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12/18:【まよい道・うれし道】トレイル散策の巻

2013/12/18(Wed)22:41



前回の地元界隈トレイル散策では時短で気楽に巡れて充実出来た。そんなスタイルに味をしめ昨週末には北方のさいたま市の隠れ里に出向いてみた。まずは芝川東岸側に面する雑木林に佇むツリーハウスにおじゃまする。それは街はずれに有るとは思えぬある努力家が廃材構築した「少年心をくすぐる」驚き物件である。トム・ソーヤになったごとく夢中の様も束の間で近隣隠れトレイル探査に向かう。



始点より川下へ進み沿う斜傾地には貴重な自然を残す「トラスト保全地」なる樹林帯が現われる。公益財団法人さいたま緑のトラスト協会により管理され林間立入禁止だが、それに沿うトレイルは通行出来るというもの。その情景はいにしえの原風景であろう多様な生物の生息環境を保全している。鳥のさえずりがエコーする空間で和める開放感はなかなか得難いものだ。これらトラスト運動主旨は自然環境を乱開発等から守るため行政・民間支出により買取り管理保全していくものである。
(※下図参照)




その先は新道で遮断された従来繋がっていたはずの径路を「はしご探索」して行く。道程ファインディングの要点は[宅地開発しにくい断崖地・寺社を囲む鎮守の森]である。なかには導入が不明瞭で人家脇道・畦道を図々しく行く事も多々あり、ある林間には土堀の切通しにて疑似峠を思わせる風情があった。主にナンチャッテDHが出来る台地斜傾地にあるトレイルを彷徨うのである。



ルートの先はいずれも河岸に降り立つ場合が多いが、そこは護岸工事で固めた単なる側溝水路となり生態系に乏しく整然とする破壊に見えた。休憩に寄ったさぎ山公園にて近隣在住されるご隠居さんに当地の環境変化について聞かせてもらった。町会後見人の御大申すに「雑木林にしても地主の相続問題から宅地へと売り渡してしまう」ことが多いとのこと。前述「保全地にしても維持管理に労力が掛かり間を置くとすぐに藪状態になる」とおっしゃるのだ。なるほどと感心し頷き礼を伝える。

▼今回は[雑木林・鎮守の森]赤径路の3エリア10ラインを繋ぐ。












前回の川口市編に増してさいたま市の林間トレイル網はさらに壮大なり。それも高速道やスタジアムのような巨大建造物の隅に隠れるように取り残される。また終盤ではキレイな河川にしか生息しない瑠璃色のカワセミを見かけた。それが帰ってきたという自然回復の兆しに喜ぶ。そしてまた有り難く散策したいものと思えた。今回[町のはざまにこんなにトレイル有るよ健忘録]として「10トレイル探索・環境編」を先行編集してみた。そして径路を繋いだ成果「快走編」は只今ムービー編集中で御座いまする。



▼「10トレイル探索・環境編」










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