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3/16:【大震災サバイバルの知恵】選択と集中

2011/03/16(Wed)16:15

この度の東北地方太平洋沖地震において被災された現地の皆様にお見舞い申し上げます。行方不明方々が一刻も早く救出されることを願っています。
今自分に出来ることは現地への募金だけだとし実行しましたが、被災地において人命救出および復旧すべき最前線で活動される組織方々に深甚なる敬意を表します。



当方の神戸親戚も16年前の阪神淡路大震災にて被災し、家屋半壊の被害を受けました。当時の破壊記憶は震災メモリアルパークで崩壊岸壁が保存されています。震災直後に必要物資を得るにも公共交通機関は止まり道路は建物倒壊・落下物などが多くクルマ移動も制限を受けたといいます。当地の市民が知人連絡・配給物資受取りに自転車を移動手段を大いに役立てたようです。

この度の3/11震災にて職場より遠隔徒歩帰宅された方は実感されたでしょうが、この際も有用な乗物は自転車でした。自分達が使うマウンテンバイクはことのほか荒地走行に威力を発揮します。これに荷台が着けば最強仕様と思いますが、複数台持つ方々も多いでしょうから、もしも被災など遭う事が有れば近所方々にこれを貸与するべきだと思います。昨夜3/15東北から遠隔のはずの東海・静岡までも地震が起きたので、自分達の首都圏に起きても不思議では有りません。

かつて神戸市消防署が作成した「震災時のサバイバルパッケージ」という冊子が有り、震災時への備えをした人は20%もいなかったと統計が載ります。また備えるべきは【防災グッズ :ラジオ・懐中電灯・乾パン・水など】だけではないことも説いています。窓や家具の扱い・簡易寝袋の作り方など多岐にわたります。
自転車利用注意点ではパンク修理キット常備はもちろん、倒壊電柱トランスの絶縁オイルが沢山漏れスリップ転倒するなど。「なるほど知識」が33ページにわたり解説されてます。すべて実体験に基づいた資料なので必ず役立ちます。ダウンロードにて活用ください。
→【震災時のサバイバルパッケージ】右クリックにてDL




東北地方太平洋沖地震で被災した原発事故に関する悪いニュースが聞かれますが、まだ大丈夫な放射線レベルなどと報じられても、ただ鵜呑みにするべきでない情報も見受けられます。爆発後の1・3号炉の様子はTVにも僅かしか見せませんが、上記最新写真だと3号炉損傷は深刻なものと映るものでした。

そこで原子力分野に精通する中部大学教授・武田邦彦先生の緊急提言がWEBサイトと動画投稿にアップされました。武田工学博士は内閣府原子力委員会専門委員であり、その論説は日本の原発行政の矛盾や報道に関しての問題までも掘り下げます。また専門知識による公に伝えない危惧点まで分かりすく解説され大変ためになります。

原発・緊急情報(7)東京を逃げ出すべきか?
福島原発の近くの人はもとより、東京に住んでおられる人も「本当にここにいて大丈夫だろうか?」と心配されているだろう。本来なら政府が国民の側に立って次々と情報を出し、みんなが「どうしたら良いか」が分かるのが一番良い。
でもそれは望めないので、今度はドイツの方が急いで計算してくれたと思われるものを掲げる。この計算は福島原発の風を参考にして放射線物質がどのように風にのって行くかを計算したものである。本来は気象庁が2日前に出すものだが日本より外国が早かった。(抜粋ここまで)

【福島原発からの放射能遷移予測計算】


上記1番図のように通常は東北太平洋側は西風が基本のようです。しかしそのために洋上待機していた米空母ロナルド・レーガン乗組員が3/14に被爆し、1週間分の放射能を1時間であびたといわれます。それが北風になる場合は東京を越え静岡辺りまで汚染されていく計算状況を2番図で現しています。日本国内においてもとうに放射線遷移を計算していると思われるものの、市民パニックを防ぐために何に付け「大丈夫...」と情報統制もされているかも知れません。



首都圏設置のガイガーカウンタ線量がわかるリンクをまとめました。
【放射線ガイガーカウンタ数値】リアルタイムライブ配信
→■茨城県北部 →■千葉県北西部 →■千葉県柏市
→■東京都江東区 →■東京都大田区 →■東京都日野市
→■東京都狛江市 →■神奈川県川崎・横須賀 

こんな首都圏状況では我々が郊外山系に出向くのも宜しくないことで、うかつにトレイルで遊ぶべからずかも知れません。震災を機に自転車通勤されている方々もくれぐれも風向き・降雨の予報に注意され気をつけて頂き、ドライバーも省エネ運転を心がけ燃料を被災地に廻せるように出来たらと願う次第です。


下記原発緊急提言を視聴頂ければ必ず先の安心材料になります。
【武田邦彦先生ニコニコ動画投稿:聞く 緊急提言】
提言01視聴で全編オート再生可(全約25分)
→原発緊急提言01「水素爆発」
→原発緊急提言02「核爆発」
→原発緊急提言03「被曝を避けるには」←今ココ大事な情報
→原発緊急提言04「地震で倒れる!?」
→原発緊急提言05「逃げるなら」

【武田邦彦先生WEBサイト:読む 緊急情報】
→原発・緊急情報(1) →原発・緊急情報(2)
→原発・緊急情報(3) →原発・緊急情報(4)
→原発・緊急情報(5) →原発・緊急情報 原子力保安院という化け物
→原発・緊急情報(6) →原発・緊急情報(7)東京を逃げ出すべきか?
→原発・緊急情報(8)放射線はどこまで行くか?

【捕捉:グループ分布が視覚的判別容易サイト】
→【計画停電MAP】→【計画停電カレンダー】


大震災に追い原発事故など重なる国難に際し「日本の不屈の魂」において必ず復興すると誰もが信じてやまぬ事だと思います。自分達に出来ることは何が起きてもけして乱れず安全に生活を守る事。どこから発信された情報を信じ規範とするか。昨今の企業経営方針について良く問われる課題と同様で、情報に対する個人の「選択と集中」判断能力が問われる事態なのでありましょう。


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Comment

無題

2011/03/18(Fri)23:32

地震、津波、放射能
恐ろしいです。
気象庁は何かをかくしてます
http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/index.html#data

No.37|by あさまさ@やりきれない週末に突入|URLMailEdit

希望を捨てずにいきたいもの

2011/03/21(Mon)01:45

▲あさまささんへ:
ご無沙汰しておりますが、
今は山行きも自重し、被災地復興と環境改善をただ願うだけでありますね。
災害時の情報統制は当然なのかも知れませんが、
また安泰な時節によきお山で再会出来ますよう希望します。

No.38|by mtrmasa|URLMailEdit

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