3/13:インテリ&タフネス[速習:自転車物理学]
2008/03/13(Thu)00:54
スポーツサイクル愛好者方はその乗り物の有効性を日々感じられていると思います。それに関わるリリースとして→【2/19:カウンターカルチャーの聖地】でのApple S.ジョブス氏が説いた「Macは自転者のようなコンピュータ」記事を発見したので掲載します。それはApple創業記Two Steves & Apple(1983年12月出版)という書籍に記載されます。
Q.)パーソナルコンピュータとは何でしょうか。
A.)自転車とコンドルとの相似性で答えます。
様々な動物の運動効率に関する研究を読み、特定距離を最小限のエネルギーを用い移動する時に、どの種が一番効率が良いか結論を出したのです。結果はコンドルが最高で人間は下から数えて3分の1位でした。
しかし人が自転車を利用した場合はコンドルの倍の効率を示します。つまり自転車発明は人間は本来持っている肉体的な機能を拡大する道具を作り出したといえるのです。それゆえ僕はパーソナルコンピュータと自転車を比較したいのです。
なぜならそれは人間が生れながら持つ精神的なもの、つまり知性の一部を拡大する道具だからです。個人のレベルでの生産性を高めるための特別な関係が、人間とコンピュータの関わりの中で生まれるのです。
ほとんどの人々は、まだパーソナルコンピュータの存在すら認識していません。この業界の挑戦は人々にパーソナルコンピュータを学んでもらう手助けをするだけでなく、これを使いやすくし10年の間に自転車と同じ位に人間の精神拡張である機械として社会に普及させようとするものです。
これは本文インタビュー記事のThe Wall Street Jounal(1980年8月)を自己解釈で要約しました。やはりこういう思想を基に氏は信仰教祖同然と崇められていくのです。
【エネルギー効率・構造知識】
歩行者は1km歩くのに体重1gあたり0.75calを使います。クルマは0.8cal。ところが自転車に乗車では0.15calしか使いません。歩行の5倍もエネルギー効率が良くなるのです。だから「自転車は、人間が発明した最高の乗りもの」なのです。
(抜粋:自転車博物館)
またこの乗り物は構造的・機械的に非常に高効率で、人を運ぶために大量生産された最初の機械だそうです。その開発過程で採用されるベアリング/空気タイヤ/フレーム構造技術は後世のあらゆる乗物に受け継がれており、近代技術への貢献は計り知れないと言われています。フェルディナンド・ポルシェ博士も自転車を指し、世に現れた完全な乗り物と評価します。
【工学・計測重要資料】
Masahiro氏の主宰されているサイト→「自転車探険」http://www.geocities.jp/jitensha_tanken/
では工学資料と計測機能が驚異的に充実し、こんなに自転車を科学した個人サイトは類が無いです。メカニック派・ロード派の方にはきっと目から鱗のツールになります。
私のこれまでの自転車についての想いは「感覚的に優性を認めていた」に過ぎませんでした。しかし「精神性+物理的」に有効性を証明してくれる資料をひも解くとこれまで継続してきた活動の励みになる思いです。
このような裏付けをインテリジェンス(知力)に昇華し、懸命に目的を達成するべくタフな精神を磨き、その両刃を併せ持つことで、自転車愛好の自負がより深まると思えるのです。
せっかく自由になれる乗り物を得たのだから、どうにかうまく使いたい。しかし高級品を得たからと物事が上手になれるわけではない。『道具とは使い手の知性を計るモノサシ』です。それを用い上達するべき工夫やアイデアが肝心です。
スポーツサイクル乗りの方々が「インテリ&タフネス」を備え自己実現を目指されること。社会において地位向上されることを願うものであります。
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No.108|▲○Diary|Comment(4)|Trackback()
快走できる理由理解です。
2008/03/13(Thu)20:43
No.1|by KAN|
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