12/11:クルマ屋が創る自転車考察
2008/12/11(Thu)00:27
昨夏告知通りSUBARUがMTBベースのクロスバイク【SUBARU XB】を受注販売開始しました。フレームはクロモリ・ダブルバデッド(カイセイ)採用で12/8より99台限定で発売するそうです。
以前発表時ではMTB&クロスの2本立て予定が売筋後者だけになったようです。しかしコンポはシマノフルXTなので、タイヤ交換で立派なMTBになります。価格は360,000円(税込)
当SUBARUに関しては当方が1年前に広告・WEB制作に携わり思い入れがあります。新宿駅前本社でありながら社内は古風で昭和オフィスそのもの。WRCの派手なプロモと裏腹に地味すぎるのであります。また少ないラインナップ見渡すに「トップセラー2車がFMCでヘボったらどうするの?」と要らぬ心配をしたり。それも実績に裏付けされた堅実方針で貫いている事だと関心するものです。
かたや8年前業務担当したHONDAは今や家族車が得意な企業になり、昨今F1活動そしてMTB開発も中断して残念無念。「ASIMO君がダウンヒル出来たらいいなぁ...」のイメージも露と消えるなり。
そしてSUBARUは今なおレース活動継続し、スパルタン車を筆頭に熱いファン層「スバリスト」に支えられてます。以前からロードレース・サポートもしており、また工場勤務方の話ではスポーツサイクル狂の堅物技術者が沢山いると聞きます。この社は旧来は中島飛行機であり、かの名戦闘機「隼」を創り出したのですから、そりゃあ頑固なプライドを引き継ぐ技術者も居られることでしょう。
あぁ、今思えばかつてのWRCバトルは「スバル:隼」VS「三菱:ゼロ戦」の地上戦だったのだと感慨深く思えます。そういう観点で見る事に気付かなかったなぁ。
もしも同様に自転車界にて[隼&ゼロ戦]MTBがデビューしたならば、マウンテンバイク乗りにバカ受け間違いないですな。
かくある消費社会では「エネルギー産業・重工業」は環境破壊勢力になりその後ろめたさを覆うように『環境を大切にするよキャンペーン』を大々的展開するものです。よってカーメーカーがスポーツサイクルを企画・生産することは欧州では常套・通常であります。しかし国内メーカーでは残念なことにあまり例がないのです。
されどこれからの【エコライフ&ヘルスコンシャス時代】にサステナビリティ(企業持続可能性)を含めた企業存在価値を示せるよう、ぜひ4+2輪ライフの提案ができる体制になって欲しいものです。日本産業界が本気を出せば世界トップのスポーツサイクルを創れるに決ってるでしょうに...。
工業界の新技術においてハイテクのGTRでもリニアモーターカーでもそりゃ凄いこと。しかし「嗚呼、資源もなく狭いこの国で、そんなに急いでどこ行くの?」
世に振り回されず、我ら自転車野郎は自身パワーで、賢明にペダル漕いでハッピーになりましょう。
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No.177|▲○Diary|Comment(7)|Trackback()
無題
2008/12/11(Thu)16:55
ますます自転車好きになりますな☆
No.1|by tottiey|
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