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▲HOME MTB山紀行と私的散策記。

3/14:梅花絢爛の園を往く

2012/03/14(Wed)04:08







今シーズンは冷え込みがつよく花木の開花が遅れている。例年ならもう桜が咲く頃なのに、3/11ようやく梅開花が見れることになる。自宅より近い禅寺や河川沿いの神社・公園を巡り家内と二人でポタリング梅祭りとする。梅は幹自体が低く枝も垂れ花弁が見えやすい。桜よりも香りがあり蜂・蝶になるように花々を巡れるのだ。開花もよいが丸く閉じる蕾との組み枝がまた良い。次は私が咲くからねと言わんばかりの膨らむ蕾が愛らしいのである。







梅花の色も白・紅・黄と種が有るがもう咲き終わる位の黄色蝋梅は格別な香りがする。山間部においても自分は見知らぬ植物を見ると写真を撮り、花であれば香りを確認するのが長年の習性である。山々を巡り果敢に駆けながらも自然と触れあえるこの嗜みは誠に贅沢なことだと思う。
かつて少年期に野山で遊び汚れて帰れば親に怒られたものだが、摘み花を持ち帰れば花が好きな母の怒りはやわらいでいた想い出がある。今では留守を守る家内へはプラス美味しい食べ物も必要になるのである。







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3/8:マイベスト革命的タイヤセレクト

2012/03/08(Thu)00:00



これまでの私的山活動においてタイヤを消耗し次々別種テストするのが常であった。10年以上前は選択肢も少なく仲間の多くがPanaracer Fire XCなど同種ばかりで現在の2割も種類がなかった。なのでコンパウンド材質を問うこともなかった。通販など少なく宅配も高かったので、店にある品から選びタイヤを肩から斜め掛けし持ち帰えることも多くあったのだ。

メーカーに関しては三ツ星が製造をやめ、井上ゴムは品種減で国内製造減退する。タイヤ製造世界No.1ブリジストンは自転車部門ではロード用だけしか作らず、唯一Panaracerが頑張っている状況だ。一方海外勢ではかつて完成車へ廉価品供給していたKENDAがプレミアムライン大ヒットで一流ブランドに成った。Maxxisは中国チェンシンOEM製造になったに関わらず高価なままである。そして石油高以降では全メーカーが相当に値上げしたので、仕入高でかさばるタイヤを常備しない店が増えた。なので見比べること成らずタイヤを選びが難しくなった。

ときに山を巡るにガレ降下などでクラッシュし「ネベガルだったら行けたのに...」などとタイヤのせいにしてしまうこともあるが、あらゆる状況にマッチするオールマイティはそうあるものではない。先んだって高グリップを信じて無理したばかりに岩場でタイヤバーストしたので、オールマウンテンニーズにて新種を物色してみるのだった。



【既存使用タイヤ・グループ/Photo左より】
1.ONZA Canis AM(26×2.25)
DHマラソン用540gと軽量だがサイドが薄く鋭利岩場で破裂する。
2.WTB WeirWolf Comp(26×2.1)
サイドグリップが優れウェット下りに強いがワイヤービードで680gと重い。
3.Hutchinson Python(26×2.0)
ロングセラーXCタイヤでドライ路面にて優れる。担ぎ探索用車に装着。
4.Maxxis Ranchero(26×2.1)
連続センターノブでトレイルでは使わず舗装路に適し街乗用HTに装着。

使い古しのKENDA Nebegal・Blue Groove/Maxxis Hirollerもあるのだが軽快感に欠け重いわりに摩耗が早いと思える。以前は輸入量が少なかったドイツ製タイヤの2大ブランドContinentalとSchwalbeのラインナップが近年充実してきている。完成車への採用も増えて製品高評価を聞くようになったので、その中から自身のニーズに相応しい種類を選んでみたのだ。



▲Continental X-King Race Sport(26×2.2)460g/国内定価7,035円
Mountain Kingも良かったのだがフリーライド寄りの所持するHirollerに似て軽量ではない。その次クラスのX-Kingラインなら多様シーンでのクロスオーバーニーズに耐えると思えた。その種類だけでもビード/プロテクト/コンパウンド/サイズ別で13仕様もあるのだ。(タイプ仕様は下記リスト参照)

[Continental X-KingList]


先だって会った同志機種のPanaracer Fire XC試乗では、ロングセラーながら悪路走破能力は高くてもブロック音が大きく走りは重かった。これは大ブロックでセンターノブ間が開き過ぎているからだった。それと相反し自宅街乗専用車のMaxxis Rancheroはセンターノブ間が極狭く直線配置でセミスリックのようにスムーズに進むが悪路走破性は低い。


▲L:Panaracer Fire XC       ▲R:Maxxis Ranchero

上記は極端なノブ・レイアウト比較だが、その中道的配置が多種から選出したのがContinental X-Kingなのだ。自身が乗り出したトレイル実地ではじめに感心したことは舗装路・ダートなど多様路面でもすこぶる乗り心地がいいこと。駆けるうちそれは独自ノブ・レイアウトの工夫によるものとわかる。

これはセンターノブが対象ながら市松模様状オフセット並びにして接地面が離れることがない。だからブロック音も静かでありつつ、路面を掴む性能が両立できている。その転がり抵抗軽減トレッドにより、多様路面コンディションにおいて乗り心地を損なわないのである。このRace Sportタイプでは新開発ナノカーボン粒子使用のブラックチリ・コンパウンド採用で岩場でもグリップ感を得られるという。460g軽量に関わらずサイドケーシングは頑強で耐パンク性にも優れるらしい。

実際にハードなシーンで乗りこなしてみるとサイドブロックの扇状配置により、端の感覚が掴みやすく低圧かつ悪路で倒し込んでも安定しタイヤ自体がよじれにくいと思えた。マッド&ウエット路面でのドロ捌けも良いようだ。同じ軽量でも10年前のHutchinson Pythonと比較するにグリップ感・乗り心地ともに相当進化しているように思えた。


▲L:Continental X-King      ▲R:Ritchey Z-Max Premonition

国内定価は軽量版7,035円と高価だがwiggle(3/8現在)なら
→Continental X-King RaceSport軽量2.2(460g)=4,720円
→Continental X-King Foldingケブラービード2.2(580g)=2,830円
→Continental X-Kingワイヤービード2.2(640g)=1,780円

走行シーンもXC→フリーライドまでカバーでき、自身の使用経歴中ながら同カテゴリーで最高品質だと感じている。下記ムービーを見るとX-King使用でかなりのハードトレイル走破性能を発揮していることが分かる。


【X-King & Mountain King TEST】プロによるテストラン記録


同様のセンターノブ工夫をしたタイヤ種は以外と少なく、他はSchwalbe2種しか見当たらなかった。昨今高性能タイヤはWコンパウンドなど低反発種が主流であるが、グリップが良くともコンパウンドがただ柔らかいだけでは摩耗は早い。粘ってまた形が復元する成分でないと寿命も短くなるという。


▲L:Schwalbe Black Jack       ▲R:Schwalbe Smart Sam

X-King選択で私的タイヤ選びはベストと思え、装着したAltitude70RSLも12.1kgと減量できた。ともかくベスト高性能タイヤを履けば前に出る気がするのである。さすがContinentalは自動車タイヤ開発での蓄積高度技術を発揮させているのであろう。自身のパワーロスも防げるので燃費が良いいわゆる「エコタイヤ」とも言えるもの。どこでもストレス無く駆ければ、素直に自己スキルを伸ばして行けると思える製品に出会えた。


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3/2:【DOWN BEAT:ダウンビート】ムービー完成

2012/03/02(Fri)19:14





昨2/26下り系アタックKご夫妻+野獣クマ君あわせ4名で出向いた奥武蔵長大尾根縦走。天頂の雪上下りから林間・ジャングル等様々なシチュエーションを抜けていく。Kご夫妻は見るもの全て新鮮で喜怒哀楽を解放しドラマチックに進むのだ。クマ君+当方は見本を示す振りをしながらもズッコケて行くありさま。ラッセル行も散々したが、みな寒さなどもろともせず夢中で転がるようだった。



これまで伴走機会を伺ううちにSally.K夫人は[プロテクター+ハンドル+シューズ]を購入装備したと聞き驚く。寡黙に難所トライするTech.K旦那の集中力ともに意気込みを感じさせた。ここ数年山バカ同士で山巡りをしていたが、経験値がどうであれ伴に楽しむ気持ちが大事だなと思えた。今作テーマはジャズ+ラップビートに乗る「転がって行くような楽しい遠足」なり。(高画質1080p対応)













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No.440|▲○MOVIEComment(3)Trackback

2/27:【下り系に活路求める勇姿現わる】の巻

2012/02/27(Mon)22:25







SNS経由で一年も前にお声がけ頂いたKご夫妻と2/26ようやく伴走機会に恵まれた。というのもお二人はXC系2年経歴と聞いていたので、我らのような「バカのなだれ」に巻き込むのはまずいと思っていた。そして少人数+緩やか傾斜の機会を探るうち一年経ってしまう。
今回埼玉辺境の目指す800m級山稜の積雪は予想外だった。雪上ヒルクライムとなるのだが皆頑張って寒さをも吹き飛ばす。ピークは深雪だろうと昇らず750m標高からWトラックDHとする。初の雪上でもK夫妻はめげず前転してもまた駆けまくる。通常なら爆走絶景ルートでもスノーライドではスリルを感じた。







そしてようやく残雪が無くなる森林ルートに入れば横滑りもなく、解き放れた馬のように自由に駆ける。2km以上だろう巡航したあとの登り返しで同MTB族方々と遭遇する。先の展望地では互いに昼食休みであり歓談する内に知人名が出るので問い詰めれば、ご本人達は→[山岳爆走隊]面々方であった。
このマイナールートでの同族遭遇で驚いたものだが、かつて探索したこの秘蔵長尾根を5年位前にメール伝達でMAPをお送りしたお相手だったのである。現在までに紹介ルートを活用されている事に関心し、その後の失敗など交わし同窓会のように歓談する。その奇遇に歓び終盤までお伴させて頂くのだった。







以降後半ではK夫妻は集中力も増しガッツモリモリ。バランス感覚も安定し難所もアタック。そしてクリアするうち自信をつけたよう。もう慣れて心配もなくなったので、撮影演出の指示をどんどんしていく。同行Kuma君のフォローも有り難く、全3時間半でスキルアップを目指すべくK夫妻行動に関心しどうしだった。
余った時間で近隣150m丘陵にベルトコンベア式リフトを用いヒョイと登る。Sallyさまも本日復習でミニDH1kmを余裕で駆け成長を示す。今回は初参加者の緊張の様に触れ、辛さも歓びも受けとめ自身の初心も蘇る有意義な尾根縦走だった。


▼おまけ丘陵DH:一日鍛錬成果なり。



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→mtrwed【下り系に活路求める勇姿現わる編】写真記録


No.439|▲○Report & PlanComment(6)Trackback

2/24:ドキュメンタリー【KNOW YOUR ROOTS】

2012/02/24(Fri)03:14



昨2/10にリリースされたMONGOOSE[KNOW YOUR ROOTS]ヒストリームービーを昨日ようやく33分全て見る事が出来ました。MONGOOSEと言えば伝説的BMXブランドとしてGT/schwinn/Kuwaharaなどと競ってきたメーカーでした。時代趨勢により今では往年ライバルGT/schwinnと同じドレルグループ傘下になってしまいましたが、今でもロード以外のスポーツバイクラインナップを豊富に揃えたメーカーであります。



KNOW YOUR ROOTSは1974~2012までのMONGOOSEのBMX & MTBのレースシーンヒストリーの集積です。往年アメリカ少年達の一大ムーブメントだった頃はYAMAHA等モーターバイクメーカーがスポンサードしていたり。ジョントマックがチームMONGOOSE出身だったり。前後サス無しで激走DHしていたり。当時トップライダーが肥満壮年になって往年を偲んだり。チームに関わった人々が熱く語るシーンを織り交ぜその情熱が見る人にも伝わる構成になっており、「おぅ、そうだったのか!」的映像が満載のドキュメンタリーでした。題名通り我らドロンコ野郎魂先人を知るべき歴史映像であります。この人達の活躍のお陰で我らはさらに進化し快走できるモデルを得る事が可能になったはずなのであります。




Know Your Roots: The History of Mongoose

→【mongoose:KnowYourRoots Page】




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No.438|▲○MOVIEComment(2)Trackback

2/17:奥武蔵【WIPEOUT=ズッコケ】ムービー公開

2012/02/17(Fri)00:54



昨2/11奥武蔵古参道を繋ぎ駆けた4名でのWIPEOUT(波から脱落する事:サーフィン用語)ムービー完成。久しくに会えた3名だったが陽気のせいか山バカ度が増し、それは荒廃道に差し掛かりより増幅していく。→【Mr.NOGA WORKs】などは凍結路でスライドしながらも驚喜しバランスを失わない。その狂走はさすがJエリートDH選手だったのだと関心するもの。
午後ラインはHM君・WN君に是非味わってもらいたかった修験道。ループの多い未知ルートで彼らもテンションも上げて楽しんでくれたようだ。そこは彼らの得意な秩父名ルートよりも面白いとの評価をもらう。山は違えど多様なルート表情を選べることがこの嗜みの醍醐味。なによりも勢いをもって駆け抜けること。それが皆の快活に繋がることだと思えた。
諸兄カメラもフルHD対応になっており今回初めて(1920×1080)で編集可能に。1080pサイズで閲覧頂ければ高画質化がわかると思われまする。













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No.437|▲○MOVIEComment(3)Trackback

2/12:【凍結峠越えの修験道降下】の巻

2012/02/12(Sun)06:20











2/11(土)春遠からじと思える陽気に浮かれ、9ヶ月ぶり登場の3名貴兄と正丸尾根方面に出向く。前回二週前の盆地里山よりも倍近い標高を上がるのだが、ようやく登りつつも上部林道が思いのほかの凍結にて登頂は諦める。八合目位からいきなり難関の大谷間トラバースより降下していく。賛同者のうちHM氏・WN氏には未知ルートなので怖い怖いルートだと喧伝しておく。











以前来た時よりも谷間道は雪が引きずる崩落石が多く始終障害物競走になる。ルート日向では残雪凍結もないかと安堵するも沢沿い暗部は凍結霜が張る。なので突然滑ったりなかなか気が抜けない。各位のダンシングライドが可笑しいのだが、それを笑いつつ自身もズッコケたり。とてもルート難度攻略技を威張れるものでは無かった。午後からは方向を転回しまた峠越えをし西側に降下していく。皆遊びにかけては本当にタフなものでガンガン下り降りつつも張り付いてくれる。











皆よりも道先で迎え撮りしようと急ぎだしたらドアノブ状の強靭な根に捕まり空中を飛ぶ。カメラ電源切らした後進がそれを撮り逃がし悔しがるのだった。普段から陽気なNG氏には初対面な2名もこの頃には仲間同然になっていた。終着後には「同じようなバカがいると嬉しかろう?」とNG氏に問うのだが、こんな自分らは『社会性に欠け逸脱した奇特人種』なのだなと納得させた一日の締めであった。











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→mtrwed【2/11:凍結峠越えの修験道降下編】写真記録


No.436|▲○Report & PlanComment(3)Trackback()