9/10:【ダメージテスト】我流フレームガード
2011/09/10(Sat)01:33
昨8月初めの当方ロッキーマウンテンAltitude完成後に→山走同志J1Low君よりフレームガードの薦めを賜る。昨今新鋭フルサスモデルは低重心化でBB位置が下がったり、ダウンチューブ下方のハト胸仕様が増えたという。その煽りでかロックセクションでBB前チューブが凹んだ本人愛車写真を送ってくれた。
タイミングよくMountain Bike ReviewサイトでDamage Afterなる課題のフォーラムを見ていた。そこでは参加者ダメージ自慢大会を開催していたが、中にはきちんと対処する人もみえた。ダメージを喰らうフレーム箇所は[ダウンチューブ/トップチューブサイド/チェーンステイレフト]が多いようだ。またこの頃ハイグレードモデルには最初から専用チェーンステイやダウンチューブガードが備わるモデルも有りその仕上がりは優れたものと感心する。
▲INTENSE Carbon Carbine
▲TREK Remedy 9.9 Carbon
フレーム自体の材質的特性では、弾性範囲で変形のしにくさを表す物性値であり、弾性変化内での応力とひずみの間の比例定数の総称を[弾性率]という。アルミ合金の値は69でカーボン樹脂は120-150と2倍の弾性があるようだ。
それぞれの応力とひずみの関係は線形ではなくなり、応力を取り除いてももとに戻らなくなる現象を[降伏]と呼ばれる。また外部よりの衝撃を受け止めるせん断荷重に対する弾性率として[せん断弾性率]もしくは[剛性率]といわれる。
実際のトレイルでは岩石打ち付けによるダメージが多く、アルミは凹み戻らず亀裂が入る。このような特性だからバネ材料に出来ないのだが、軽いかわりに疲労限度は低いという事。カーボンは衝撃後ある程度は形が戻るがひび割れする。炭素繊維劣化はほとんど無いのだが、形成する上での樹脂がキズや紫外線等で劣化していく。割れるというより千切れるという状態で破断する。
▲Quoted from the Mountain Bike Review Forum
▲Mr.J1Low : Foes XCT5
世の乗物の中でも[フレーム構造=全車体]という仕組みは自転車の宿命。常に押され引かれる応力に晒されている。様々なダメージを受けまた部位と衝撃度によっては、人体が膝カックンを受けたようにフレーム強度がたちまち削がれ耐性バランスを失うのである。
様々な材質の耐衝撃強度を計測をするTREK社・試験映像があった。しかしそれは材質個別だったので[アルミ→カーボン→カーボン+プロテクト]と分かりやすいよう比較ムービーをまとめ組んでみた。
▲Quoted from the Mountain Bike Review Forum
▲Quoted from the facebook Rocky Mountain Bicycles Mr.Frederic
▲My Bike Altitude70 RSL Custom
9/14ご投稿:▲なたじごジャパン様 Bike Giant Trance=自動車ロッカーパネル保護用
実際の岩場・砂利道など疾走し「カコーン」と響く音は聞くに耐えず、確実にダメージを与えている。いくら丁寧に駆けても跳ね返り石を防ぐのは容易ではない。それを防ぐガードがエントリーモデルに装着されない理由は?それはもう悪路で壊してもらって新たに買わせるメーカー側の販売戦略であろう。
MTBダメージにまつわるフォーラムやコミュニティ参加の方々にも上記の様に既製フェンダーを改造し、またカーブ形状を合わせ涙ぐましい苦労をしている。当方は偽カーボンシートとラバーフォームを合わせしばらく運用してみることに。我らは過酷シーンで愛車を扱うのが当然なのだが、少しでも工夫してダメージを恐れずトレイルランを楽しみたいものである。
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No.409|▲○Report & Plan|Comment(4)|Trackback()
仕方ないですよね・・・
2011/09/12(Mon)06:01
No.1|by あさまさ|URL|
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