3/26:【山岳需要最適・高機能デジカメ】導入の巻
2010/03/26(Fri)00:24
先般デビュー前SONY Syber shot-HX5V紹介をして以降、自身も予約したが3/18に遅れ納品された。どの店頭も販売実機が品薄で市場好評価が伺えるもの。ここ2年での動画撮影傾向に従い、ビデオカム・シェアNo.1技術を注ぐ当モデルに注目していた。導入後一週間で感じた山岳需要主体の感想をまとめてみた。
【デザイン】
◆競合機PanasonicTZ7/10と似ているが質感・重厚感はHX5Vのほうが良い。レンズリング周りの精度高い仕上げに好感持て、コンデジ上位機としての風格を備える。総重量は200gならトレイル活動でも問題はない。
◆ボディの割に機能ダイヤルとシャッターは小さく扱い易くないが、枝ぶり・藪抜けなどで妙な引っかかりはないだろう。
◆ズーム時の重量バランス偏りともにグリップ性は良くないので、滑り止めがあったほうが良い。なので懲りずにラバー&カーボンシート装着。
▲左:HX5V 右:IXY210ISレンズ比較=HX5Vは一眼レフレベルの大レンズである。
【画 質】
◆コンデジでは稀な一眼レフレンズとハンディカム譲りの裏面照射型CMOSセンサー採用で暗部でも被写体が鮮明に映る。手持ちの IXY210ISより格段に明るい。
(Casio/Ricoh/FUJI/Victor製品のCMOSはSONY製)
◆現状コンデジでSONYだけのFull HD撮影データはTVで見ると精彩さが際立つ。
◆夜景に向けてもシーン認識し光源不足でも隧道や木陰で明快に撮れる有効補正。
◆10倍ズーム使用時でもフォーカス動作も速くシャープな遠景が撮れる。
◆CCD採用機は逆光時に白トビ・白帯スミアが発生するが、HX5Vは逆光でも補正し適正明度で描写する。室内撮影時には液晶上ではハイコントラストに見える。
◆静止画重視ならリコーCX3/FUJI F70EXRが廉価優秀だが動画主体なら問題なし。プリントニーズでなければHD動画キャプチャーでも画質充分だと思える。
【2002 Mt' Fuji Jump】弊隊最古の動画(Finepix1300撮)
山活動で8年前初めて↑Finepix1300(130万画素/49,800円)を使い動画撮を試していた。まだフィルムカメラ出荷台数の方が多い頃のこと。こんな粗雑動画で仲間は喜んでいたのだ。それ以降のデジカメ進化は凄まじい。桁違いの画質・機能を持ちあわせたHX5Vの方が安いことに驚くばかりなり。
【HX5V HD1280*720 Test1】夜景+移動同時ズームテスト+ステレオ録音
⇒【HD 1280×720size】
【HX5V HD1280*720 Test2】室内低照明での動体撮テスト
⇒【HD 1280×720size】
【機能性】
◆撮影時ズームでガタつきやピント合わせタイムラグがなくフォーカス動作をしているのかと思う位スピーディーで低ノイズ。また動画処理でも高速読み出しである。10倍ズーム機能もさながらマクロ機能もかなり優れる。
◆撮影地の位置記録ができるGPS・コンパス機能搭載しトレイル記録には最適。事後にて難解分岐・アタック箇所も一目瞭然。
◆ステレオ・マイクであるので快走撮での臨場感が増すだろう。
◆多様モード切替えがあり露出・絞りなどもマニュアルで細かく操作できる。
◆充電残量確認は便利だがフル充電まで330分と時間がかかる。静止画ならバッテリーひとつで充分だが動画では予備必携。底部フタの作りは薄く貧弱である。
◆シャッター押し270度回すだけで撮れるスイングパノラマは一切継ぎ目がなく雄大な自然景観などが一気に撮れる。
▲一切継目のない270度パノラマ画像を簡単撮影
【総 評】
◆位置記録GPS機能はトレイルにおいて頼もしい機能で事後再検証が不要になる。
◆従来SONY機種は割高なメモリースティック専用だったが、本機からようやくSDカード使用可になり手持ち資産が有効に使える。
◆動画撮ではSDHCメモリーのクラス10使用で高速伝送を発揮させたいもの。
(※クラス10=データ転送速度が1秒間に10MB)
◆これまでSONYはバッテリー社外品製造を禁止したため流通・コスト利便が非常に悪かった。純正価格は5880円と高額だが最近規制を解き互換バッテリーも1500円以内で買えるようになった。
◆ハンディカムからの技術フィードバックも確実で手振れ補正は完璧。徒歩・MTBラン時でのアクティブ手ぶれ補正ではガタつかずスムーズに映る優れた機能である。
◆通常は春発売なら3ヵ月で夏モデルが出るが、SONYが相当に力を注いだため本機には夏モデルがないのだとか。この廉価での高機能実現は中国製とした英断結果であろうが、そこは本気攻勢に従う競争力をつけるべく戦略に違いない。当社だけのFull HD撮影機能が一番のイニシアチブだが、従来機に比べて久々のヒットになるだろう。
◆トレイルランでの画質性能は充分で携行性の高さからビデオカムは不要だと思える。この進化機能で「我らのお山の運動会」をリアル鮮明に記録したいものである。
▲左:IXY210IS 右:HX5Vズーム比較=HX5Vボディ表面積は小さいが厚みがある。
◆【SONY Syber-Shot DSC-HX5V】
◇DSC-HX5V標準価格44,800円
◆【3/10時点首都圏最安:荻窪カメラのさくらや】
◇当方・最安購入価格35,800円 ー (2年落ちCasio EX-S10機8,800円で売却) =
差引27,000円で入手。
◆【中古機迅速買取検索:ソフマップ】
◆【廉価・互換バッテリー消耗品:iiShop】
◆【裏面照射型CMOSセンサーが注目される理由とは?】
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No.296|▲○Report & Plan|Comment(4)|Trackback()
無題
2010/03/26(Fri)07:43
No.1|by jobe|
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