12/20:自転車の似合う街角【下北沢ぶらり】
2010/12/20(Mon)00:00
12/18(土)寝坊気味で下北沢までペダルを漕ぐ。駅の南北を通じ自転車で巡るのに丁度いい街スケール。今や駅前辺りは大衆化し過ぎたので街外れを彷徨うのが性に合う。古い店舗をリノベーションしたような佇まいが趣向よく並ぶ。そして数多くのスポーツバイクが通りまた停車している街だ。流行ピストも多いが流行に動じないMTB改も残り使いこなした生活感があると思う。
▲銭湯を改造した古着屋NEWYORK JOE=[入浴場]
▲下北沢で一番カッコいい自転車屋・シモチャリ
▲サイクリストの溜まり場Cafe Sacoche
しばし一番街の雑貨屋巡りをし文化潮流を吸収する。昭和40年代の生活家電雑貨店では子供時代の感覚に戻れた。きっと昔当時は選択肢も少なくどこも同じような什器があったのだろう。鉛筆削り一群を見ては削りカスの懐かしき匂いが脳裏をよぎる。懐古的雑貨屋は今の若年層にとってはかえって新鮮おしゃれアイテム揃いなんだろう。多くある古着屋も同然で物持ちの良い国民性は見事に文化的資産を醸成しているのであろう。
旨いコーヒーを飲もうとピアニストのフジ子・ヘミングさんの実弟経営ラ・カンパネッラカフェに行けば貸切状態で入れずだった。それではと北側の和+登山小屋風情が漂うカフェ・ユーズに向かう。ここは元登山家主人が7年前に建てた通好みの店。本を延々と読んでいても許されるような居心地は上等。一杯ごとに炒れるコーヒーの味は格別な銘店である。随分長居してはそしてまた絵になる街角を彷徨う。
▲一番街コーヒー銘店Cafe Useカフェ・ユーズ
ふらりと気の向くまま界隈巡るうち、この日の晩餐は世田谷地区で名の知れた魚の旨い店魚真へ寄る。今では7店くらいに増えたらしいが発祥地は下北沢。居酒屋ではないとなりにある寿司屋魚真で舌づつみ。刺身盛合せ/酢の物/太刀魚塩焼を頂く。わさびの茎のしょうゆ漬を巻いた「涙巻き」も試したが猛烈な辛さに本当に泣いた。その他オリジナル献立が多く接客はもちろん客層も良い店である。
この日はあても無くふらっと来たこの街だが、遠い学生時代は友人を訪ね月に2回は来ていた。その頃は舞台役者やミュージシャンの卵そして目立たずとも物書きやデザイナー予備軍らも集まった文化の巣掘のような街だった。劇団君達はハングリーで活き活きとしそのバイタリティに感化されたものだった。
今やこの街で出会えた輩にとっては夢の跡の街だろうか。ここ暫く週末は山通いが常になってしまったが、元々12年以上前は街乗り一辺倒だった。だから下北沢まで寄った事も懐かしく里帰りのように思えたものだった。
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No.365|▲○Diary|Comment(3)|Trackback()
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2010/12/21(Tue)22:02
帽子をかぶっているのは奥様でしょうか。
No.1|by ジュンイチロウ|URL|
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