1/10:第一回「錆」展
2008/01/10(Thu)14:59
我が自転車仲間には苔・切株・鉄塔などが好きな者がいる。それは山走り行程でのよき撮影題材になる。そして疲れ降りた山里には寂れた廃屋や乗り物をよく見かける。
世には廃墟好きの方々もおられるが、もう一歩踏み込んでその部分の「錆」を凝視する。よくよく見ると文様のようで同じものはない。今の有様はその時だけ。次に行けば朽ちるやも知れぬ、そのはかなさを憂いに思う。忘れ去られる前に記録に刻もう。
公園の片隅に錆びた滑り台があった
それで遊ぶ子供らのはしゃぎ声ももう聞くことはない
役目を終えてただそこに居るだけ
錆は寂しいに似ている
それは何らかの意志表示
忘れられた存在の反応である
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