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2/27:自転車流通の矛盾と罠

2008/02/27(Wed)13:47

先日掲載の【2/22:自転車・大東亜共栄圏】内容について、ブロガー方・Mtbrフォーラムメンバー方と問答をしたので、あらためて廉価製品の品質・管理に関わる討議を要約します。

アジア経済成長において、生産消費財は薄利多売・品質低下の傾向にあり、靴や傘など修理せずに捨てるこのご時世。廉価婦人車ももはや同然です。YahooオークションMTB掲載車は知らぬ間にルック車に占領されてしまい、私達が大事にするスポーツサイクルにも低品質の余波傾向があると怪訝に思います。
さて以下写真モデルをどう見られますか?軽量ホイル?エアサス?ウェーブローター!スタイリュシュだなぁと思います。







しかしこれは全て2万円以下のルック車です。一昔前と値段変わらず機能・デザインは進化しています。これらはマーケット需要を反映しているのでしょうが、はたして品質も向上しているのでしょうか。パッと見はカッコ良くなりこれなら山にも行けるかと錯覚するユーザーが必ずいることでしょう。
そんなルック車購入者がすぐ壊れてしまう自転車に対し「MTBなんてつまらないじゃない」などと誤解されてしまうことがあれば、キャリアある正統なサイクリストも残念に思い、彼らにダメージを与えます。
【トラブルケース】
「3年ほど乗ったルック車で交差点を曲がる時突然フレームが飴のように曲がり車道に投げ出された事がある」
「知り合いがWサスのルック車乗ってたが、半年で前後サスがバラバラになった」
こんなアクシデントは本体だけに問題があるだけでなく、それを取巻く環境・法律に問題があります。昨今食品業では生産国問題がやり玉にされますが、そんな物でも売れるから作るのであります。バレなきゃいいさの風潮は食品だけではないでしょう。
ルック車を国内流通させている代理店は自動車ブランド等の商標ライセンスを買って、○ャガー/○ボレーなどステッカーを張るだけで消費者の関心をかう業者もあります。これが悪ではありませんが「山で乗るな」と記すだけで、はたして量販店を通じ顧客に限定的機能説明を徹底しているのでしょうか。

国内では年間自転車事故で1000名も亡くなっており、40km以上速度が出る乗り物なのに検査・整備もされないのはおかしいですね。同じ2輪のオートバイはルック車などありえないのですから矛盾を感じます。
粗悪自転車を流通させない法規制があり厳格であれば、生産側も高品質への努力をせざるを得ません。あらたな法規制で検査登録されない自転車に乗るのは違法にしないと無駄な廃棄物が増えるだけです。まともな法整備を怠る役人と、それに甘んじる民間業者がいる限りその矛盾は解消されないのでしょう。

国内で10万円以上のスポーツサイクル所有者は自転車人口の1%しかいません。その中の自分達が出来ることは身近な購入予定者へ目的に合った適切なアドバイスをすることだと考えます。
そうして人々が良いものを長く大事に使う意識を高めてもらえればと願うのです。そうなれば防犯意識も高まり、粗悪な物が流通するのも防げます。そんな健全な自転車生活をおくる人々に多く出会えれば、自分達もこの嗜みを喜んで続けていけることでしょう。


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2/26:三室山DH Movie

2008/02/26(Tue)03:36



先週末2/23三室山ランMovie Upします。自分はカメラ兼監督なのでカット少々です。メットカム装備だと枝払い・等間隔走が大変。なによりも被写体が前方なので足元が見れません。
このトレイルは4年前に4度探索したXC・DHルート。不明分岐が多く以前は廃道寸前でしたので核心部では人に遭遇しません。しかし2年ぶり再来で道はすっかり整備され、冬期のため薮もなく視界も良好。快適快走な一日でした。



Youtube 2:57


eyevio 2:57(高画質・No BGM)


mtrwebリポートページは
→【2/23:三室山・春へ駈ける 編】 にてご覧ください。


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2/24:三室山・春へ駈ける編

2008/02/24(Sun)20:31



2/23奥多摩1000m超級の山はまだ残雪多く800m級を選ぶ。スタート御岳からクロモ上見晴台までは積雪10cmの道を滑走。そして高峰を過ぎると日陰に残る位。ようやく皆に活気あふれる。
初登頂の三室山は景観はないが、その下りは痛快そのもの。中間地の肝要峠林道では乗馬方と出会い、皆笑みを浮かべ伴にヒルクライム。峠辺りではもう暑く気温16度位になる。
そして終盤はすっかり整備された林業道を駈け、雄叫びあげ森の野猿と化す。はじめは冬そして春に向かって駈け、季節を飛び越えたよう。 4つの山を越え道迷いもありゴールまで5時間も経過したが、2年ぶりのこの尾根で充実走りができた。





後記:到着地でのサプライズ。スタート地への車取り者を待つため駅喫茶に入ろうと駐輪場が分からず交番巡査に訪ねた。すると泥んこになったMTBを見て「ここの水道で洗ってよし」?と仰天発言。また喫茶待ちの間、交番で預かってくれるという。都心では到底考えられぬ処遇に驚く。話交わせばその巡査殿もナイスなサイクリストだった。帰りに菓子を買いお渡しし礼をする。

※当山WebリポートとMOVIEは追って公開いたします。

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2/22:自転車・大東亜共栄圏

2008/02/22(Fri)17:55



◆アジア自転車乗り事情
アジアというと自転車人口が多いとイメージします。しかしそれは平地が広い中国本土が主となります。以前職場フロアにいた中国人スタッフに聞いた話ですが、特に首都北京市内にはオートバイは進入できないのでいまだに自転車天国。しかし古い自転車のほとんどがブレーキが利かないので、彼らは飛び降りて制動するのだそうです。路肩にはたいてい専用レーンがありゆうに走れますが、時より路肩走行車が後ろでクラクションを鳴らしても、彼らは絶対車に道を譲りません。


△上海街頭

△北京露地店舗

それと対照に近隣香港では自転車に乗れない人が圧倒的多数です。5年前に香港で出会った街のメッセンジャー氏に聞くと彼らさえもオートバイを併用すると言います。平地が少なく坂が多いいことが原因といいます。同じ理由で韓国・ソウルも自転車人口が少なく、需要がないのでママチャリの類は存在しません。
一大自転車生産国の台湾は街頭に高級スポーツ車は見られず、また廉価自転車よりスクーターが多く占めているようです。東南アジアでは商用の三輪自転車が多く見られます。その西方インドでは主流ホイルサイズが28インチだそうで多段ギアはないといいます。
一様にいえるのは、これからの発展国では自転車はまだ日常の交通手段で、サイクルスポーツが活性するステージには至っていないようです。

△台湾交差点

△マレーシア街頭

◆産業共生の形成
そして自転車製造の領域になりますと、極東アジアの中国・台湾・日本が生産連携トライアングルを形成しています。大衆車・スポーツ車廉価版は中国本土生産に移転し、台湾からは生産技術に関わる人たちが100万人(製造業全般)も本土に渡り従事しているそうです。台湾の2004年までの対中投資は日本を越えており、いち早く産業連携に乗り出していました。それには本来の言語・文化の共通性があるから成り立ったビジネスであります。源泉技術+パーツ供給は日本から台湾へ。大量生産技術は台湾から中国へ。こういった循環から世界の自転車需要に応じているのです。
日本の源泉技術とは製品規格にハイテク素材とその加工技術・製造機械をいいます。カーボン素材のほとんどが東レ製で、コンポメーカー・シマノの世界一の顧客は台湾ジャイアントになります。このような連携が容易だった背景にはコンポ世界規格を作ったシマノの業績が非常に大きいのです。
自転車製品とは各パーツが高度規格化されている「モジュラー生産」なのでフレームもパーツの一種のとして捉えます。製造機械も同規格なわけですから社別カスタムメイドは不要なので、無駄なコストがかかりません。それに対してメーカーごとにパーツ規格が異なる製法が自動車等の「インテグラル生産」。トヨタのシャーシには同国の日産ボディでさえも組合せができないのです。
そうして日本は高利益率の源泉技術を提供し、また高付加価値商品のパイロットライン(試作品製造)のみ残し本格的生産は海外へ。という産業構造に転換しました。


◆経営掌握と主導権遷移
いまや欧米ブランド車のほとんどが極東アジア製になり、経営自体も中華資本になっていきます。GT/SCHWINN/MONGOOSEはパシフィック社所有(親会社:カナダ玩具会社Dorel)。それに加え一時倒産危機にあったCannondaleは再建投資家所有でしたが、投資目的を達し昨月にパ社へ売却して利益確定としたようです。自国ブランド庇護より利益優先というのがアメリカビジネスなのでしょう。
そして世界初の量産MTBを作ったスペシャライズドは製造委託未払い金が払えず、そのOEM受託メリダ社に49%の株を譲渡し経営権を失いました。
なのでアメリカに設計+大量生産できる会社はもう無いのです。独自経営しているのはメジャーではTREKグループだけです。しかしそこも最近提携先NIKEと別れ、ブランド力を発揮できなくなる危惧もあります。
残る少量生産社は年間1万台に満たないフレームだけを作っていることになります。それでも設計をやっているならマシな方で、製造は丸投げというケースが通常です。なので米各社はそのブランドロイヤリティを得るためだけの商社ブローカーと化してしましました。知的所有権だけを保持し、生産を手放したら綿密なR&D(研究から製造へ)ノウハウも放棄していくことになります。ブランド信用失墜となることがあれば後がないということです。
私達日本ユーザーの利益はG8国家のうち地の利を活かし、どこよりも安く早くアジア製品を得ることができること。フレームなど根幹パーツもブランド神話に固執しなくても、製造元がしっかりしていれば品質は安定しています。購入時にどの会社で製造されたか「捷安特=ジャイアント/美利達=メリダなど」段ボールに明記しています。ですから高品質製品をきちんと見極めるのも、これからのユーザーの責任になってくると思います。


こうして自転車産業の大東亜共栄は進展し、世界的再編成はほぼ完結しているのでありました。
私から願う真の共栄とはどの国の人々もスポーツライフとして自転車を使えるように豊かになることです。同アジアの人々に着実に頑張って頂きたいと思う次第です。

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2/21:世界のペダルから(Vol.2)軍用編

2008/02/21(Thu)10:20

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△2000年代・スイス

「戦う自転車」というと想像つきにくいが、第二次大戦まで各国自転車隊は活躍していた。銃装備で隊列移動・陣構えをして歴然と組織されていたようだ。本来それらは歩兵が友軍に追いつくよう車と歩行の中間移動の役割であった。
近代戦で一番活躍したのが日本陸軍の銀輪部隊だそうでマレーで英国相手に戦った。そして現在までに一番有名なのはスイス山岳自転車隊だった。しかし装備過剰で転倒ダメージが多大になり近年解散してしまった。
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△2000年代・スイス

旧来はどこも米屋的頑丈型を用いたが、近代では当然MTBを使うようになる。折りたたみ式がパラシュート部隊などでも用いられる。山岳ゲリラの移動なら半日50km位可能でかなりの機動力になると思う。少年時代の私はミリタリー好きだったが、今では競走もしないし、平和主義であるのでワールドピースV。
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△1990年代・スイス
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△1990年代・アメリカ
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△1970年代・アメリカ
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△1990年代・イギリス
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△1980年代・スウェーデン
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△WWII・イタリア
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△WWII・ドイツ
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△2005年式・ドイツナチス戦闘自転車(わるのり自制作)
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△近代・日本国自衛隊
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△平成16年式・三菱零式戦闘自転車(わるのり自制作)

私達は富士山DHの際、自衛隊演習林に幾度か潜り込んだことがある。3年前には侵入後本当の砲撃訓練がはじまり、その爆音たるや雷の比ではない。皆で驚き逃げるように駆け切った。
今ではコアメンバーだが6年位前は皆ビギナーだらけだった。なのに隠れ登山道探索を主にしていたから、挫けた諸兄には「いいからペダルこぎゃ、いいんだよ」と発破かけ軍隊式で行動した。そうゆうやり方でしか統率する術がなかったのだ。今では先導の自分を追い抜いては嬉しそうに笑い、彼らは駆けるのだった。

△2003年・自衛隊演習所・初襲撃の図
これより当地は我々脳内占領下に入る。

△2005年・自衛隊より反撃されるの図
これにて敵軍に領地返還することになる。

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2/19:カウンターカルチャーの聖地

2008/02/19(Tue)01:02

◆KLUNKERZ-マウンテンバイクの誕生
先日紹介の1/28:オールドスクールMTB Movieはシマノプロモのほんの一部でしたが、先週にDVD【2/22発売:KLUNKERZ-マウンテンバイクの誕生】予告編がリリースされたので新たにアップします。本編は字幕付で逸話理解も容易です。それを見るうち彼らこそカウンターカルチャー(伝統的・支配的な文化に対抗)の担い手であったことが良く分ります。



◆MTBとMacintosh
彼らクランカーズ発祥は70sマリン郡ですが、ショービズメジャーのルーカスフィルムも同地に後年出現し、また近隣サンノゼにもApple創始者スティーブ・ジョブス氏が現れIT革命を起こします。それぞれ担うカテゴリーは違っても、彼らは同様に長髪・髭もじゃベンチャーであり、ユニークアイデアを実現させるステージに同時に立って居たのです。もしかしたら相互に存在認知していたかもしれません。
現にS.ジョブス氏は「Macintoshとは自転者のようなコンピュータ」とうたい「人のキャパシティをより効率的に引き出すための道具」として世に送り出したのです。そういう逸話はMTB・Macともに所持する自分としては関心深いものです。
あるDesign家電サイトに「Windowsユーザーに無理矢理Macを薦めることは、ママチャリが欲しい人にMTBを買わせるようなもの」とコラムがありました。Mac使いには理解できるこぼれ話だと思います。
昔の私感ですがMS-DOSは端末で、Macintoshは道具でした。「端末では文化を吸収できるが、それを作りえない」DOS-PCは当時マウスも無く丸一つも描けず、クリエイティブではなかったのです。

◆羨望のバイシクル・パラダイス


同カリフォルニア州は自転車が車道占拠できるクリティカルマス発祥地。そして交通インフラに自転車積載スペースがあり、バスは外部にマウントできます。列車では専用車両まであります。これでサイクリストが増えないわけはないです。
環境先進国のはずの日本ですが、自転車乗りのためのインフラ整備はほど遠く感じます。そんな状況だから大人がサポートしない自立した中・高生の自転車グループが現れません。これも経済発展を優先したこの国のツケでしょう。大人達もスムーズにならない交通ストレスに悩まされます。
私がかつて在籍した組織の支社もサンノゼにありましたが、自身の出張先はアミューズメントの本場オーランドだけでした。しかしその南部は多雨多湿でサイクルライフには不向きです。だから西部は私にとっては公私ともに羨望の地。まさにカウンターカルチャーの聖地なのであります。


▲こんな車両なら整備までできますねぇ。

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2/17:水鳥達に会いに。

2008/02/18(Mon)00:40



前記事の梅園を経て波止場側に来た。この時間は水鳥達は居るかと水面を見渡す。10歳の頃にその対岸に住み始めた頃、用も無いのに岸辺に来ては和み過ごしていた。昔は汚染されていた東京港も今では浄化し魚も増え、それをあてにする水鳥も増えた。
(今回はPhotoクリックで拡大できます)





一番好きな鳥はゆりかもめ。カモメより小型で優しい顔をしている。警戒心が少なく、手渡しの餌付けができる。慣れないと飛んで来て恐いが、海鳥の飛躍能力は優秀。風や気流に乗り目標に着くと速度を0にしてホバリングする。だから獲物も正確にキャッチできる。彼らは寄ってはまた飛び回り、羨ましいほど華麗に空中ダンスを披露してくれた。





空に向かい餌付けをしばらくしていると、ガアガアと鳴く声を足下に聞く。すると驚くほどマガモが寄って餌を催促している。庭園池側から這い出て来たのだ。しかし遠くから観察するよりコミュニケーションを楽しむ方が自分にはあっている。それはさながら学校のウサギ・アヒル係のよう。
ここは銀座から僅か1.5kmなのに嘘のような別天地。今日は思いのほか異種の鳥達に出逢え、子供のように和み過ごせた。










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