒看板を見逃すと到底分らぬ林間に入る店があります。旧来の養蚕大農家を改造した手織物作家・真木千秋さん経営の[真木テキスタイルスタジオ]の一角に【竹林カフェ】が在ります。竹林の緑の壁に隔てられて、俗世間とかけ離れた風情があります。この店も予約制ですが山中で本場インドカレーを現地シェフ調理で頂ける希有の銘店です。





ナンではない南インドの米クレープ「ドーサ」がメニューにあり、それに巻入れるおかずがチャトニ。竹林を眺めながら頂く旨みの濃い南インド風カレーは格別なお味です。しかし近き8月は専属インドシェフの里帰りで1ヶ月間閉店だそうでお気をつけください。





竹林カフェ:東京都あきる野市留原704 Tel:042-595-1534
◆予約制=日替ランチ1300円/ランチセット1600円
◆営 業=ランチ12:00-15:00(月・火 休)

山里に密かに佇む趣のある店構えは貴重な憩いの場。両店とも本格の味+自然の趣併せて廉価なグルメだとお勧めできます。山里の小さな食事処はネタ切れしては追い返され、16:00位には閉店する店が多いですが、この2店は予約さえすれば安心。トレイル探索より簡単ですからこの銘店を探してみて下さい。山を巡り快走後の泥汚れには注意でございますよ。

◆奥多摩グルメ情報⇒07.12.14:山活動立ち寄り【安・旨グルメガイド】

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7/20:遠い夏の日。蘇る登山道にて。

2009/07/20(Mon)01:49





あれは7年前の夏の事。奥多摩山系で我ら元祖隊三名が未知のトレイル導入を分け入った。見るからに深い薮に覚悟して下るも眼下の九十九折れはさらに大藪だらけ。それも始終において刺の鋭い植生ばかり。ズボンまで破るその険しさに、引き返しても傷が増えるなら下り切ろうとやけになった。終点では手足の傷を癒すために清流に飛び込む始末。遠い夏の日。記録では2002年8月25日だった。

そして7年後の7月半ば、八王子同志H君より同ルートが再整備された旨確認する。やれあの苦渋の道が復活かと彼らの写真記での見事な掘割り道に見入る。それを機会に昨7/18にリベンジとなる。あの山道にまた再来することになるとは...。





今回は年季の入ったバブルス(バブル時代の申し子世代)6名で連れ立ち懐かしの1100mピークへ。まずは7kmばかり尾根を縦走する。そこまででさえ3年振りで崩落箇所や伐採地を見て経過した年月を感じたもの。最終頂部では霧にまみれ躍動でのヒートを冷ませ癒された。

そこからは過去の大藪道あらため復活尾根導入となる。駆けるうち嘘のような快適な様に驚き、動画撮りなど放棄したいほど優美な道に再生している。しかしかつて痛みを分けた同志にも報告したく、皆で交互に撮影テイクを繰り返す。終盤3kmあまりで標高差500m下りきる豪快さに皆放心した。過激ながらも無事に全10kmを終えた。





▲(+)=Hi Speed Play

⇒mtrweb記録【7/5:遠い夏の日。蘇る登山道にて。編】



今回快走で苦渋奪還し当山は奥多摩四大DHトレイル格上げ認定となった。これらの復活道の整備は昨今の[中高年登山ブーム]の影響なのだろう。長きこと放棄され覆った草木が厚い腐葉土となり柔軟な道を作った。
移り往く時の中で山々は生命を育む。そして「朽ちる廃道も有れば、復活する道も有り」諦める事も希望を持つ事もこの[蘇る登山道]にて憶えた。

※今回ムービー記録は完成次第公開いたします。

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7/10:ウェアラブルHDヘッドカム大本命現る。

2009/07/10(Fri)00:24



当方お仲間同志にはヘッドカムマン8名おりますが、これまでコンデジ自作マウントやGo Proなど活用しています。各位工夫し稼働しつつも耐衝撃やコンパクト性には課題があります。そんな状況に⇒米Twenty20:ContourHDが革命的にリリース。

従来機のどれよりコンパクトなアルミボディでタフそうで、映像ファイルはH.264/mov形式で電池耐久と高画質を兼ね備えHD(1280x720)サイズで収録。そのスペックで299.99ドルと廉価。(日本未発売)国内代理店は既に決まっており、なんとGo Pro扱社と同じ。並行販売の必要もないでしょうし、コストパフォーマンス差歴然のContourHDが間違えなく優勢です。


[主機能]固定レンズ/HD(1280x720)30fps・画角:135度/SD(848x480)60fps
・画角:90度で撮影/映像H.264・音声AACのmov形式で保存/メディア:microSDHC


【ContourHD Promo】


★画質確認・機能解説はこちらで⇒【ContourHD】リアルサイズSample
機能パフォーマンスも分かりやすく、Mac対応編集ソフトもあるようです。


▼本体116gと軽く耐水・耐衝撃アルミ製。内蔵リチウムバッテリーは3時間充電で2時間撮が可能。ヘルメット/ゴーグル/ウインドシールド/車体/ハンドル用など各種アタッチメントが豊富。2GB microSD付属で299.99ドル。米Amazon.comでも販売され購入可能。





▼お仲間所有のGoProやATC5Kはまだ購入1年未満なのにContourHDと同価格帯。しかしContourHDは画像サイズ4倍HD+高画質H.264で
⇒【既存高級機ELMO SUV-CAM:85,000円】同等以上の性能ですよ。


▼07~08年で破壊した当方カメラ様ご神体。コンデジは本来手撮機なので衝突しなくても過酷な強震動+砂埃進入などで耐久は長く期待できません。



【AKIBA-Today】

▲SONY MHS-CM1 Webbie HD(24800円)
秋葉原デューティーフリー店にて海外向け逆輸入発売。100gと軽量だがCCDは小型で画質は期待できない。少額加算でContourHDが買えるので考えもの。

▲SONY MHS-PM1 Webbie HD(22800円)
先に入荷した奥の機種。CCDは大きいがヘッドカムには大きすぎる。

▲Canon IXY 210IS海外向専用黒機種。(海外ではPower Shot)
これが当方待ち撮り機候補でした。HD撮影+コンパクト性は優れもの。

あぁデジタルギア進化は旧機材を瞬く間に陳腐化させるなり。ガッカリサイクルが短か過ぎる。こんな状況いつまで経ってもイタチゴッコなので、新品直ぐ買い使い倒すしかないのです。当方現況機材壊したらContourHD迷わず導入になります。

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7/6:城山あじさいトレイル泥走の巻

2009/07/06(Mon)15:52


【初参加・新4勇士】





7/5(日)奥武蔵は曇り。5か月ぶりの縦走尾根ピーク900mに着く頃には晴れ間が広がる。今回は初対面勇士が4名賛同してくれた。合わせて9名と多いので当山経験のあるJun氏に分隊長任命するが、あぁ、彼のルート記憶は初期化されていた...。この縦走は長距離で分岐も多いので要所に認識テープを取り付けながら進む。

スタートからドカドカ下って行くのだが、マッドな道は我らにダンスをさせる。前者が滑ると可笑しくなるが、自分も障害にはじかれ道脇にガータとなる。そして難関の岩根超傾斜が現れ見本を見せようと挑む。しかし今日ほどバッドな状態はない。目的外れる方向に滑りながら、もう一気にまぐれ位に降り立つ。皆も捨て身で降下するが成功率5割というところ。その後はもう楽チンで夢のように2km位下り次のピーク城山で優雅な昼食を摂る。

まだここまで1/3行程で先は長いが路面にも慣れみな悠々と駆ける。ジャングルやシダの原に突進したり、見る見る間に情景が変わるが、高乗車率の縦走を皆気に入ってくれたようだ。終盤唯一の大登りの後はもう極楽DHを放心したように下る。川になった道で泥にまみれても粘土の上を滑走しても万有引力の虜。4時間半の悦楽走無事に終了なり。
★初参加4名勇士様へ:突然の招集でまた初対面に関わらず、まるで幼馴染の再会のように親しくして頂き感謝しております。また良きお山で伴に果てましょう。








▲(+)=Hi Speed Play

⇒mtrweb活動PHOTO記録【7/5:城山あじさいトレイル泥走 編】
※今回ムービー記録は完成次第公開いたします。

▼今回の帰り飯=越生名物[うどん・米勘]

越生米勘のうどんのコシは人生最強。皆喜んで旨みの濃いうどんを食いちぎる。
◆米勘:埼玉県入間郡越生町大字黒岩130 Tel.049-292-2069 ざるうどん並550円

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No.222|▲○Report & PlanComment(14)Trackback()

6/22:秩父大棚山・濁流絶倒DHの巻

2009/06/22(Mon)00:14












6/20(土)秩父は雨期最中の好天で山麓駅にはサイクリストやハイカー方多勢が見られた。今回は秩父定番の丸山でなく西方向900m級・大棚山よりの道程を辿る。スタート地は雲中濃霧で長袖を着ても寒い。また進むうちに広葉樹・薮茂りが激しく先が見えにくい。秩父山系初の3名は疑いなく進むのだが、前夜雨でもないのに長大尾根の植林が蓄える膨大水量のせいか路面はかなり湿っている。

濡れ状態に慣れた中盤からは皆注意しつつ上体揺らし驚喜で下る。やがて西方に沢の無いこの尾根はトレイルを川に変えてしまう。その流れにしか沿えずやけくそに騒ぎ降りて行く。前を駆ける貴兄は次々滑り果て、自分も気付かぬうちグリップエンドを両方吹っ飛ばして無くしていた。藪枝に側岩に何度ぶつけたのかも分からない。

午後からは異方向を行くが南斜面でも植林深く道は乾いてない。途中で富士大沢のような大廃道を見つけ大岩が囲む急斜を肝試しに下る。そして本来の快速トレイルに戻りがむしゃらに進む。日当りの良い路面は快適なのだが、また行く手に滑走状態続くと疲労度2割増なり。愉快が勝る5時間半走行12kmだったが、ゴール地では我ら泥んこ集団を見る観光客から呆れられる始末であった。あぁ泥ネズミ達が仰ぐ空は青し...。












雨期のさなかMTB族の皆様も雨ニモマケズ風ニモマケズ元気にペダル蹴られますよう。
※滑走ムービー本編・写真記録はまた追って公開いたします。

▼今回の帰り飯=秩父名物[豚味噌丼・野さか]


最近知った名物店ですが立派な佇まいに関わらずメニューは豚味噌丼だけ。その献立を食すところ田舎味噌に漬込み仕込んだ地場産豚肉が分厚く4片乗ります。その甘辛な旨みは満場一致で格別逸品。秩父にお立寄りの際はぜひお試しあれ。
◆[野さか]埼玉県秩父市 野坂町1-13-11 Tel.0494-22-0322
◇豚味噌丼・並:850円/大盛はデカ過ぎるので要注意。




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6/9:有間山・七転八倒玉砕DHの巻

2009/06/09(Tue)11:20







6/7奥武蔵で二番目高峰1213mの有間山に挑む。時間都合でピーク直下から進むが、近郊山に関わらず広葉樹自然林で目にも優しく、下界の暑さを忘れ実に爽やかである。初めの鞍部ではキツネ君に出向かいを受ける。尾根自体は防火帯然と広いが、4年ぶりで随分道なりも風化していた。
【道程:有間山→藤棚山→大ヨケノ頭→小ヨケノ頭→小殿】

スタートから2番目の頂きで昼食を摂り、いよいよこの岩山の激降アタック合戦が始まる。ライン確定を見極め熱心に談義する皆に先んじて、自分がいざ降りるが撮影スタンバイ箇所に止まりきれずズッコケ見本となる。
そして次々に現れる難所で、弾かれ側に飛ぶ者。躊躇して滑る者。ライダーのみフリップと、もうサーカスを見るようで愉快すぎる。しかしだ、今回カメラ忘れ・不調者多勢で自分ばかりが繁忙撮影。何度彼らに轢かれそうになったか...。ハイになって駆けますが、皆さん招待選手ですか?
要所に見る景観も皆取り逃がすほど、多くのアトラクションを経て4時間以上も尾根で跳ねていた。健気な山バカ野郎隊の遊び場には相応しく、嬉々として各々自身の目論みを全うしたものだと思えた。











今回初参加の九州男児aokick氏は上京にて3年ぶりの山だそうで、ブランクに関わらず段々と山勘を取り戻し山バカに感化されていた。以前福岡で起業した兄によると九州は低山しかなく登山文化が発達してないと聞いた。aokick氏も夏はとても乗れぬ猛暑なのだと言う。首都圏では奥多摩だけでも1000m越の山が20座あると伝えると、彼は期待に満ちた面持ちを見せた。
aokick氏は弊Blog閲覧で機会探り、自ら参加行動を起こす前向きな人。自身のスタイルに合う集まりを探すにも活動者自体が少なくジレンマを抱えていたようだ。
⇒Mr.aokick Blog【AOKIKE WEBLOG】







今回賛同貴兄のように山道所在を知らず躍動機会を逃す人がいることを惜しく思うもの。自分達は少数山岳民族ゆえ同志の縁を繋ぐことで、活動継続・継承が円滑になると考えます。お声掛け頂ければ情報・リアル交流ともに歓迎にございます。
未知の同志・山に出会えるのは素晴らしきこと。未だ見ぬ感動いずこに有けり。また気の向くまま追い求めるべし。

【七転八倒山バカの詩】
これでもか えいやと岩を 飛び越えて
かっこつけるは よいものの
つぎの障害見逃して 地に果て空を見た時に
我が身を笑う皆が立つ


【ニイタカヤマ クダレ-予告編】

※本編Movieは追って公開致します。



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6/6:マウンテン・ユニサイクル脅威の世界

2009/06/06(Sat)19:06





上の写真を見て「おやっ」と不思議に思われた方、マウンテン・ユニサイクルをご存知でしたか?かつて少年少女の遊びシーンで大流行だった一輪車がありますが、これは名の通り山で乗る機種なのです。
自分もその使われ方を良く知らず、ネットでたまたま辿り着いた達人ブログを見てそのパフォーマンスに驚きます。そのaoringer氏は元々MTB乗りで自分達と同山系で活動されます。見覚えある難所を克服する様は凄く感心させるものです。氏のような活動公開されるユニサイクリストは極少数だと思われます。


▲トレイルで遭遇ならば驚きます。

▲丈夫なので8kg位あるようです。

▲まさに素早きネオ・マウンテン忍者。

【達人aoringer氏の直言・要約】
難しい場所をクリアーできるかできないか。その鍵を握る極意とは...。
「ノリ」です。これは冗談でなく仲間も同じ認識を持っています。ようは一輪車ってすごくメンタル面に左右される乗り物なのです。難所を前に腰・足のポジション確認をしているとまず失敗します。深く考えずに「たのし~♪」ってノリでチャレンジするとクリアーできてしまうんです。そんな時は体が自在に動いてバランスがとれるって感覚です。
頭が柔らかいと体も柔らかく動いて、頭が固いと体も固まってしまうのかも知れません。体が硬くなるのは始終バランスをとる一輪車では致命的です。MTBでも似たような事はありますが、一輪車はそれがスゴク顕著に表れるみたいです。

▲この言葉は我MTB野郎の心にも響き共感できる有り難い教えに思えました。勇猛果敢なaoringer氏のBlogでマウンテン・ユニサイクルの世界をぜひご覧下さい。
⇒Mr.aoringer Blog【一輪車で山を走ろ!】


▲内装変速機装備ハイテク機種も有り。

▲可愛く頼もしいaoringer氏マシン:マグラ油圧ブレーキ装備

【ユニサイクリストの神:KRIS HOLM驚愕ムービー】
どうぞカナダの超人・神業ライドを見て段階的に驚愕ください。

★Shock1【Into Thunder Dragon Kris Holm】


★Shock2【Kris Holm - A Fine Balance】



★Shock3【Kris Holm Freeride video】


世に広く知られなくても、誰もやらない事に挑戦する素晴らしい人がいる。ハンドルもサスも無いユニサイクル達人方の活動は、自分達のようなMTB山ゲリラに勇気とやる気をもたらす激励に思えました。

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