10/17雨天のため山活動中止となり新製品のテストを実施。1ヶ月前に履替たタイヤのIRC TANKEN2.8 & 2.6のレビュー総括をしてみたい。以前製品は前:MAXXIS Minion DHR II 2.4/後:MAXXIS Aggressor 2.5であったが、そのコンビネーションは昨今の王道的選択で自身が使うべきシーンでは上り下りとも申し分ない性能であった。しかしさらなるグリップ性能を得たく27.5+規格の2.8クラスを試してみたくなった。そこで輪界レジェンド・内嶋亮氏推奨のIRC TANKENセレクトにたどり着き導入してみた。実際にご自身でレースで本気で使用されたレポートをセッティングや走り方にも言及した映像を大参考させて頂く。
左:MAXXIS Minion DHR/右:IRC TANKEN2.8
IRCタイヤは従来XC系モデルは充実していたが、不思議だが下り系はリリースされていなかった。モトクロス等ダートバイクの世界ではIRCを履かないと勝てぬ位のメーカーであるのにだ。TANKENラインナップはサイドノブが頑強で低反発性コンパウンド採用でコーナリング時のグリップが手堅い。サイドは補強プロテクションメッシュ仕様で対パンク性に優れるという。
9月ツアーで上州での火山長距離降下で試したが、ガレ場でも踏ん張り溶岩礫を跳ね除けスリップも減る。アタック坂でのスリルも軽減しエンデューロに最適な性能を示した。気になる所は27.5+(2.8)モデルは大径になり29incタイヤと外径が変わらぬ位になる。サスの対路面制御にも関わらずセミファットであり硬い路面で妙にリバウンドしてしまう点だけが惜しい点である。
左:IRC TANKEN2.8/右:IRC TANKEN2.6
なので10月に入りすぐに同ライン2.6モデルも導入。2.8の方がノブが2列多いのだが、サイドノブ形状は2.6の方が高く頑強でコーナーリングの踏ん張りが効くように感じる。軽量の分機動性も高く自身の使い道では2.6がベストだと実感。しっかりしたトレッドパターンであるのに舗装路走行での静かさ軽快さも特筆するものである。価格も5,500円(税別)とコスパ良しとともに総合性能では当方導入歴においてベストバランス&トップクラスの製品である。
そして先週オーダーしておいた[リンレイ ウルトラハードコーティングタイヤ用:880円]が到着。従来のタイヤワックスとは違い塗るだけではない。タイヤ表面にコーティング皮膜を形成するような新しい仕様性能である。普通同2輪であるオートバイは内燃機に付着リスクがありケミカル類使用はご法度である。が、わがMTBは泥んこまみれでクリーンアップに手がかかるのでコーティング皮膜が気になり採用した。
溶剤が固まる製品なので念のためにローター&カセット類は袋詰めガードをした。そして薄塗りで良かったのだが従来と同様同量作業で吹き上げると驚くほど表面テカテカになる。調子に乗り接地面まで吹いたので乾燥に3時間位かかってしまう。
上:施工前/下:施工後
ツヤの出方は歴然で新品以上に輝きビビる。従来製品より7倍強く3ヶ月持つというのだが、乾燥後の皮膜形成の具合を確かめるとそれも納得。新製品でMTBに使用者まだ少ないようではある。施工乾燥後に早速に砂利路・未舗装路を駆け回ってみたが、水溜りに入っても弾くし泥汚れも吹き飛び防汚性能は格別であった。また以降多様な山で酷使しテストしていこう。
▼MTBブログランキングの応援クリックお願いします。