昨6月半ばCanyon SpectralよりLux Trailに主力モデルを乗り換えた。今年モデルチェンジした同モデルは近年登場したダウンカントリーというカテゴリーである。それはいわゆる軽量XCとオールマウンテンのいいとこ取りのカテゴリーになる。
[ダウンカントリーとして備える新機能]
まだ実際トレイルでの2度のフィールドテストしかしていないが、 Canyon Lux Trail仕様は業界初クラスでフレームストレイジを装備すること。これによりロングツーリング・マラソンライドにも有効なダウンチューブ上辺に樹脂製の蓋がありチューブやポンプなどのツール備品などを内装できる。試走時に蓋ロックレバーを閉め忘れ15km駆けた途中でその蓋を早速落下させて気付かず。復路半ばで運よく見つけ確保する。便利な仕組みでも慣れが重要なり。
[フロント&リアサスの効率的仕様]
サス関連ではハンドルレバーにてフロント&リアの片方・両方ロックアウトによりフルリジットに切り替えることができる。この仕組みは初め不要と思えたが、舗装路登坂時などパワーが逃げない効率的な走り心地に感心するほどであった。
フロントサストラベルは120mmほどだが、当方常用のトレイルシーンでは不足はない。以前モデルの150mmがオーバースペックなほどだった。カタログ値13.1kgと軽量化効率にて操作性向上を果たしていることで機敏さと安定した走りを実現できると思えた。しかしハンドル左部レバーは他にもドロッパーポスト用も近接し慣れるまで誤操作必至である。
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[求めるライドシーンでの順応性]
自身のLux Trailに求めるライドニーズは自走上りで緩やかな降下が今後もその傾向は継続するだろう。開発コンセプトは前傾乗車姿勢のXC機種ではなく、長距離を軽快に走り続けるものだと思われる。ノーマルのハンドルバーはライズが低いのでハイライズバーに換装したことで多様な地形に対応できそうとを感じられる。
[硬めであるフレーム剛性]
高剛性フレームは30mm幅リムホイールとの組み合わせでハードなロック&根っこセクションでも車体よじれ・がたつきは抑えられている。きしみ音なども聞こえず丈夫なフレームだと感心している。実際の同社カーボンモデルはライバル製品に比べてそのコストパフォーマンスは秀でていると思われる。
[新仕様フラットマウント考察]
このモデルでリアブレーキが初めての体験でフラットマウント仕様になっている。キャリパーの見た目がコンパクトでロードバイク向けに開発されたように思えるが、フレームにダイレクトにマウントされるのでブレや鳴きが全くなくなかなか効率的な仕組みに思えた。
[高効率を目指す駆動系カスタム]
完成車オリジナルより駆動コンポ・コックピットなどを軽量化し12.8kgになったが、[セラミックベアリングBB +ダイヤモンドライクカーボン(DLC)チェーン +XTR RD]実装により遍歴で最高のスムーズさを実現できた。それは変速以外の異音がせず駆動系トラブルも軽減できると確信。
2024 CANYON LAX TRAIL CF6スペック
•フレーム | CF カーボン、シングルピボット フレックス ステイ サスペンション デザイン、115mm トラベル
•フォーク | Fox 34 ステップキャスト パフォーマンス シリーズ、GRIP ダンパー、3 ポジション リモート、120mm トラベル
•ショック | Fox Float SL Performance Elite、3ポジションリモート、210x50mm
•ホイール | DT Swiss LN AM、アロイリム、内幅 30mm
•タイヤ | Schwalbe Wicked Will Addix SpeedGrip 2.4インチ
フロント & Racing Ralph Addix Speed 2.35インチ リア
•ドライブトレイン | Shimano Deore 1×12 34T クランクセット & 10-51T カセット
•ブレーキ | Shimano Deore 2ピストン、フロント180mm、リア160mm RT66 ローター
•バー | Race Face Ride、アロイ、15mm ライズ、760mm 幅 •ステム | Race Face Ride、長さ50mm
•シートポスト | Fox Transfer SL パフォーマンス シリーズ、直径 31.6mm、トラベル: 125mm (S)、
•公称重量 | 13.1kg
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