4/19:静かなる脅威【廃墟潜入・錆展2010】
2010/04/19(Mon)16:54
4/18東京・最北東部の或る工場廃墟へ向かい自宅より40分ペダルを漕ぐ。2年ぶりに潜入し建物一帯を這うツタは増え風化が進む。各部位強度も落ちたことか構造体崩壊への緊張が走る。奥に潜入するも物音や水滴に驚いては肝試しの如く好奇心に導びかれる。辿りつく構内の陰湿箇所では鉄骨錆の荒廃著しい。その朽ちた部材造形や鈍い色どりに興味を注ぐ。まるで悲哀の塊のようなここまでの酸化の様はそう見られるものではない。それらはガン細胞のように増殖し、やがて全てを滅ぼすのだろうか。
今回廃墟潜入し初めて動画撮影もした。ムービー記録で全容が垣間見れるよう試してみたい。世の進化の陰にただ人知れず劣化するもの在り。「無価値な物のはかなさを記録する」いや見送るとでも言うべきか。1時間半潜むうち緊張が安堵に変わる不思議な感覚を味わったのだった。
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自然の芸術
2010/04/19(Mon)21:45
No.1|by テツ|
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