8/26:MTBコンポーネント戦国時代
2008/08/26(Tue)00:36
GIANTグループのTruvativブランドより画期的フロントドライブシステム[HammerSchmidt」が今秋リリースされるそうです。トレイン構成は内装ギア22/36→24/38でドライブするもの。チェーンを脱線変速するFディレーラーが無いのでライン移動もなく、まるで無段階のようにスムーズに変速するようです。
予価は800$と高価になりそうですが、ギアトレイン外郭にはベアリング装着。回転時の横たわみは無くなるわけです。ギア径もローシングル並みでロードクリアランスも稼げ、駆動ロス軽減効果は絶大でしょう。
▲ほれトライアル車並み!
【HammerSchmidt-Bikemagプレビュー】
★⇒[HammerSchmidt-Page1]
★⇒[HammerSchmidt-Page2]
★⇒[HammerSchmidt-Page3]
【HammerSchmidtプレビュー・ムービー】
【HammerSchmidtセットアップ・ムービー】
▲Rohloff-Speedhub
上記HammerSchmidtとリアメカRohloff-Speedhub(内装14段変速)と組み合わせれば、メンテフリーな完璧28速ドライブトレインになりますね。
このRohloff専用BikeをUK-Endorfin Bikesがリリースしてます。Speed-R SLモデルはShimano派の私としても揺らぐほどカッコよろしい。
★⇒【Endorfin Bikes】
▲Speed-R SL
MTBコンポの進化は行き着くところまで来たと言われます。ワークス活動を惜しくも中止した、Team G Cross HondaのDHモデルRN01ミッションは長らくブラックボックスでした。
しかし終盤に内装公開されたのを見ると、あまりにベーシックで逆ビックリ!ミニマム精巧なオートバイ・ミッション装備と期待したら、その中身はリアカセット+リアディレイラーを押し込んでいる状態だったのですよ。きっと軽量化に拘った選択だったのでしょう。
だからこそTruvativ & Rohloffメカは革新的なのです。これらのことを踏まえ冒頭GIANTグループ(コンポーネント部門)はShimano包囲網を着々と進め完成車SRAM装着率が急増中です。現状けしてShimano優位ではない戦国時代に突入しているのです。
かつて1970年代ShimanoはSTI(デュアルコントロールレバー)を市場投入しCampagnolo以外の欧州コンポメーカーを壊滅(撤退・倒産)させました。そしてMTB部門でもラピッドファイア投入でサンツアーを抜きトップシェアを堅持していきます。
同時代のGIANTはSchwinn社OEMから手始めにスポーツサイクル部門に参入していた頃でした。しかし時は移り今となり年間生産台数500万台超の世界最大メーカーに成長します。
▲GIANTグループ・コンポーネント軍団
それは同時にShimanoにとっての世界最大顧客に成り上がったということ。コンポシェアをめぐる必殺カードはGIANTが持ち「Shimanoさんの部品はもう使わないよ」となればシェア逆転必至です。【Shimano&FOX軍団】も現状連携していますがGIANT傘下になったHAYES+RockShoxも活性取り戻しており総体スケールではかないません。
またSRAMはロードコンポにも進出し、ShimanoはDURA-ACEエレクトロニック・シフティングで対抗。無線電子制御により理想的な変速機の動きをコントロール。激しいレースでもスムーズシフティングができるのだそうです。
▲DURA-ACEエレクトロニック・コンポ
このような熾烈なコンポーネント戦国時代のさなか、皆さんの選択肢や楽しみも増えるでしょう。しかし未だに多数完成車で採用されているので量でおされても、私は「Shimano=質で優位」なのだと信じてやみません。
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No.154|▲○Diary|Comment(4)|Trackback()
ワイヤーが!
2008/08/26(Tue)01:18
ワイヤーってドコにつくのかな?って、この写真見る限り、フルアウターにすれば、受けが無くてもつきますね。コルチナフロント2枚行けそう!
まあ、、工賃込みでいくら位すんのかってのが問題かなぁ、、。
自分で取り付け出来なさそうだし。
あ、、、
ISCGタブ付いてない、、。
だめだコリャ、、。
No.1|by akiba|
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