2/28:【中華セラミックパーツ・ドーピング】の巻
2019/02/28(Thu)22:52
弊MTB主力機にセラミックBBを取付けはや6年。ハードな山活動に貢献してくれたが、このToken TK877TBT Tiramic(当時13,000円位)はShimano LXに変えそれもガリガリ気味にヘタってきた。並行し頻用機種も劣化したので全交換を実施する。近年精度評価が向上している中華BB等でコスパ最大限チューンを実施してみた。
▲BB=ZTTO CERAMIC Bearing BB109(左:2,342円)と
▲プーリー=ZTTO 11T Ceramic bearing Pulley(598円)を台数分調達。
まずは駆動系全般に[イノテック105コーティング(履歴参照)]し乾燥したところで[ベアリング=AZ CKM-001]を[ギア・チェーン=AZ Blc-007超極圧・競輪用チェーンルブ]を注油する。
▼AZ CKM-001潤滑性能
高荷重などの過酷な環境下でも潤滑効果が持続すると言われるこのケミカルは金属以外の樹脂・ゴムパーツを侵さない成分構成である。メジャー製品の[ベルハンマー=塩素成分][ナスカルブ=硫化物成分]が含まれ金属同士の接触には良いが、ベアリングシールやカセット構成プラスチックを侵食してしまうらしい。グリスに関しても多用されるリチウムグリスでなくシリコングリスを用いれば溶解が防げるという。
▼BBクランク・プーリー回転テスト
駆動系全体の潤滑作業は手間がかかるが、施行後ペダリング初動から違いを感じた。踏み出すクランクが勝手に回ろうとする。その効果はヒルクライムやクランク逆転でよく分かる。さすがAZ Blc-007は競輪用決戦仕様らしく効き目が早い。カセット1速分軽くなるようなそしてコンポグレードを2階級以上アップしたような驚きがある。テストポタリングではいつもより遠くに行きたい衝動に陥ったものだ。
果たしてMTBにはセラミックBBが必要か?というと6年前では当方人柱であった。中華製品ドーピングでも厳選してなお駆動系含めた潤滑改善で極上体感叶うことは請け合いでありまする。
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