12/5:【古寺紅葉巡礼】快走快撮の巻
2014/12/05(Fri)06:42
昨秋に引き続き私的恒例で地元古寺を結ぶ紅葉巡りを目論む。年毎の気候条件により色づきの見頃は変わるので近隣造園の紅葉彩りを目安に11/30に馳せ参じる。今回行程は川口市中域にわたる[1.赤山陣屋・城址/2.補陀落山・西福寺/3.富雙山・金剛寺/4.瑞龍山・興禅院]の四カ所で全て5km四方内とコンパクトに巡ることができる。
[1.赤山陣屋・城址]
当城址は外環と首都高川口線に挟まれた安行の丘陵地帯に位置し、近年本丸堀跡が復元され遊歩道ともに公園整備された。家臣屋敷区域を含めれば770,000㎡と大阪城を凌ぐ広域だが旧建造物残存ならず知名度に欠ける。敷地全体が代わりに植木畑で占められるのだ。
[2.西福寺]
西立野の高台には高さ23mの三重塔があり県内現存する最も高い木造建築だそうだ。当寺は弘仁年間(810~824)に弘法大師が国家鎮護のため創建した古刹である。境内には三重塔と「百観音」の扁額を掲げた観音堂があり西国・板東・秩父札所の100体観音が安置されている。
[3.金剛寺]
安行吉岡地区には曹洞宗の富雙山金剛寺と称する禅寺がある。室町時代中頃の明応5年(1496)、この地を支配した豪族中田安斉入道安行(やすゆき)によって建立された。この人物の名が当地「あんぎょう」の地名の由来成り。参道両脇は常緑樹とのコントラストで紅葉が映えていた。
[4.興禅院]
こちらも曹洞宗の寺院で天文15年(1546)助天当益大和尚により創建。敷地脇斜傾地には弁財天もあり四季を通した自然美の豊かさそして他箇所に増し紅葉種が多く安行八景に選ばれている。街道に沿う目立つ区域なので参拝客も一番多く訪れるのだ。
山岳においても同様にこんな辺境景勝においてもシルバーエイジ一眼カメラマンが増えたことよ。デジタル機器革命は映像記録の大衆化をなおも促進しているようだ。御大方がファインダーを覗く真摯な姿勢は微笑ましく良い趣味と感じたものである。
かつての山行きで寄る郊外山寺は植木出立ちも大らかであった。しかし当地安行で巡った区域は「植木職人の町」内でありいずれの寺においても植林手入れが行き届いている。流石に五世紀も残る名刹だとあらためて関心できた。今回撮れた素材の良さに久々に勇んで動画編集できたのであった。
[11/30撮影行程]
▶1.赤山陣屋・城址:川口市赤山218
▶2.補陀落山・西福寺:川口市西立野420
▶3.富雙山・金剛寺:川口市安行吉岡1361
▶4.瑞龍山・興禅院:川口市安行領家401
▼[紅葉スライド33景]
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