6/11:パーツセレクト【OEMメーカーの逆襲】
2011/06/11(Sat)03:12
◆→【ECHO Bike】
◆→【ECHO Pedal:GLITTER TUNE Shop】▲下段この品質で6800円。当品販売は日本に僅かの目利きの平社長よろしく。京都へ移転し新会社大構築中。
当方の次期山岳活躍モデルを選んでいくと共にパーツ類も市場調査に入った梅雨入りの頃。ここ数年は薄型・CNC削り出し・カラーバリエ豊富なペダルに人気があるな。しかしその大半は発注元企業ブランドで販売される製品を作るOEMメーカーの生産で成り立っている。製造委託を受けたこのメーカーは幾つもの相手先ブランドのバリューによる販売力を活かして生産量を向上させることができる。
Wellgo/VP Components/EXUSTARなどの台湾系有力メーカーが独自ブランドで市場展開する製品はビギナー向けであったり、ごく地味なラインナップとなっている。しかしかつてのGiant等車体製造のようにOEM先本位で製造にあたり力を着け自社ブランドを打ち立てて行った経緯を追うように、高精度ハイクラス製品を市場投入してきている。
◆→【VP Components】
◆→【VP Pedal:CB-ASAHI 】
しかし物作りをやめ商社と化すブランド+代理店に遠慮しているのか、未だに表立って展開できていないようだ。最近ようやく欧州・シンガポール・中国等アジア圏で通販扱いを始めている。ここでもカラーリングは地味である。セレクトした製品は全て3000円~7000円で購入できるクラスで、コストパフォーマンス抜群である。それにブランドネームを着け上乗せした料金がいかに高いか分かるものだ。
ハイエンド自転車パーツは従来から多品種・少生産で利益率もまちまちであるが、ペダルやステムは質量が小さいのになぜか高価で取引される不思議な部品だ。自転車の顔のクランクより高いものは幾らでもある。
◆→【EXUSTAR】
◆→【EXUSTAR Pedal Shop:CONTI Components】※S$=シンガポールドル
商売として美味しくないはずの代理店・既存業者はいたって保守的業務を続け生き残って来たのだが、しかしここ数年海外通販にかなり市場を奪われており、市場競争にまるで対応できていない。自転車ブームでも来なければやりくりも大変だったろう。また業者の中には円高続きでも輸入品を値下げ還元しない怠慢さも見受けられる。流行オンロードに関しては店舗に豊富だが、MTBに関しては高価品実物を見れなくなっている。
それでは選択の自由を奪われているかのようで、初心者には皆目見当がつかないジャンルを生む結果となっている。また良いものを長く使うというスポーツバイク文化が根付きにくかった要因は、この国で独自進化を遂げてきた使い捨てママチャリの存在のせいもあるだろう。コンスタントに売れるものだけ展開して行くことのビジネスの難しさ危うさがあると思える。
◆→【Wellgo】
◆→【Wellgo Pedal :Chain Reaction Cycles】
◆→【MGM Bike:Pedal PARTS】
↑このモデルでも5300円位なのにグリス注入口まである。従来手持ちのペダルでも1200円位でリプレイスのカラーペダルピンに着け換えて一層個性を演出できたりする。ペダルに限らず身体に直接触れるものは[質+デザイン]が良いものを使えば、うきうき元気で駆けられるものだ。
海外販売勢のプロモーション+マーケティング戦略ははなはだ強力なものがあるが、ユーザーニーズにマッチした小回りの利いた商品戦略+価格競争力をどうにか工夫して頂きたいものと国内業種にも期待するところである。まあ国内外を問わずユーザー本位の賢明な業種を応援し利用して行きたいものだ。新車決定と共にまたひとつづつパーツを決めて行こう。
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No.394|▲○Report & Plan|Comment(2)|Trackback()
情報参考になります
2011/06/13(Mon)09:15
次期山岳活躍モデルを選んでるってことはMTB購入ですか?それは楽しみですね。
No.1|by までぃ|URL|
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