5/22:【欧州の匠】 EUROハンドメイドバイク展
2009/05/22(Fri)00:10
▲▼BME:脅威のチタン版トラス構造
昨5/8~10ドイツでハンドメイドバイクの祭典であるEuropean Handbuilt Bike Show(EHBE)が初開催されました。メジャーなEuro Bikeより小規模で、同主旨の5回開催された北米NAHBS展とも異なり地味ながら欧州らしい質実剛健モデルが揃ったようです。
欧州は日本とは違い文化面はともかく産業基盤は地方にあります。今回会場もダイムラーベンツやポルシェ本社があるシュツットガルト。そして主役のバイク名門工房はさらにド田舎にあったり、キャンプ用具・農具も並行で作る工房もあると言われます。また日米式ビジネスの迅速さとは違い、意匠や機能美にこだわるそれらモデルは工程も念入りで当然量産できずお値段もよろしいようで。
EHBE関連サイトから当方好みモデルをピックアップしましたが、日本人にはクルマと同様で欧州車のほうが馴染むだろうにと感じたものであります。
▼自分的には以下イタリア新鋭AMARO BIKEのRosselliniモデルに釘づけ羨望になります。この鈍い光を放つチタン・スケルトンフォルムはネオ・ルネサンスと例えるべき意匠。ミリタリー的な風合いにも感じられ、当方が最終的に求める理想型であります。
▼Click Look! Big Photo
▼他取材写真は下記で豊富にご覧になれます。
Reference1:⇒ Showsingletrack EHBE Page
Reference2:⇒IBC EHBE Photo Page
自分が知るMTB族諸兄も所有モデルに愛着を持つ人が多勢ですが、人が選び・使い・親しむべき物にこだわりを持つだけ、その人の個性に反映するもの。
経済規模ではEU連合と同等の日本ながらハンドメイド車ニーズが極小なのが惜しまれますが、EHBE展は「使い捨て消耗社会」にもの申す良い展示だと思えました。
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