5/14:【ペダル・アルマイト剥離&エッチング処理】の巻
2025/05/14(Wed)21:12
5年前に購入したマグペド・エンデューロペダル。当時28,000円もしたがそのマグネット式固定機構はたいへんユニークである。その磁石面からクリート離脱時の立ち転けリスクはなく着脱が俊敏なライディングが実現できた。
しかしハードに乗りこなしたため表面消耗が酷くなりクリーンアップを実施する。ブラックカラーのアルマイト剥離をまずブリーチ(他ハイター等の塩素系漂白剤)に15分位浸すとみるみる間に泡が出てきて液体がにごり表面剥離が見えてくる。
しかし塩素で剥離すると表層に黒ずみ(スマット)が現れる。金ブラシなどで磨きかき出しまた塩素成分を洗剤水洗いで除去をする。あとの酸性液剤と混ざり毒ガス発生するので要実施。
次点で酸性サンポール液容器を用意し第二段階でつけおき処理していく。塩素液よりも長めの30分浸すとより泡立ちが激しく表層が侵食している様相あり。
引き上げるとザラザラとした表面でサンド加工的質感が現れる。ツヤツヤツルピカよりこの方がシックな質感であると思う。しかしこのまま酸化では白錆化していくので酸性を中和すべくアルカリ重曹水にてしばらく浸け洗う。
乾燥したところで色味だとムラにハゲるので表面保護のためクリアラッカーでガード仕上げをした。
ツヤなしの梨地を意図的に施す化学的方法として酸や電解液に浸して金属を溶解させ、凹凸を形成する金属質感を実現できた。それには摩擦抵抗を増加させ指紋や汚れの目立ちにくさや滑り止め効果も期待できる。
主力機Canyon Luxには同モデル新鋭機材をつけたので、このリファインペダルはHTのTime Marin1号に装着となる。
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