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2/24:【中華製MTBペダル品質進化形】レポート

2015/02/24(Tue)07:34

自転車製品は今やほぼアジア圏製ということは周知の事実。完成車・フレームの場合は梱包ダンボール表記で美利達やPACIFICだとか生産拠点がわかるけれど、取付パーツ自体は台湾・中国・ベトナム等を上手く使い分けているようだ。そのようにクルマと同様で輪業は完全にグローバル産業になっている。その中でも今回は日常街乗用ペダルを探してみた。かつて中国本土製のものは5年位前でも派手すぎ造形・カラーで毛嫌いしたものだ。しかしまた▶Aliexpressにて厳選してみると以前ほど酷い物は減りその技術進展に関心したもの。
そのなかでの詳細解説によると日本工業規格クリア製品もある。高級パーツを為替変動に伴い安くも調整しないのは国内代理店仲買の怠慢だと思うが、消耗品のペダルに一万円以上かけるのは日本とアメリカ人位ではないだろうか。独自判断だが以下に廉価良品質そうなモデルを抜粋選択してみた。まだ日本国内に出回っていない物ばかりだが、各製品はOEM関連でモデル名が別称であったりするので、US $:円のみ表記で各セラー製品ページにリンク。日毎為替変動のため参照程度に閲覧頂きたし。


▲US $29:3,592円


▲US $22.40:2,775円


▲US $38.98:4,828円


▲US $35.09:4,346円


▲US $37.33:4,624円


▲US $39.98:4,952円


▲US $25.35:3,140円


▲US $52.41: 6,483円


▲US $35.33 : 3,137円


▲US $33.12 : 4,102円


▲US $21.93:2,716円


▲US $13.99:1,733円


▲US $34.99:4,334円


▲US $19.23:2,382円

結局当方が購入したのは↑この最後のSCUDGOOD SG-12Sというモデル。数ある取扱セラーの中で最安値2,382円だが最高価格との差は倍も違ったりするので驚く。これは街乗り用なので軽量で良いのだが、下り系トレイルだと流行る薄型ペダルは自分の乗り方と体重ではアクスルが細くか弱いと思える。そこは強度のあるクロモリ製が必須である。



後で気づいたが上記(左)▲US $52.41: 6,483円製品と選んだ(右)▲US $19.23:2,382円製品は同メーカーで軸周りボディが同一だということ。踏むプレート形状のバリエーション違いで3倍価格になるのはデザインの工夫の成すところか。よく見ないと分からないポイントだろう。
現況では為替円安になっているためか以前よりも欧米系通販Wiggleなどの利用者は減っているように感じる。それらの扱う製品でさえ中華圏製なのだから原産国通販のほうが安いに決まっている。刻々と変化していくメーカー技術進化と市場展開をまた注目していきたい。
※なおAliexpressの利用方法は慣れれば容易だが▶自転車パーツの海外通販情報局・アリエクスプレスでの購入方法を参照頂きたし。


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2/5:MTBトランポ【ピックアップ最強列伝】

2015/02/05(Thu)03:40

これまで当方歴代のMTB積載車はステーションワゴンが主だった。15年前位からアコードワゴンとプリメーラワゴンを乗り継いだが、その最中にスマートなスバル BAJA(バハ:北米版レガシィ・ピックアップ)をUSフロリダ州オーランドで発見した。それはカーゴ部にハードトップCapを被せられ、荷台端には可動式テールゲートで積載エリアを拡張できた。物凄く惹かれたのだが、しかし逆輸入で運送・型式認定コストがかかり割高なので諦めざるを得なかった。そのBAJAも2006年には絶盤となったが今でも乗用車ベースの希少最速Wデッキピックアップであろう。






ピックアップ・トラックは北米では需要が高く、日本メーカーWデッキタイプも結構ある。そんな自分がピックアップ好きになった動機は少年期にウイリスジープのインパクトに憧れ、また後年に先輩サーファー貴兄がダットラを駆使した勇ましさに影響を受けたから。そして時を経て近年に軍用ジープ後継車GM HUMMERを伊豆モビリティパーク・オフロードコースで比較乗車する機会があった。該当ワゴンとピックアップとで悪路走破したが、荒坂越えではピックアップ車はボディが軋まず捻れ剛性が高いことを感じた。タイトな構造形状が功を成し後方視界も良かった。



しかしこの車両はハンドルを切り過ぎるとパワステが効きにくくなり、デフロック使用に気を使ったり大変であった。1ナンバー登録で高速料金は中型トラックと同じで高い。燃費も4km/Lなので安易に維持はできない。当車同様にHONDAリッジライン/NISSANタイタン/TOYOTAタンドラ等大型クラスはエンジンも4.0L以上で国内林道にはオーバーサイズだ。そこでよく出向く山系でフィットする中型クラス2.5L以下モデルを探してみた。




国産では昔はサニー/パブリカ/ファミリアなど電気屋さん御用達小型ピックアップもあった。しかし現況中型でさえピックアップは殆どなく日本車としても逆輸入車を求めることになる。驚いたことに乗用車市場から撤退したと思っていたISUZUが国内で知られないモデルをタイ生産で海外販売展開している。そのD-Max(2.5L~3.0L)はロデオという車種の後継らしいが、GMシボレー・コロラド姉妹車でもある。2009年には過酷なラリー・パリダカにもエントリーし活躍したそうだ。かつてのビッグホーン/ビークロスユーザーは気になるタフなモデルではないだろうか。





三菱L200トライトンは四駆名車パジェロ装備のトランスファーにビスカスLSD付センターデフを追加したスーパーセレクト4WDを採用。2.5L~3.5Lエンジン搭載をタイで生産している。存在感としては地味だが実質パジェロトラックであり登坂走破性は下記動画の通り凄まじい性能である。2011年まで国内販売もしていたので時より街で見かけたが、やはりWデッキタイプは全長もリアオーバーハングも長すぎに見えた。





トヨタハイラックスはサーフを最後に2009年国内販売終了した。現在タイ生産でこれには部品製造子会社も同時進出させたため部品単位で高品質を誇る海外向け車種となった。歴代車はBBCトップギア企画▶【Killing a Toyota Part 1~3】で爆破後も稼働しそのタフさが評判になった。そして皮肉にもアラブゲリラ御用達の武装車両として君臨する車種になる。現行型は並行輸入業者取扱だが右ハンドルHILUX VIGO2.5Lディーゼルが300万円以上と高価である。





日産ピックアップも12代目となるそうだが、その2014新型NP300ナバラはいわゆるダットラの末裔になろう。新車種は快適・利便性を備え2.5L直列4気筒ディーゼルエンジンで四・二輪駆動別パワートレインを用意。標準・ワイドボディやダブルキャブのバリエーションも揃え内装もアーバンテイストで洗練されている。これもタイ生産にて海外向けの輸出車らしい。グラマラススタイル+2.5Lディーゼルでも190hpと高性能で同クラスでは私的No.1セレクト車である。





ヨーロッパEU諸国においても日本同様に需要が少ないのか、ピックアップ中型クラス車種があまり見当たらない。VolksWagen AMAROKは大型なのに2.0Lエンジンで500万円以上と高価だ。その弟分のSaveiroは1.6Lでゴルフベースのようだ。VWブラジルで製造し並行輸入になり価格未定。Fiat Stradaはモノコック構造の前輪駆動用プラットフォームが特徴でこれまたブラジル生産。1.3L 4気筒ディーゼルターボユニットでキビキビ走る印象である。






主だった車種でも以上のように少数派車種だが、また希少タイプが軽自動車にある。それはダイハツ・ハイゼットデッキバン/スバル・サンバーオープンデッキ/三菱ミニキャブ・ダブルキャブ。うち惜しくも三菱車は2014年3月で生産終了となったがネットで探してみると荷台にMTBも2台充分に積めるのでユーティリティに優れている。自分がよく山間部で見かけた当車種だが、主に林業+狩人の需要があるようだ。猟犬を後席に獲物獣を荷台に分け積む使用をするらしい。当車種は商用内装なので一般需要は望めないのだろうが、カスタム次第ではかなりキュートになるスタイリングだと思う。





私的実用特選車は[日産ナバラ]なのだが、我が国最強の林道適応トランポ車種は[スバル・サンバートラック改WRCラリー仕様]である。2012年までのサンバーは他車にない四輪独立懸架でリア床下に横置4気筒+スーパーチャージャーエンジンを搭載。加速トルクの出方がダイレクトで空荷でもトラクション確保し安定走行を誇った。通には「農道ポルシェ」と評価されたが、まあ逆にポルシェにはサンバートラックの役割はできなかろう。近年2012年にはトヨタ連携になり軽車種は惜しくも系列ダイハツ製OEMに成り果てる。その切替前需要では高速酷使する[※赤帽サンバー]軍団が既存オリジナル・スバルサンバーを買い占めたほどだったという。



(※「赤帽サンバー」とは:その赤帽仕様は長時間高速運転に対応し酷使に耐えるようエンジン周りの耐久性を上げている。ヘッドが赤色で『赤帽専用』の刻印が打たれプラチナプラグ使用。赤帽仕様の中にはオーバーホールなしに50万キロ走った例もざらにあるという。この専用新車は赤帽組合員以外は購入不可で一般は中古でしか購入できなかった。)
軽自動車存在感についてはかつて2000m級大菩薩嶺へ登るに峠まで登山道を駆け上がる山小屋業四駆軽トラを見ては驚いたもの。まさに日本の農林業を支えてきたのは軽トラ・バンに違いない。

▼サンバートラック改WRCラリー仕様

▼赤帽専用レッドヘッド・エンジン


本稿は結局スバル羨望にはじまりスバル賞賛とあいなった。当方実用希望の中型ピックアップ車種は近年SUVラグジュアリー化の流れに傾倒し過剰電子装備や軽量化してきたと感じる。生産拠点も日本車は東南アジアで欧州車は東欧・南米にシフトしグローバル体制へ移行した。新興国向けは現地市場の成長戦略を目論んだものであろうが、その事業安定化・効率化のおかげで多くが並行逆輸入扱いで高価になってしまった。
自転車積載においてローディー方々のトラッカー志向というのは見たことが無いのだが、ルーフ&カーゴにMTB5台+5ライダーを積めることができ機敏に運ぶにはWデッキピックアップが今でも一番だと思う。して我輩は希望ピックアップにMTB積み勇猛に荒野を駆けられるか。またもふりだしフィールドオブドリームなりか如何に。



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1/28:腕時計コレクション【価格破壊への道】の巻

2015/01/28(Wed)00:36


▲SUUNTO Observer
当方がトレイル用に最適な腕時計を最初に求めたのは去ること2004年になる。CASIO-PRO TREKと比較検討し▶SUUNTO Observerを購入した。しかし本体丈夫さに対し10,500円もするチタンベルト交換を2回もした。トレイル行程では[高度計・気圧計・コンパス・クロノグラフ]と多機能で重宝したが、乱暴なトレイル使用にて上記写真のように傷だらけになった。このロングセラーモデルもいよいよ絶盤になった。7年頻用した2011年には導入iPhone4sに登山用アプリが現われその記録機能に役を譲る。これを機に元々自分の収集嗜好である時計選びに傾倒していくのだった。





▲Fossil JR1157
2012年初めに機能を絞って耐衝撃性がある頑丈モデルを求めていく。昨今のクロノグラフ流行全盛のなかではカジュアル・スポーティ路線で定評ある▶Fossil-JR1157を店頭で見てその個性存在感に惹きこまれた。このブランドは世界売上第6位だそうで品質機能も問題無し。リューズガードもありタフな仕上げである。ハーレー乗りが着けるような全周革ベルトで金属部分が肌に触れず着け心地良好である。そんなアメリカン・クラシカルと最新トレンド融合のイメージが気に入った。





▲Festina CHRONO BIKE LIMITED
そして同年暮にはリリース直後の▶FESTINA CHRONO BIKE LIMITED EDITIONが入荷国内希少と聞きタイムリーな臨時収入もあり思い切って購入してしまう。FESTINAはツールドフランス他サイクルシーンでタイムキーパーをしているスイスブランド。フェイスは多層式に組まれた立体感ある文字盤で緻密細部仕上げは素晴らしい。ムーブメント自体も結構ズシンと重く耐久性もある。オールブラック限定版は他カラーよりも30,000円以上も高価だとを後に知り驚く。そのダークさは精悍だが暗いシーンでは見づらく、未だにドロンコにするには気が引けてくるのだ。





▲GUESS W0040G3
年明け2013年夏にはアーバンモデルを物色することになる。何気なく店先覗きに行きコンパクトで上品なモデルに釘づけられる。▶GUESS RIGOR-W0040G3である。暫くスポーツモデルばかりで日常で使える気品ある時計を持っていなかった。ローズゴールドとブラウンのカラーリングのマッチングが色っぽく即決お持ち帰りとなる。ビッグフェイスなクロノ流行の中にあっては小顔で凛々しく、またロック式リューズ採用で10気圧(100m)防水でもあり実用性にも優れたモデルである。




冒頭4点が近年購入の主要モデルになるが以前から貯めた総数は12種である。しかし常用は使いやすい物に偏るのであとは置物化している。腕時計のように繊細ディテールを構成する製品選びは[作り手創造欲とユーザー好奇心]がフェイス上で駆け引きするようで選択に飽きない嗜好である。

さて時計ブランドの多くがスイスに存在するが、ギリシャ経済危機以降スイスフラン高騰影響を受け各社値上げしている。中でも売上高ではスウォッチグループが世界1位だが、もはやアジア製造シフトもしてるに違いない。なので従来中価格帯で買えたスイスメイド腕時計は無くなる事は確実であろう。高級品が中国製と発覚してもショックを受けなくなったのはスポーツサイクル製品も同様である。



中華帝国の侵略来たり
昨今Amazonや楽天等Net通販では時計も最安製品選択できる。アジア全般では日本で認知薄いが中国の▶ALIBABA▶ALI EXPRESSは同グループにおいて昨9月米NY証券取引所に上場し時価総額は25兆円となった。有数ネット企業においてAmazon(16兆円)/Facebook(22兆円)を抜き去りGoogle(43兆円)に次ぐという快挙を成し遂げている。

直ライバルのAmazonは製品配送早急で利便性向上を謳うが、これは決済信用調査を後回しにしても出荷を急がせているからだという。まあ日本市場の決済信用度が高いから並行作業ができるのだろう。中国生産品は偽物が多いのではと敬遠をしていたが、ALIBABA決済では製品受取側が納得しなければ出店業者に支払しない仕組みを作り詐称取引は無くなる。[高評業者・送料無料・一点販売可]の選択も利用者の信用を得たようだ。当方もALI EXPRESSサイトを見回し需要広範製品は多種大量でまた激安なのに驚いた。多大セラーで売価に開きがあり各条件比較するべきだが、中でも元来資本主義の香港業者が定評があるようだ。かつて香港土産といったら免税嗜好品や偽物時計が思い出されるがもう時計も昔のチャチさはない。


▲上記2点仲間にお土産放出したアルよ。

コピー時計生産地は主に中国なのは知れた事。商標までコピーした製品は絶対悪だが、デザイン模倣で独自商標製品はコピーとは言わない。試しに中華製CASIO模倣的製品を選択購入したが、デジアナ時計は初めてで現時間+換算の視認効率が良いと納得した。今やCASIOは日本一売上メーカーへと成長しそれだけオリジナル製品に比例し模倣製品のレパートリーも多大になった。ALI EXPRESSでの廉価品には「換えるバッテリーより安い」買い得感があり驚くが、高価格帯でも日本市場の10%~20%位で購入できる。難儀は到着に2週間かかることだが追跡サーチができ気長に待てばよい。実際に購入したもの以外にも▶格安高品質カッコイイモデルがあったのでご覧あれ。

製品利用に関しても使う場に応じ機能・品質を使い分けることが賢い選択だろう。世界市場が[欧米型ぼったくりブランドVSアジア型ダンピング]の戦場に成り果てた以上は合理主義であるべきだ。もはや見栄と恥は対峙せずスマートな柔軟さが賢明であると言える。そのような経済観念に良識を持つことが現代消費者の処世術とするべきである。


▲乱暴に扱っても充分使えるアルね。


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1/21:【パイオニア魂・ルート探索のツボ】リポート

2015/01/21(Wed)17:31



昨晩秋より時折MTB無しトレイル探索をしています。かつては複数人でメインルートを楽しんだついでに脇道探査をしたものですが、その頃は手探り急ぎ足のルート探しでした。対して単独マイペースで歩く速度ならば従来見逃した情景認知・分岐の注意も出来てきます。自然の中で地図目印を辿り行程タイムを競う競技がオリエンテーリングとされますが、未知のMTBルート探索はこれに似た趣旨に思えます。各地点間はいか様にも進みより良いルートを模索進行することがトレランやクロスカントリー等とは違うのであります。

昨今登山ブームの喧騒を避け名山でもバリルート(メイン道以外のバリエーション)を経由される登山家のWeb記録も散見されます。MTB活動でも急増したハイカー&トレラン方遭遇での躊躇も多々あります。そんな双方干渉を避けるため自分達は「ゲリラ的行動に成らざるをえないのか」その課題解決に新たなバリエーションを求めることも選択肢となっていきます。その多くは一般使用の1/25,000地図の破線登山道としても載らないことが普通であります。

[今年初行動▼奥武蔵北部:同頂・同終点のWトレイルMap & Movie]



事案として「山上に寺社がある場合は表参道以外に裏参道も存在する」ような状況があるとします。その裏道は日陰・強風等の悪条件でメインとして扱われなかったと推測しましょうか。新規ルートを求めるにはそのようなダメルートかもという前提覚悟もいります。その反面時より「期待せずに分け入った尾根先が楽しめたり」という奇遇もあります。またそのような賭けには失敗を重ねた経験値も必要なのですが、当方はかつて仲間内より「ヤブ王」と言われ先を急ぎ戻ることをしない強情さがありました。その悪い結果で谷沢に迷い落ち戻るに困難な目に遭ったことがあります。

なので「不測事態によって撤退する際に一般ルートに戻れる」というのが鉄則ではあります。所詮枝道であろうと良い道筋を確定するには[失敗ルートを踏破し潰していった結果]でもあると納得してゆくことです。肝心なことは方々山域を散漫に攻めるよりも[特定山域道を集中的に攻める]消去方法でルート確定したほうが効率が宜しいと思います。




[昨晩秋行動▼奥武蔵中部:同頂・同終点のWトレイルMap & Movie]




最近自身の20年未満の山遊びで記録したMap/Log(gpx/kml)データを整理すると総計67山径ありました。しかしその内でもまともに走れるトレイルは30%にすぎません。年々登山道・林道整備はかなり進展しました。昔愛読した山サイバイブル[MTBツーリングブック コースガイド関東版/甲信越版]に載ってたのに知らぬ間に尾根を分断し乗り上げた林道が全舗装化になったり、また中には鉱山・宅地開発で峠法面から先が寸断消滅した無念もありました。

そもそもガイドブック情報にないのがバリルートであるので[初心者向・上級者向]などのレベル難易度は登攀するまで判断しようがないのです。例え書物にレベルが記されてもそれは達人としての経験値記述なので全て充てにはなりません。何も知らず彷徨う過程で「こんな辛い道が初心者向のはずないだろう」的厄介なルート解説もありましたな。そのガイド本も24年前の発行なので残存価値希少で中古で15,000~20,000円もするのにも驚きます。




時代を経て登山情報を得るにはハイテク機材が現れます。位置情報ついては携帯ハンディGPSナビゲーターGARMINがメジャーですが、しかしそれは高価過ぎたので当方はPC上でカシミール作図したプリント+廉価GPSロガーを使っていました。昨今それらを用いずともスマホ優秀アプリが性能を増し充実してきます。現状当方が頻用のiPhone AppはOffライン地図閲覧機能があり節電にも助かるものです。その4種機能は下記に示しますがこれだけで現状は無双無敵です。しかしいかなる不測事態にも対応できるよう現地には必ず紙の地図携行が肝要なりであります。


【▲Photo左より:機能詳細各タイトルリンクにて】
▶【Runtastic Altimeter】[無料]
コンパス/天気情報/GPS/日の出入データ/高度計機能。景色を高度情報入フォトで保存可能。
▶【Runtastic Mountain Bike】[基本無料・PRO版のみ500円]
高度計測/On&Offライン地図等多機能で情報シェアでき街・トレイルでも高性能サイコンに。
▶【ヤマレコ】[無料]
登山記録を共有できるWebサイトアプリ。山系別に行程要点を確認し活用できるので便利。
▶【Google Earth】[無料]
3D表記で高度/尾根傾斜/谷深度/ランドマーク等状況認識ができ危険回避にも有効。

一番使用するRuntastic Mountain Bikeのような機能類似の計測アプリは数々ありますが、賢明な選択としては携行閲覧はもちろん連携できるWebサイトもあること。PC上でブラウジングでき[予習→ルート確定→復習]ができることが大事です。多種ある中で意外とない機能は[得たLog(gpx/kml)データの入出力]です。これが出来ないと他種アプリで情報共有もオフライン閲覧確認も不能になります。これまで15年位でのWeb環境・デジタル機器の進化は目覚ましいものがありました。これらの恩恵で現状トレイル記録・同志交流が果たせたのだと確信します。



交流関係の中では当方以上に[裏闇ルート大好き]の友好同志がおります。かつて伝達したルートを基に同山系にてゲリラ戦を展開し、その勢いときたら[パイオニア魂+山バカ全開]で多方面に活動拡張中なのであります。この嗜みは客観的に捉えると病気のようでありますな。下記動画の続編ではかつて自分達が道程分岐の立木に巻いた誘導テープが6年後の今に残ることに感心したものです。

昨今朽ちた廃道を蘇らせるボランティア団体の活動もあってか、地方でも伊豆山伏トレイルや日光戊辰道など古道復興活動の知らせがあります。昔のように開拓ルートを公にはできないでしょうが、果敢な同志各位がさらに未踏の登攀・降下ルートを求めて頂きたく期待応援していきたいものです。


▲先導:▶【山岳爆走隊MTB親父】閣下 ▲撮影:▶【ヘアコバblog】殿下



▲撮影:▶【中華カーボン29er 次郎】殿下



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1/11:【ゴリラパークBMXジャム】乱入リポート

2015/01/11(Sun)04:51





1/10ポタリングがてら南浦和・外環高架下にあるゴリラ公園トラックに立ち寄る。昨年末バイクデモで会ったYA君の友人Jr軍団がトラックを駆け模擬レースをしているというのだ。5歳~8歳位のチビッコ達は頭に合わぬデカ過ぎフルフェイスをかぶりその4~5等身の様が微笑ましいもの。予想よりも混雑しなかなか自分はトラックを巡れず。ようやくの隙間に駆け出したら2週回った位で「ノーヘル禁止です!」と少年選手に叱られた。忘れたことに恥ずかしく脇へ退散し撮影に耽る。



ここ川口市は他にもスケートパークがありエクストリーム志向への理解がある行政だと思う。ただゴリラ公園コースの管理は川口市公園緑地公社ではなく、実際は日本オフロードショートトラック連盟と有志方々による整備を実施運営されているそうだ。そんな▶【ドカタマニアご一行】のメンテ作業を拝見するとその大変さご苦労に頭が下がるものだ。おかげでトラックの成り立ちは以前よりもコーナーバームはせり上がり立派になりサイドグリップが必要なくなった。





ローラー凸凹もサイド土嚢固めで端正な造形を保ち本格的なレース環境に成ってきた。ただあくまでBMXトラックなのでローラーピッチは20inchホイル向きであり、オープン環境であるからして安全考慮でジャンプしにくい設計であるといえる。上記連盟は緑山とここを管理するが、どちらも中規模ながら色濃い山砂を盛り固め本格的なコースに仕立て上げている。固め湿感ともに最高に管理されているとあらためて関心した。







2年ぶりに再訪したゴリラ公園へは転居して自走で30分で来れるようになった。またオフロードトラックではないが自宅からの自走範囲には5カ所ボウルランプ中心のパークが続々オープンしてきている。こんな良い環境で今のアクティブキッズ達には至福の時代だとうらやむ次第。そんな少年勇者から[2020東京五輪BMX競技]エントリーを目指すべき才能もきっといることでしょうな。


▲アクアパーク吉川

▲SPEED SHOP FUST

▲並木元町南公園

▲M's Ramp Lab Skate Park

▲野田パーク

▲2020年東京オリンピックBMX有明トラック会場



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12/24:【奥武蔵WDH山修行年納め】の巻

2014/12/25(Thu)21:14





昨12/23(祝)3年ぶりに仲間の第二期生・楽転隊+αが奥武蔵核心部へ集結。山行ブランクが長く緩やかな尾根へどうかと考えたが、元々皆山バカ係数が高いため禊(みそぎ)の修験道へ落とし込むに決定。目的到達点800m未満標高はいつ来ても本山系トップクラス眺望である。麓では寒いかと案じたが思いのほか無風温暖で気概が高まる。山並みの彼方に堂々たる富士の頂が我らをお見送りである。











ここは近年開拓ルートのため皆初走行になる。激下りが続く大谷峠下りでは動体視力が追いつかず日射の明暗で枯葉と小岩の区別がつかない。未知への不安+期待が入り乱れてか狂喜の隊列が往く。やけくそになりながら慌てながら上着を剥ぐくらい暑くなり緊張の汗もともにかく。急遽参加の▶︎中華カーボン29er&らぴ&インテンス◀︎次郎氏の大開拓談には皆呆れ関心したのだが、彼は近年奥武蔵の懐深さにハマり本アドレナリン噴出ルートもお気に入り認定頂く。











皆気心の知れた輩で気も使わずただ楽しみに集中すればよかった。馬鹿さ加減は不変にてブランクも感じなかった。午前午後2ルートを駆けたが5時間山中をうろついても至福の時間はあぁ短し。幸いな気候のもと皆現実社会での抑圧から精神解放できたのだろう。自身に嘘はつけないそんな正直な喜びは撮れた映像にもしっかり記録されていた。笑みの絶えない良い年納めの山径巡りだった。

▶︎12/23山修行記録アルバム▶︎[141223KAN8WDH]◀︎





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12/10:【Y’s Roadスポーツバイクデモ】リポート

2014/12/10(Wed)16:34







毎年恒例【Y’s Roadスポーツバイクデモ2014】が12/6戸田市彩湖・道満グリーンパークにて開催。友人YA君と待ち合わせ14:00に到着。あぁ前回にも増しロード・クロスバイクユーザー比率が増えたこと。しかしその層も変異しやたらアニメオタク風グループが多く、コスプレ&痛BIKEそしてローディ女子も増え目立っていた。これもアニメ「弱虫ペダル」ヒットの影響だろう。それには本来の正統派ローディさん達もドン引き状態だったのではないか?







おかげでMTB族が少ない分その2015モデルは試乗し放題であった。2015カラーリングについてはグラビティ系はやたら蛍光色の派手なモデルが多く、フレーム素材もDHまでカーボンだらけが目立った。ハードテールモデルは逆にマットな地味系カラーのファットモデルが増えていた。ホイールサイズに関しては多くのメーカーで26inchモデルが絶滅傾向で27.5inch(650B)が主流になっていくようだ。日本人の胴長寸胴プロポーションでは既存の29inchはおそらくは売れなくなると勝手に予測する。










▼BIKE DEMOベスト2015モデル

▲GRAPHITE DESIGN DOKKE AM
今回のMTB部門お気に入りNo.1はグラファイトデザインDOKKEオールマウンテン。太めのカーボンチューブで要所にしなやかなカーブを描いたフォルムが美しい。元々ゴルフ・カーボンシャフトのメーカーなので高度な成形技術とノウハウを蓄積し反映させていることだろう。
DOKKE AMフレーム 小売価格(税込)205,200 円



▲LOUIS GARNEAU GORDY
ルイガノブースにてメーカーカタログを眺めていたら懐古的モデルを発見。エレベーテッドチェーンステーフレームのGORDYだ。スキンサイドタイヤにカンチブレーキそして変速系は7s時代のサムシフター採用なのだ。こんな20世紀末的製品まだあるかレベルの驚きレトロ仕様なのである。
GORDY ¥95,000(本体価格)



▲LOUIS GARNEAU LGS-TRC1
同じくルイガノブースではトップチューブからステムにかけて流麗シェイプが美しい27.5inchアーバンバイクLGS-TRC1を発見。ドライブトレインにはメンテ省力化できるベルトドライブ+シマノALFINE INTER8を採用。(チェーン仕様も有)
LGS-TRC1 ¥140,000(本体価格)



▼番外マイベスト2015モデル

▲CANYON URBAN7.0
上記モデルLGS-TRC1はどこかで見たと思えばこの[CANYON URBAN7.0]に極似であったのだ。同様コンポでこの展示には無くOEM製造なのかも不明である。これにブロックタイヤ装着ならばスマートなMTB化が可能になる。マットグレー色調でインケーブルのシンプルチューブ成形でシックにまとまるフォルムは物欲筆頭モデルなのである。
CANYON URBAN7.0 171,499円(本体価格)






昨今足許の為替市場で一時1$=106円台に乗せるなど円安・ドル高の傾向が鮮明である。よってスポーツサイクル界では素材構成ハイテク化とともにハイエンドモデルは特に価格高騰しておりまする。逆にエントリークラスは中華大陸製としコンポグレードをかなり下げ廉価に抑える傾向にあり。仕様差(貧富の差)からなるヒエラルキーが広がって感じてくるもの。選択する側も選り好みの度合いが細分されるだろうが、物欲病発症なれば大事にできるモデルを見定めていきたいものだ。









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