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▲HOME MTB山紀行と私的散策記。

1/28:【植田正治写真展・写真とボク】と【オレヒマ展】

2011/01/28(Fri)00:00









鳥取砂丘を背景にシュールでかつ前衛的人物構成を撮る写真家・植田正治氏(1913〜2000)の写真展が埼玉県立近代美術館で1/23まで開催されていた。前回4年前か恵比寿写真美術館展を見逃した轍を再度踏むところだったので展示最終日に慌てて出向く。10年前に他界されなかなか個展は巡り来ない。暫くは欧州巡りの回顧展が長く国内展がなかったのでようやくの拝見適う。
植田正治氏は主に使われる壮大天然ホリゾント(スタジオ撮影用・背景布製幕)の砂丘ステージに恵まれて、非現実なイマジネーションを具現化して行けたのだろう。用いられる背景がシンプルだからこそ、そこに構成させる人物像のしぐさ・表情が分かり易く映る。そして哀愁や希望までありありと現れていた。









同時代でいえばフランスの[Lartigue:ラルティーグ](1894〜1986)もモノクローム主体で活躍した写真家だが、その作風は写真界のロートレック然とするモードイメージが強い。植田流は街撮りは少なく商業的要素の華やかさも無い。
「寝ても覚めても写真のことばかり考えていた」という氏は世間からの反応も構わず、ただ撮りたいものをもくもくと追う風来坊だったようである。その白黒世界に繰り拡げられる卓越した構図とモダンな感覚の調和したスタイルは[植田調:ueda-cho]という言葉が通用するほど欧州では評価を得ていたそうだ。その作品を鑑賞しては非現実な何らかのテーマを象徴化しているようで、写真なのに被写体人物のパースティクティブな構成から立像に感じる不思議さがある。

【植田正治写真展−写真とボク−】埼玉県立近代美術館~1/23
この展示にはやはりカメラ好きの観客が多くそれぞれの嗜好の愛機をぶら下げていた。この巡回展示は昨春の京都からはじまり次の福島で終了となる。
【植田正治写真美術館】鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3

展示終盤には氏が使われた愛機・Canon F1カメラが置かれていた。懐かしくも当方が中学生の時に懸賞で当てた同じ名機。未だに最大ラッキー当たりの品。これを抱え自身の撮影志向が急進した。そして15年後に九十九里浜に落とし埋もれ調子悪くしてしまう。その有難さ存在の重みは大きいものだった。



そして当日は誘ったチャリ仲間と会えるかと時間つぶしがてらに界隈風情を撮影してみた。すっかり氏の作風に感化されたが植田風味にならぬよう試行錯誤した。「物事を抽象的に見るには、白黒世界のほうが奥深いもの」ではなかろうか...と思えた。夢中になって仲間と会うべき事を忘れた。ここ2年位トレイルシーンにてムービー撮りの傾向が増した。そして静止画で決定的瞬間を捉えられない限り、その連続したドラマ=動画も無駄撮りになる。失敗に気付いていけば自己満足の作が増すと学習した。




【オレヒマ展・冬の公園と喫茶店にて】帰りがけにふらりショット。











身に触れる出来事を撮る意味は、出逢いの喜びの記録であるように。


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