10/14:アサクサ・ノスタルジック映像漂流記
2010/10/14(Thu)14:01
昨10/10(日)2年ぶりに浅草に出向く。連れ合いの和装布地探しに随行しまた下町に里帰りするように来たのだが、界隈は異国ツーリストがやたら増えたようだ。雑踏に入ればアジア系は見分けがつかないほど。かつての労働者相手の居酒屋通りも観光化し、和風装身具店の軒先もネオ江戸風に洗練されてきた。
スカイツリー効果もあるのか、喧騒も華やぎ浅草は東京筆頭の観光スポットに成ったかのようだ。布地雑貨選びの夢中人を見逃さぬ様、ただただ気に入った街角にレンズを向ける。古式佇まいもトリミングすればジャパニズムとして映える。散々歩きつくして天麩羅老舗・葵丸進で特上天丼を注文するが巨大海老天に驚き腹も笑う。
食後には手ぬぐい店のふじ屋に寄り↑クジラの手ぬぐいを求める。黒地に目だけを染め抜いた粋なこの奇抜さは「目クジラを立てちゃならねえ」という江戸の洒落である。
すっかり暮れた街を抱腹状態で歩み墨田川桟橋まで辿りつく。水上バスに乗り込むのだが隅田川下りは各橋がライトアップされる夜が良い。色どりの橋を幾つも潜っては、光る水面をただボーっと眺め浮遊感を楽しむ。
川が潮の匂いに溢れる頃、昔住んだ月島界隈に迫る。かつて14年位前か夕暮れの永代橋上での回想。壮年紳士が犬の散歩で茶メタのゲーリーフィッシャ+グレータイヤともに佇んでいた。それを見て「なんだこのカッコよさは」と感慨に浸った。その自転車美学に触れたきっかけで自身のマウンテンバイク生活が始まった。以降川岸緑道で夕涼みをしつつペダルを踏む奔放な自分がいたことを懐かしむ。
故郷を見送り海に放たれ40分。ここまで新旧東京タワー共に情景変化を見定め、時代の流れを染みじみ感じた遊覧だった。そんな江戸大川下り映像を秋の夜長に大きなサイズで悠々とご覧ください。
▼ブログランキングの応援クリックお願いします。
No.352|▲○MOVIE|Comment(6)|Trackback()
この手拭い
2010/10/14(Thu)21:45
仕事のは、15年以上前からほとんど「ふじ屋」さんで買っていますよ。
しばらく行ってないので、なつかしい。
No.1|by よっすぃ~|
URL|Mail|Edit