当方の12年同志NS君が長いブランクの後、新マシンRocky Mountain-Altitude30を購入し弊隊列にカムバックしてきた。その彼もひたすら業務多忙でガムシャラに生きて、そして子育ての手離れに差し掛かり「自己の解放とご褒美」のタイミングを得たのであろう。
自分も含めAltitude隊は4名いるが現行型はリアサス直押し単ピボット・リンクである。だがそれは着座時に後退しBB支点で折れるような沈み込みがある。そしてBB芯とチェーン芯間距離はかけ離れトレイルの大きな凹凸によって変化しペダルにキックバックが働く。
自分たちの前モデルはSMOOTHLINK™といいホルストタイプと極似するが後部車軸上へのピボット配置で独自形式設計がされているらしい。これによりBB芯から後輪軸間距離が変わらず車輪は垂直上下に動くのだ。この「疑似ホルストリンク」のほうが乗り心地も良いのではないかと考えている。(アンプリサーチ社の社長ホルスト氏が考案したホルストリンク1991年にSpecialized社に特許売渡。最近この特許も切れたらしい…)
▲直押し単ピボット挙動
▲ホルストリンク挙動
上記を見て気付くにはWウィッシュボーンと懸架の考えは同じであろう。この有難い特性をNS君が理解しているだろうか?と怪訝に思ったのでどうかリンケージ機構の違いを参照学習して頂きたい。しかしここのところハードな山に連走参加しているので「昔より乗れてる!感」が現れている。なので本人レビューではフルサス進化の恩恵をヒシヒシと感じてはいるようだ。
時系列が前後するが彼が導入時には[装着タイヤが役不足で体格に合わないステム・サドル]だった。そのために2/6に弊ストック分から最適アイテムを「80歳までマウンテンバイクに乗り続ける」ことを約束し無償譲渡しフェンダーやガード類も制作しオマケした。
★ストックアイテム:1.KENDA Nevegal 26×2.35タイヤ/2.Easton VICEステム/3.WTB Rocket V サドル/4.gurungGR フラットペダル/5.スキュワー クイックレバー ★工作アイテム:1.フロントフェンダー/2.リアフェンダー/3.チェーンステーガード/4.ダウンチューブガード
当のNS君はどんな激坂で転倒してもニコニコしていることに呆れるのだが、それは彼本来のタフさなのであろう。「山バカごっこは歳を重ねて価値を感じるだろう?」と尋ねれば、ただ笑い承知してくれたのだった。当方もかつてAltitudeを得た記念に
▶︎[Nature Partner映像]として記録したことを思い起こし、今回NS君バージョンも編集してみた。まあ同志の励みになりやる気も増せば良し。我らの元気がより高まりますように。
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