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2/29:我々自転車乗りの使命とは

2008/02/29(Fri)15:25

弊記事「2/27:自転車流通の矛盾と罠」についてコメント方含め愛好者方との意見交換が貯まり、思いのほか貴重な熱き意見・体験談を頂いたので、ぜひ自転車選びの健全化のため、ビギナー/キャリア愛好者方問わず見て頂きたく再編集掲載いたします。


△安全品質の上に自転車乗りに福来たる(弊グループ)

「僕も無知な自転車乗りでした」
ルック車を買う人は大抵まわりに相談する人が居ない人ですね。僕も2年前独断でカッコだけで決めて買いました。機能の研究をするうち半年でなんか嫌になりました。我ながら寂しい気持ちになりました。
gogomt

「選択の代償は必ず我に還るなり」
gogomtさんへ:
街角で重そうなルック車のギヤをギシギシ鳴らして駆ける人を見ると、気をつけて乗ってねぇ...。と思いながら不安を覚えます。1%の正規車に乗る人に出くわす確率の方が少なくなった気がします。
mtrmasa

「無題」
そうですね。皆が安全に遊べる物がいいのに、聞いてみると「2万ぐらいで」とかせいぜい「5万ぐらいで」とか・・・ 確かに、そのぐらいの価格で似たような物はあると思いますけど?
実際、山遊びに一緒に行きたくないですね。 トラブルに対処できないから?互換性のある物、ましてや起こりうるトラブルの方向性が予測できるのと出来ないのとでは違います。せめて、10万~15万ぐらいは考えて欲しいですね。 そして、シチュエーションによっては20~30万は初期投資して必要で、さらにアップグレードを考えると...。道具を使うスポーツ、遊びだから...。でも壊れなければ相当長い期間大丈夫です! そのための初期投資を是非!
huckysack

「メーカーよMTBユーザーを守れ」
huckysackさんへ:
自動車・家電・カメラなどの分野はこれまでマーケットの品質要求によって成長発展してきたのに、自転車分野はおざなりなようで悔しい限りです。気軽に乗れるものだから日常の足とホビースポーツとの境界が曖昧であるのも法規制がしき難いことでしょう。
本来ならマーケットが荒らされているのだから、純然たる正規車を扱う業種が対抗処置をやるべきと思います。しかし彼らはロードやクロス車がバカ売れしているので、MTB需要を重視できない状況なのでしょう。
mtrmasa

「MTBだけの問題ではありませんね」
初めてコメントさせていただきます。
この問題はMTBだけのものではなく、最近「ブーム」と持て囃されているロードレーサーでも同じ事が言えます。「ロードレーサー・ルック」の自転車が大量に走り回っています。
>そうして人々が良いものを長く大事に使う意識を高めて
>もらえればと願うのです。そうなれば防犯意識も高まり、
>粗悪な物が流通するのも防げます。
こうした意識向上が本当に必要な事だと実感しています。
Go-T

「知識とモラルの向上いかに成せるか」
Go-T さんへ:
ロード/クロスバイクはパッと見たフレームスケルトンが似通っていますから、 知識の無い人は区別がつきにくいはずです。またクロスバイク購入層は初心者が多く、また無地タイプが流行なので、質感の違いが分かりづらく、素材がクロモリでもハイテンでも同じ鉄でしょ?くらいにしか思えないでしょう。(高品質で丁寧な塗装グラフィックならば素材も同じて優秀である)
トレイルでは自爆転倒が主ですが、舗装路ではさらにスピードが出せ、車や歩行者などが接触対象になり、エゴイズムも目立つので同時にオーナーのモラルも問われていきますね。Go-Tさんもどうか安全に乗られますよう。
mtrmasa


△安心して自転車生活が送れるよう(弊グループ)

「すごい進化のルック車」
以前よりルック車については、自分でもどうなのかなぁ~と思っていました。最近、街で良く見かけます。
品質問題について、非常に興味あります。実際に里山などを走るとどの程度で壊れるのでしょうか。
MTBを初めて乗る人のきっかけ作りとなれば良いのですが、大抵は半年程度で錆が出てしまい3年以内で粗大ゴミになる運命でしょうか。
やはり、買ってしまった人の中には本格的に始めようと思っている人もいると思うので、我々のような経験者ができるだけアドバイスできる環境があるといいですね。 mtrmasaさんのブログは大変勉強になりますので、もっと広く知られるといいなぁと思っています。
ペックル

「自転車愛好者の使命とは」
ペックルさんへ: グレード別の趣味性がある物は無数にあれど、自転車は命を乗せるものなので、厳格な品質要求はかくしてあるべきです。ときより空地にひん曲った自転車を見るたび「どれくらい走ってこうなった?」などと悲壮に思います。
先だっての「渋谷自転車事件」は加害者モラルの問題でしたが、不良品の機能劣化で起きる事故も今後ありうると危惧します。購入予定者とキャリアあるはずの自分達の接点がないのも困りものですが「俺はメカに詳しく、気を付けているから大丈夫」という奢りだけでは後進は育ちません。Blogに楽しみを公開するだけでなく、関わる問題も書くべきと思いました。山道の倒木をどかすより簡単でしょう。多くの自転車ブロガー方が同様に提議すれば世論にも届くでしょうに。
mtrmasa

「ルック車と正規車」
要望があったので初めてコメント書かせてもらいます。 稚拙な文だとは思いますが、どうかこれを読んで考えが改まってくれると幸いです。
まず、写真のルック車には驚きました。私が本格的にMTBに嵌る前の作りのものとは段違いです。 それなりに品質も向上しているのでしょう。 特に写真の上2つは洒落になってません。これは初心者には解らないでしょうし、ツーリングに「同行した」人もわからないかもしれませんね。 しかし危険度は高いです。
廉価自転車が増え、品質確保のためにようやくBAAマークが表示されてきたのに、ルック車には未だその流れはありません。 メンテナンスをしていない自転車はルック、正規共に危険ですが、ルックは「メンテしづらい」ものです。それにルックを買う側も「わからない」人が大半ですから。

カッコは必要です。所有して飽きない為に。でもカッコで走れるほど、安全は安くありません。 ルックでも正規でも、安全は自分に向け、他者に向けて成立するものです。片方が少しでも抜け落ちてると、もう片方も著しく落ちます。 自転車=足と言うのも解ります。しかし、自転車はスポーツでもあり、凶器にもなります。軽車両扱いですから。 車を買うのに名前も知らないようなメーカーの車は買わないでしょう?安全のために少々高くても日本車を買うでしょう?
自転車も同じです。ヘルメットを2回割った自分だから言えます。 剛性が足らずにホイールが曲がり大転倒をした自分だから言えます。 安全を真剣に考えないと、たかが自転車と言えど、死ぬことも有りますし、殺すことも有ります。逆に死なせることも有りますし、殺されることも有ります。 想像してみてください。 街中を走っていて、フォークがいきなり折れて、車道側に転んで、目の前に車が迫ってきている状況を。
ブレーキが壊れて、目の前に通行人がいて、避けられずに止まれずに迫ってくる状況を。 安全を考えてもらえば、どういうものを買うのがいいか、わかるはずです。 安全を満たす為には、自分自身が少しでも知らなければならないことを知るはずです。 皆さんが安全に自転車ライフを楽しめるよう、願っています。
あ、ここから堅苦しい話は置いといて。
自分がルック車を乗ってたときの状況を簡単にw
1ヶ月でタイヤ劣化w 10箇所同時パンクw
腐食はしても錆びるはずの無いアルミから錆びw
チェーンは切れるし、サスはすでに固まって動かないしw
重量きっと20kgくらい有ったな。
3万円もして半年持たなかったw いくら物が
良くなってようが、ルック車は触る気になれません(笑)
伸弥

「貴殿の痛み無駄にならぬよう」
伸弥さんへ: 痛い体験談のあるそんな伸弥さんなら分かるでしょうが、昔ルック車から正規車に乗換えた人の話を当人から聞きました。
走りながら変速し制動するのも嬉しかったと。路面状態と車体挙動が直に生身に伝わるわけですから、その差は歴然だったのでしょう。それは革命的だったといいます。 また山で滑落した時には車体はびくともしなかったと。車両の信頼性が身に染みたという話でした。手荒に扱うMTBではその丈夫さを体感できますね。
私は10代にオートバイライダーでしたが、若気の至りで調子に乗ったビギナー事故率はすこぶる高いのです。もっと早くカッコ良く曲がる。このような性能試しは必然にエスカレートします。自転車だって同様なのです。
オーナーが粗悪車を過失で壊したとしても「1万円だったからもういいや」と諦める人も多いのではと思います。しかしそれが機能欠陥だったとしたら被害者になり泣き寝入りということになります。
事故統計から外れた未報告事故は必ず存在します。そこが粗悪品扱業者の免罪領域なわけです。国内の故障放置自転車が集められそれを素材として大陸に運ばれ、また変な自転車が輸入されるという悪循環が蔓延しておるのであります。
mtrmasa


△自転車乗りの笑顔たやさぬよう(弊グループ)

このように自転車愛好家の方々が粗悪自転車について、日々思い憂鬱な感情が共通なのだとことを知り、自身も書きつけた甲斐がありました。お声頂いた皆様ありがとうございました。
[この記事を見られた自転車ブロガー方々へ]:
これからスポーツサイクルユーザーになる方々のため、本記事が体験者の声として選択の知恵になるよう願う次第です。本内容をご自由に転載・リンクしても構いません。よろしくお願いします。


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Comment

無題

2008/02/29(Fri)23:09

記事に賛同します。早速TBさせていただきましました。

No.1|by Go-T|URLMailEdit

Comment Thanks★

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