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▲HOME MTB山紀行と私的散策記。

2/6:自然に活きる尊い生命に学ぶ

2009/02/06(Fri)00:45

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当方が腕故障を負い早2ヶ月。山行きたいジレンマ抱えながらも今月半ばには復活かと目論む。しかしトレイル探索するのに従来の野性の勘は衰えてないかと案ずるうち、以前出版社の方から頂いた本【ティッピ野生のことば】の体験話を思い出した。ついでに動画サイトでその姿を探したら存在し久しぶりに見て懐かしく思う。

主人公のフランス少女のティッピは、生後すぐにカメラマン両親ともにアフリカ・ナミビアでキャンプ生活を送ることになる。やがて野性に目覚めたティッピの最初の友達は象だった。そしてチータを呼び散歩したり、アナグマと一緒に穴を掘ったり幾多の動物たちと積極的にコミュニケーションをして行く。
彼女はどんな動物にも怖がらず話しかけ馴染め、猛獣と一緒にいてもなぜ襲われないのか不思議でしょうがなかった。しばらくぶりで再会した動物はもちゃんとティッピを覚えていることにも感心した。彼女には文明人が失った「疑うことを知らない純粋な心」を持ち絶えず示すのだと思えた。

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そして彼女は6歳の時一旦パリに戻り小学校に通うものの、その顔から段々生気が失われた。パリの犬・猫とは会話ができないのだった。それを憂いに感じた両親は再びアフリカの大地を踏ませる旅に出た。そんな愛娘の望みを最大限に叶え、動物に彼女を委ねる両親の寛大さも素晴らしい情操教育だと感動したものだ。

人は古来野性時代にティッピのような無垢な生き方をしていたはず。しかしやがて文明社会を形成するうち身の保障を求めるがゆえ、社会の中で優劣を競いストレスを増し、疑問が猜疑となり信頼関係を結び辛くなったのだろう。その結果無益な戦いを繰り返しより邪心が身に付いてしまった。
いつの時代でも真理を追及する存在はブッダやイエスしかり邪心の強い既得権者から弾圧を受けた。その者らも結局何らかの教えに帰依していくのだが、宗教は「人の弱さ」から生まれたものであることが解る。幸いにしてして元から慎ましく生きる野生動物にはそれら経典の教えは不要なのである。

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近代社会において精神疾患を多く負うのは対人ストレスが頻繁な先進諸国人である。その精神障害の治療法でドルフィン・アシステッド・セラピーなるものがある。それはただ患者がイルカと戯れ泳ぐだけで、自閉症等障害が癒され治っていくものである。抗鬱剤など投与しても自立的発揚がなければ根本治療になりはしない。

ティッピの行動はその逆転になるのだろう。自ら進んで密接し動物のほうが驚き喜んでいると思えるのである。彼女の利害なき心情行動は、私自身が少年期に猫4匹・兎1匹・インコ2羽を次々に拾い飼っていたせいかよく理解できる。なによりも動物の生き方には嘘がない。過度な欲もなく慎ましく過ごす姿に触れ続ければ、誰でも豊かな心持ちになれるに違いない。
都会でいえば下町の猫は警戒心がないが、繁華街ではそれが過敏である。要はそこに住む人達の優しさ度が違うことにある。
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【ティッピ10歳の印象的言葉】
「動物が好きということは、動物相手に喧嘩をしないということみたい。喧嘩することはあっても人間を相手にする喧嘩とは違う。たぶん動物はもっているものだけで、なんとかしようとするけれど、人間はいつもそれ以外のものを欲しがるからだと思う」

「動物は決して意地悪ではない。どんな場合でも、動物が攻撃的になるには理由がある。守るものがあったり、怖いから攻撃してくるの。人間とは違う」

これらは対象との信頼関係において真理を突いた言葉だと納得させるもの。下記でのティッピの「恐れを知らぬ無垢な姿」の映像にも驚くが、伴に行動するアフリカ・ブッシュマン達の映像もある。彼らこそ人類始祖の素朴さ原点を保持する尊敬すべき存在だと気付くものである。彼女自身は今や18歳となり動物と離れる事無くライオン飼育をしているそうだ。

【Tippi - Bridging the Gap to Africa】
細切れを繋いで短編ドキュメントに編集

⇒VGA Size Movie

今世の排他的な価値観を変えるのは難だが、個人的に精神浄化できることはある。トレイル探索にいそしんでいた自分達は、おおらかに過ごすうち野性に近づいていた。首都圏山でも多くの動物と逢えるのだ。山道で出会うハイカー方々も大抵優しく活き活きとしている。
山駆けて自分達が至福を得れるのは、寛大な自然に接しまたその神秘に息づく生命エネルギーを感受していることほかならない。
ネイチャー・アシステッド・セラピー(自然に癒される療法)は確実に良い効果をもたらしているはず。それにはただ「周りの生命と共に生きている」ことを意識さえすればいいのである。

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No.188|▲○DiaryComment(3)Trackback(0)

Comment

感無量。

2009/02/08(Sun)11:38

ご無沙汰でした。僕も昔犬と暮らしましたが、彼らは純粋そのものでした。
動画をまじまじ見たら、人にとって恐怖の多くは自身の妄想に過ぎないのではと思えましたよ。

No.1|by メガ|URLMailEdit

無題

2009/02/08(Sun)20:29

僕も田舎育ちだったので今になりMTBで駆け回っても何の違和感もありませんでした。
子供の頃は野山でワンパクをして、家畜とふれあうのも当然でした。子供時代におおらかに過ごすべきと思えますよ。

No.2|by Matz|URLMailEdit

必たるは寛容の精神

2009/02/12(Thu)13:41

▲メガ さんへ:
動物は警戒心があっても信頼を得れば、裏切ることはないでしょう。人間は勝手に自身にとっての脅威を決め付け、無節操に壊していきますね。寛容の精神を身につけたく思います。

▲Matzさんへ:
ワンパク精神が後世まで宿ることは当方も同様です。行動領域の範囲・性質できっと人の心の豊かさが分かれていくと思えます。

No.3|by mtrmasa|URLMailEdit

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